岡山済生会総合病院

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診療科・部門

中央検査科

中央検査科の紹介

中央検査科の特色

臨床検査は、患者さんの病気を発見したり、治療法の選択、治療の効果判定、経過観察などにおいて欠かすことのできない重要な情報です。中央検査科では「迅速に、質の高い臨床検査を提供する」のビジョンのもと、的確な臨床検査サービスを、速やかに提供できるよう心掛けています。

臨床検査は、患者さんから採取した血液、尿、便、喀痰、組織、細胞などを検査する検体検査(生化学、免疫血清、輸血、血液、一般、微生物、病理)と、心電図、脳波、超音波などの患者さんを直接検査する生理機能検査に大別され、当院では医師1名、臨床検査技師51名、事務・検査補助員3名で担当しています。また、耳鼻科、泌尿器科、内視鏡センター、健診センターなどにも臨床検査技師を派遣しています。さらに、チーム医療の一環として採血業務、肝臓病・糖尿病・腎臓病などの各種教室、感染対策委員会、医療安全委員会など多くの委員会活動に積極的に参画しています。

取得資格一覧 (2015年10月1日 現在)
資格 人数
認定輸血検査技師 3
認定血液検査技師 2
認定一般検査技師 1
認定微生物検査技師 1
感染制御認定臨床微生物検査技師 1
感染制御スタッフ 2
糖尿病療養指導士 1
栄養サポートチーム専門療法士 1
資格 人数
日本臨床細胞学会認定細胞検査士 7
国際細胞学会細胞検査士 4
超音波検査士(消化器) 9
超音波検査士(体表臓器) 5
超音波検査士(健診) 5
超音波検査士(泌尿器) 3
超音波検査士(循環器) 2
超音波検査士(血管) 2
資格 人数
二級臨床検査士(微生物学) 3
二級臨床検査士(血液学) 3
二級臨床検査士(病理) 1
緊急臨床検査士 1
内視鏡技師 1
第2種ME技術者 2
健康食品管理士 1
中級バイオ技術者 1

一般検査

一般検査室は本館2階の採尿室の隣にあり、尿・便・穿刺液(腹水・胸水・脳脊髄液・関節液)・精液の検査を行っています。血液検査室、採血・健診業務と掛け持ちで、一般検査室は通常1~2名の技師が担当しています。

尿検査(定性・沈渣)

尿検査(定性・沈渣)

尿定性はAX-4030、尿沈渣はUF-1000iにて測定後、尿沈渣鏡検者がデータのチェックを行い、病院独自の目視基準に該当する尿のみ鏡検します。

検査時間:約10分(診察前検査対応)

尿検査(定性・沈渣)

尿検査(定性・沈渣))

“アルカリ尿で蛋白(+)、偽陽性かも…確認試験をしよう!”
“異型細胞かも?先生に細胞診を勧めてみよう!”
“変形赤血球だ、糸球体からの出血かな?”
…奥の深い尿沈渣。勉強会には積極的に参加し、新しい知識の習得に努めています。

便検査

便検査

便潜血(免疫法)はFOBITWAKOにて測定しています。その他、膿球や脂肪球の有無の確認、寄生虫の虫卵検査を行っています。

検体 件数
尿定性 200~300件/日※
尿沈渣(目視法) 100~200件/日(50~100件/日)
便検査 50~200件/日※
穿刺液 30~40件/月
精液 3~10件/年

※健診センター、へき地検診の検体も含む

生化学検査・免疫血清検査

1日約500~700検体を検査しています。
肝機能、腎機能、膵機能、糖代謝、脂質、循環器機能、血中薬物濃度、感染症マーカー、内分泌機能、腫瘍マーカー、自己免疫機能、血液ガスなどを、自動分析機器で検査しています。
人員配置 4人

迅速検査

各種検査キットを使用しています。下記の検査の多くは、24時間検査可能です。
検査時間:10~20分

自己免疫疾患検査
遺伝子学的検査

検体前処理分注装置

検体前処理分注装置

LabFLEX 2500(日立アロカメディカル株式会社)

血清を各種自動分析装置用に分注します。

全自動化学発光酵素免疫測定装置

全自動化学発光酵素免疫測定装置

LUMIPULSE PrestoⅡ(富士レビオ株式会社)

