診療科・部門

耳鼻咽喉科

科の方針

科の方針

耳鼻咽喉科診療一般(耳・鼻副鼻腔・口腔・咽頭・喉頭・頭頸部・めまいの疾患)に対応しています。耳鼻咽喉科は、聴覚・嗅覚・味覚・平衡感覚などを扱う感覚器の専門家であると同時に、摂食嚥下・音声言語・呼吸などの機能と、それに必要な口腔・咽頭・喉頭・鼻腔の専門的診察を行う科といえます。当科はスタッフ全員が日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医(うち指導医2名)であり、質の高い医療を提供し、患者さんに満足していただける診療を目指しています。

診療内容

外来センター病院(伊福町)では、迅速な診断、丁寧な説明を心掛け、患者さんのニーズに沿った治療方針を作成するよう努めております。外来センター病院では、「めまい・難聴」を得意疾患の一つとしています(スタッフ全員が日本めまい平衡医学会認定めまい相談医)。めまい診療については、フレンツェル赤外線眼鏡を用いた一般的な平衡機能検査で原因が突き止められない場合は、必要に応じて中枢(頭の中)に異常がないかCTやMRIで検査をします。また、めまいの精密検査として外耳道に水を流し入れて内耳を刺激するカロリックテスト(温度刺激検査)に加え、2017年より前庭機能検査として前庭誘発筋電位検査(VEMP)を岡山県で初めて導入し、より正確な診断を心掛けています。治療では、2019年にめまい(メニエール病、遅発性内リンパ水腫)に対する中耳加圧療法を岡山県で初めて導入しました。2021年より、内リンパ水腫の画像検査(MRIによる)を始めました。また、突発性難聴に対する救済治療(ステロイド鼓室内投与や高気圧酸素療法)も行っています。

総合病院(国体町)では耳鼻咽喉科入院、また他科入院患者さんの院内紹介に対応しております。現在、内視鏡下鼻副鼻腔手術を中心に入院、手術を行っており、難治性副鼻腔炎である好酸球性副鼻腔炎にも対応しています(厚生労働省難病指定医2名在籍)。また、薬物療法が効きにくい重症鼻炎(アレルギー性鼻炎)に対する手術治療にも対応しています。全ての緊急疾患や手術に対応することは困難であるため、疾患によっては患者さんとの相談で治療可能な連携医療機関を紹介しております。

 

お知らせ

2021年8月から新たなめまいの画像検査(内耳造影MRI)を始めました。

見学について

当科では、耳鼻咽喉科・頭頸部外科に興味のある医学生・研修医の見学を受け入れています。
当院での初期研修を修了された後の耳鼻咽喉科後期研修の進路も岡山大学、日本大学、山口大学などさまざまで、スタッフ全員でサポートしています。
興味のある方は人事課までご連絡ください。

 

診療実績

疾患(件数) 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
めまい 1,015 1,270 1,595 1,429 1,027
慢性副鼻腔炎 513 690 1,072 1,118 740
好酸球性副鼻腔炎
(指定難病)
9 9 44 103 78
アレルギー性鼻炎 869 960 1,323 1,376 1,047


手術
 (上位5疾患)
2020年
①口腔・咽頭手術:61件 
②鼻副鼻腔手術:40件 
③頸部手術:15件(うち悪性7)
④耳科手術:10件
⑤喉頭手術(LMS):6件

2021年
①鼻副鼻腔手術:58件
②口腔・咽頭手術:56件
③耳科手術:12件
④頸部手術:11件(うち悪性3)
⑤喉頭手術(LMS):8件

令和5年3月1日

科別
午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後
耳鼻咽喉科 休診 野山 検査・処置 平井 検査・処置 休診 中井 検査・処置
中井 検査・処置 野山 検査・処置 平井 検査・処置
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受付時間 (初診)8:00~10:30(再診)7:30~10:30(紹介状持参の場合、初診8:00~11:30 再診7:30~11:45)
外来診療開始 8:30~
 ※ただし、予約の方、救急の方はこの限りではありません。
 ※黄色いマーカーの部分が当月の変更箇所です。

外来診療担当表(全体)はこちらから