ホルモン、腫瘍マーカー、肝炎ウイルスマーカー、甲状腺自己抗体を測定しています。

測定時間:約30分(診察前検査対応)

生化学自動分析装置

生化学自動分析装置

LAbOSPECT008 (株式会社日立ハイテクノロジーズ)

電解質、蛋白質、脂質、低分子窒素化合物、肝酵素、膵酵素、筋酵素等を測定しています。
24時間稼働しています。

測定時間:約15分(診察前検査対応)

3台の機器を1列に

3台の機器を1列に並べ検体搬送にかかる時間を短縮し、迅速に検査が行えます。

さらに同じものを2列並べ、フルバックアップ対応しています。

化学発光酵素免疫測定装置

化学発光酵素免疫測定装置

LUMIPULSE G1200(富士レビオ株式会社)

高感度HBs抗原を測定しています。

測定時間:約30分(診察前検査対応)

生化学自動分析装置

全自動化学発光免疫測定装置

ARCHITECT アナライザー i2000SR(アボットジャパン株式会社)

ホルモン、腫瘍マーカー、循環器マーカー、薬物(抗生剤、抗てんかん薬、免疫抑制剤等)、等を測定しています。

測定時間:約20~30分(診察前検査対応)

全自動電気化学発光免疫測定装置

全自動電気化学発光免疫測定装置

cobas e 411(ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社)

感染症マーカー、膵・消化管マーカー、ホルモンを測定しています。

測定時間:約20分(診察前検査対応)

血液ガス分析装置

血液ガス分析装置

ABL800 FLEX(ラジオメーター株式会社)

血液ガスを測定しています。
24時間稼働しています。
1日約30検体測定しています。

測定時間:約2分(診察前検査対応)

全自動糖分析装置

全自動糖分析装置

血糖を測定しています。
1日約300検体測定しています。

測定時間:約30秒(診察前検査対応)

自動グリコヘモグロビン分析計

自動グリコヘモグロビン分析計

HLC-723 G11(東ソー株式会社)

ヘモグロビンA1Cを測定しています。
1日約200検体測定しています。

測定時間 約30秒

全自動糖分析装置と、グリコヘモグロビン分析装置を連結しています。

全自動糖分析装置と、グリコヘモグロビン分析装置を連結しています。

全自動電気泳動装置

全自動電気泳動装置

CTE780(株式会社常光)

蛋白分画を測定しています。
1か月あたりの検体数は、約350検体です。
週に2~3回検査を実施しています。

自動グリコヘモグロビン分析計

浸透圧自動分析装置

OSMO STATION OM-6050(アークレイ株式会社)

血清と尿の浸透圧を測定しています。
24時間稼働しています。

測定時間:約3分(診察前検査対応)

PCR検査用自動測定装置

全自動電気泳動装置

PCR検査用自動測定装置

Taq Man「オート」システムB

①検体前処理装置 コバス AmpliPrep
②遺伝子解析装置 コバス TaqMan48
(ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社)

B型肝炎ウイルスDNA、C型肝炎ウイルスRNAを測定しています。
1か月あたりの検体数は、B型が約130検体、C型が約250検体です。

週に2~3回検査を実施しています。

血液検査

血液検査室では、血球計数、血液像、凝固線溶、赤血球沈降速度(血沈)、骨髄の検査を行っています。7名の検査技師で、血液検査・一般検査・採血・健診センターの業務を兼ねており、常時2~3名で血液検査を担当しています。勉強会・研修会などには積極的に参加し、認定血液検査技師や二級臨床検査士(血液)の資格取得に励んでいます。また、週2回の血液内科外来で行われる骨髄穿刺では、非常勤の医師と共にスライド標本のディスカッションを行い、知識の向上に努めています。

多項目自動血球分析装置

多項目自動血球分析装置

XN-9000(sysmex)

赤血球・白血球・血小板の算定や、白血球分類を行っています。

測定時間:約5分(診療前検査対応)

全自動血液固測定装置

全自動血液固測定装置

CS-5100(sysmex)

止血・血栓に関する項目(PTやAPTTなど)を測定しています。

測定時間:約10分(診療前検査対応)

顕微鏡での白血球分類

顕微鏡での白血球分類

自動血球分析装置で、血球の数や形などの異常が疑われるとき、目視で白血球分類を行っています。

骨髄検査

骨髄検査

血液細胞が造られている「骨髄」に針を刺して、血液細胞の異常の有無を検査しています。骨髄検査は、週2回の血液内科の外来日に行っています。

検体 件数
血球計数 500~600 件/日
凝固・線溶検査 150~250 件/日
血沈 40~60 件/日
骨髄穿刺 50~70 件/年

輸血検査

輸血検査室ではABO血液型・RhD血液型検査、不規則性抗体検査、交差適合試験などの輸血関連検査、血液製剤の保管・管理、自己血の採取補助や保管・管理を行っています。
輸血関連検査には全自動輸血検査装置を使用し、24時間血液型、不規則性抗体検査を行い、コンピュータクロスマッチシステムを導入し、安全かつ迅速に輸血が実施できるようにしています。

全自動輸血検査装置

全自動輸血検査装置

Auto Vue Innova(オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス社)

血液型、不規則性抗体検査を行っています。

血液製剤の年間使用量(2014年度)
赤血球製剤:RB 4017単位
血小板製剤:PC 1580単位
新鮮凍結血漿:FFP 1920単位
FFP/RBC比(月平均) 0.468
ALB/RBC比(月平均) 4.09
  • 使用機器 ・・・・・ Auto Vue Innova
  • 輸血システム ・・・ BLAD(富士通)
  • 業務担当者 ・・・・ 4名(1名/日、うち輸血認定検査技師3人)
  • 業務内容 ・・・・・ 血液型、不規則性抗体検査 40~50件/日
  • C/T比 ・・・・・・ 1.03
    (準備した血液製剤単位数/輸血した血液製剤単位数)
  • 輸血管理料Ⅰを取得

病理検査

病理検査室では、大きく分けて組織診検査と細胞診検査を行っており、現在病理医2名、臨床検査技師8名、事務員1名が在籍しています。組織診検査は生検や手術で採取した病変部の標本を作製し、病理医が診断します。免疫染色なども行い、精度の向上に努めています。最近では治療に関わる遺伝子検査の種類や件数も増加しています。細胞診検査は子宮がん検診の他、尿や腹水中の細胞を集めて作製した標本を細胞検査士と病理医が良悪性の判定をします。技師6名が細胞検査士の資格を有しており、ほぼ全例ダブルチェックを行っています。

細胞診検査ディスカッション

細胞診検査ディスカッション

毎朝、前日に技師が判定した偽陽性~ 陽性症例について病理医を中心に診断しています

免疫染色

免疫染色

診断精度向上のため、自動免疫染色装置を用いて検査しています。

検査内容 件数
組織診検査 約10,000件/年
細胞診検査 約12,000件/年

微生物検査

主に細菌と真菌を対象として検査を行っています。検査内容は、塗抹検査、培養・同定検査、薬剤感受性検査です。また、感染制御チームの一員として、院内感染対策に必要な統計処理や、薬剤耐性菌などの検出状況を把握し、その情報を院内感染防止に役立てています。

検体処理

検体処理

安全キャビネットの中で、痰や尿、便検体などの処理を行っています。

鏡顕

鏡顕

検体処理当日に、グラム染色結果を報告します。

培地上に発育した菌

培地上に発育した菌

1日~数日、孵卵器で培養します。

同定/薬剤感受性パネル自動測定装置

同定/薬剤感受性パネル自動測定装置

Micro Scan Walk Away 40 plus(BECKMAN COULTER)

検出された菌に対して、薬剤感受性検査を実施します。

血液培養自動分析装置

血液培養自動分析装置

BACTEC 9050 (BD)

血液培養を実施し、敗血症の診断や起炎菌特定に貢献します。

検体数 約50検体/日

生理機能検査

生理機能検査室では、心電図検査、血管機能検査、呼吸機能検査、超音波検査、脳波検査など、患者さんと直接関わり、生理的情報を得て、記録する検査を主な業務としています。主な検査件数は心電図約1,000~1,200件/月、腹部エコー約700~1,000件/月です。超音波検査士の資格には消化管、表在、心臓、血管などがあり、現在11人(のべ26人)が資格を有しています。当院の超音波センターや肝臓病センター、糖尿病教室など、他職種の方々とチームワークを持ちながら業務を行っています。

心電図検査

心電図検査

不整脈、心筋梗塞など心臓疾患の発見や診断に欠かせない検査です。
標準12誘導心電図だけでなく、負荷心電図やホルター心電図などの検査も行っています。

ABI/CAVI

ABI/CAVI

血管の詰まりを調べる指標(ABI)と、血管の硬さを調べる指標(CAVI)を測定します。動脈硬化の評価およびスクリーニングを行っています。

頸動脈エコー

実際の肝臓のエコー画像

超音波検査

腹部、表在(乳腺・甲状腺・皮下腫瘤など)、心臓、血管、関節等、さまざまな種類の超音波検査を行っています。

写真(上)は実際の肝臓のエコー画像です。
写真(下)は頸動脈エコーの風景です。

検査件数 件/月
心電図検査 1,000~1,200
ABI/CAVI 100~150
脳波検査 40~80
腹部超音波検査 700~1,000
表在超音波検査 350~500
心臓超音波検査 150~200
血管超音波検査 150~200

検査を受けられる方へ

採血・採尿の流れ

ただいま準備中です。

尿検査のある方

中央採血・注射室

23中央採血・注射室

尿検査のある方は、名前のシールを貼ったコップをお渡しします。

確認のために、ご自身のお名前を名乗っていただいています。

採尿室

26採尿室

26採尿室で採尿してください。

中央採血・注射室(待合)

③採尿室内の提出場所に提出してください(コップを置くだけで良いです)

中央採血・注射室(待合)

23中央採血・注射室(待合)

④検尿後、採血のある方は名前をお呼びします。

中央採血・注射室前の椅子に腰掛けてお待ちください。

採血を受けられる方へのお願い

名前の確認:ご本人確認のため、ご自身のお名前を名乗っていただいています。
時間の確認:最後に飲食した時間やお薬を服用した時間をお尋ねすることがあります。
採血後の止血:採血後、直ちに消毒綿の上から3~5分程度、血が止まるまで押さえてください。

尿検査を受けられる方へのお願い

便の検査

下痢や腹痛の原因となっている細菌を調べたり、便に血が混じっていないかを調べたりします。
便採取時の注意点をよく読んで便を採取してください。

便採取時の注意点
便採取時の注意点

  1. 尿や水洗便器内の水を混ぜないようにしてください。
  2. 採取量は、親指の頭ほどの量で、容器いっぱいに入れすぎないようにしてください。
  3. 2日に分けて便を採るよう指示があった場合は、1日目と2日目の便をそれぞれ違う容器に採ってください。1日目と2日目の日付は離れていても構いません。また、同じ日付でも採便した時間が異なれば大丈夫です。

喀痰の検査

喀痰培養検査(かくたんばいようけんさ)
気管支や肺の病気の原因となっている細菌を調べるための検査です。
良い痰の出し方をよく読んで、痰を出してください。
採取後は容器のふたをしっかり閉めて、中身がこぼれないようにしてください。
また、痰を採取後速やかに(2時間以内)病院に提出できない場合は、冷蔵保存してください(菌が増殖して正しく検査ができない可能性があるため)。
良い痰
良い痰
検査に適さない痰(唾液が入っている)
検査に適さない痰
(唾液が入っている)
蓄痰検査(ちくたんけんさ)

痰の中にがん細胞(主に肺がんの細胞)があるかないかを確認する検査です。
※ただし、蓄痰検査が「異常なし」でも肺がんが完全に否定されたわけではありません。

提出容器

提出容器

容器には液体が入っています。

検体のとり方

検体のとり方
  1. 提出容器の青い蓋をとる
  2. 口の部分についているシールをきれいにはがす(はがしたシールは捨ててください)
  3. 痰を容器の中に出す良い痰の出し方をよく読んで出してください
  4. 青い蓋をしっかりしめる
  5. 容器をよく振る(通常50回くらい)
    容器の蓋の裏側には、痰の粘液(ネバネバしている部分)を溶かす薬剤が浸み込ませてあるので、粘液が完全に溶けるまでよく振ってください
  6. 3~5を3日間繰り返す
    痰が出ないときは日数をかけて3日分を入れてください
    痰はラベルに書かれた赤い線より多く入れないでください
    3日分を入れる前に線をこえた場合はそこまでで提出してください
  7. 氏名と採った日付を書き、袋に入れて提出する
良い痰の出し方

生理機能検査

心電図検査

心臓から発生する微小な電気信号を、手首、足首、胸に付けた電極で記録する検査です。
不整脈や狭心症などを発見することができます。
検査所要時間:3~5分

心電図検査

【注意事項】
 素肌に電極を付けますので、ボディースーツ・ストッキング・タイツなどは脱いでいただきます。

【検査項目】

 CVR-R
 運動負荷心電図
 ホルター心電図

超音波検査

体の表面から人の耳には聞こえない音(超音波)を当て、体の組織にぶつかって跳ね返ってきた反射波(エコー)を画像に映し出す検査で、エコー検査とも呼びます。
ベッドに寝ていただき、体にゼリーを塗って検査します。痛みはほとんどありません。
身体へ影響はなく、繰り返し行うことができる検査です。
検査所要時間:15~30分

超音波検査

【注意事項】
 検査の内容により所要時間にはかなり差があります。
 腹部超音波検査では食事の影響で観察が難しくなる場合がありますので食事制限があることが多いです
 (事前に検査の案内を受けた方はそちらに従ってください)

【検査項目】

 腹部超音波
 表在超音波
 心臓超音波
 血管超音波

脳波検査

脳から出る微小な電位を波形として記録する検査です。
脳の活動をみます。特にてんかん、失神、痙攣などの診断や治療効果の判定に役立ちます。
直径1cmの電極を頭皮や耳、手に20個程度貼り付けて検査をします。
糊(ペースト)を付けて電極を装着します。
検査所要時間:約1時間

脳波検査

【注意事項】
 整髪料は付けずにお越しください。
 小児の場合、通常は睡眠時の状態も記録します。
 検査当日は早起きをさせるなど、検査時間に合わせて眠くなるような工夫をお願いします。
 ※お子様が眠る様子がない場合、睡眠導入剤を必要に応じて使用します。

【検査項目】

 脳死判定
 終夜睡眠ポリグラフ

血管機能検査

動脈硬化、血流障害の有無を見る検査です。
検査所要時間:5~10分(ABI/CAVIの場合)
その他の検査は30分以上になることもあります。

血管機能検査

【注意事項】
 点滴やシャントのある部位は測定できないことがあります。
 検査項目や検査部位により所要時間にはかなり差があります。

【検査項目】

 ABI/CAVI
 FMD
 エンドパット
 SPP・PVR

肺機能検査
肺機能検査

肺・気管支など呼吸器の状態を調べる検査です。
息を吸ったり吐いたりする検査で、肺活量や、肺の伸び縮みする能力を判断します。
手術前に全身状態を知るために行ったり、喘息の薬の有効性を確認するためにも行います。
この検査は患者さんの努力がそのまま数値として評価されます。
検査所要時間:約5分

検査一覧
大項目 中項目 小項目 簡単な説明
生理検査 心電図 心電図
検査時間 3-5分
手首・足首・胸に電極をつけて、心臓の動きをみる検査です。不整脈・心筋梗塞など心疾患を発見することができます。ストッキング・タイツなどは脱いでください。
CVR-R
検査時間 5-10分
安静時・深呼吸時それぞれ2分ずつ心電図を記録し、呼吸による脈のばらつきを比較することで、糖尿病など末梢神経障害の有無をみる検査です。
運動負荷心電図
運動により心臓に負荷をかけ、心臓の変化をみていきます。検査中に気分が悪くなったらすぐに担当者に申し出てください。トレッドミル・エルゴメーターは医師立ち会いのもと行います。
歩行負荷
一定時間、廊下を歩行し、その前後で心電図を記録していきます。
マスター負荷
階段を決められた時間、リズムに合わせて昇降運動していただきます。その前後で心電図を記録し、変化を観察します。
トレッドミル負荷
ベルトコンベアー状の検査機器の上を歩きながら心電図をとります。速度・傾斜を調節することにより、負荷量を増やすことができます。
エルゴメーター負荷
自転車のような検査機器をこぎながら心電図を記録します。ペダルの重さを調節し、負荷量を増やすことができます。
ホルター心電図
動悸・胸痛・失神・ペースメーカーの精査等に用いられます。携帯型心電計をつけ、日常生活での心電図変化を24時間記録します。装着時の一日の行動を記録カードに記入してください。入浴・電気毛布の使用は禁止です。装着中、レントゲン・MRI・CT検査等は受けることができません。
超音波検査 超音波検査
超音波用ゼリーを塗り、超音波の反射を利用して体内を見る検査です。痛みや放射線被曝もありません。
腹部領域 腹部超音波検査
肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓の臓器の形態的な変化や腫瘤などがないかを調べます。症状によっては消化管・膀胱・前立腺・子宮・卵巣等も観察します。また、腹部大動脈に動脈瘤や動脈解離などがないかを調べることができます。
造影超音波検査
肝臓にできた腫瘤を造影剤(ソナゾイド)を用いて検査します。超音波検査の造影剤は副作用がほとんどなく、腎不全や気管支喘息の患者さんでも安心して使用できます。
表在領域 甲状腺超音波検査
甲状腺の形態や腫瘤などがないかを調べます。唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)も調べることができます。
乳腺超音波検査
乳腺のしこりの有無やその形態・性状などを調べます。良性の乳腺症から乳がんまで早期に発見することができます。また、乳腺組織の硬さを画像化(エラストグラフィー)することで、指先の感覚で行っていた乳房触診を客観的に映像で確かめることが可能です。マンモグラフィー(乳房X線検査)では分かりにくい、若年者の乳腺などには特に有効です。希望により女性技師が検査します(窓口でお申し付けください)。
皮下腫瘤超音波検査
全身の皮下腫瘤をはじめ、体表リンパ節・陰嚢・四肢筋肉および腱など、からだの比較的浅い場所を検査します。
関節超音波検査
関節リウマチがひきおこす関節滑膜の炎症を直接観察する検査です。超音波はX線(レントゲン)画像と比べて早期診断に向いており、またMRIよりも簡便でリアルタイム性に優れています。
心臓 心臓超音波検査
心臓の大きさや動き、弁や血管の状態、血液の流れなどを調べます。心機能、弁膜症、大動脈疾患の評価に有用な検査です。
経食道超音波検査
胃の内視鏡検査と同様に、口から細い管(超音波探触子)を入れて食道から心臓を観察する検査です。食道(心臓に一番近い部位)から検査することによって、心臓の弁の状態や心臓内の血栓(血の固まり)がないかなどをより詳しく調べます。この検査は必ず医師が実施します。
負荷心臓超音波検査
薬剤や運動により心臓に負担をかけ、動きの変化を調べます。この検査は必ず医師が実施します。
血管
血管超音波とは全身の動静脈を検査対象とし、血管を形態と機能の両面でとらえ、疾患を評価するものです。目的部位は患者さんの病態により多様のため、以下に主な検査部位を記します。
頸動脈超音波検査
頸動脈(首の太い動脈)の壁の厚さや血液の流れを調べます。動脈硬化の指標の一つになります。
透析用シャント超音波検査
透析患者さんのシャント血管の内部を観察し、血流量や狭窄・閉塞などがないかを調べます。
下肢動脈超音波検査
足の動脈の狭窄・閉塞などがないかを調べます。閉塞性動脈硬化症の診断に有用な検査です。
下肢静脈血栓超音波検査
足の深部静脈に血栓(血の固まり)がないかを調べます。深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)の診断に有用な検査です。
下肢静脈瘤超音波検査
足の表在静脈の拡張・逆流などがないかを調べます。下肢静脈瘤の診断に有用な検査です。
脳波検査 脳波検査
痙攣があったとき、意識障害があっちとき、てんかんが疑われるとき等に行う検査です。頭に電極を付け、脳の活動をみます。特に小児では睡眠時の状態も測定するので、自然に眠れるように寝不足の状態でお越しください。
脳死判定
脳死状態にあるかどうかを判定するための検査です。
血管機能検査 血管機能検査
動脈硬化、血流障害の有無をみる検査です。
ABI/CAVI
血圧と脈波(全身への脈の伝わり)を調べます。両腕、両足首に血圧測定のカフを巻き、両手首に心電図の電極、胸に心音のマイクを装着して測定します。
FMD
血圧計のカフを腕に巻いて圧力をかけ、その前後の血管径の変化を超音波を使って直接みることにより、血管のしなやかさを判断します。
エンドパット
血圧計のカフを腕に巻いて圧力をかけ、その前後の血流量の変化を指に取り付けた機械の部分でみることにより、血管のしなやかさを判断します。
SPP・PVR
血流障害による足のしびれや痛みのような症状から、難治性潰瘍の治癒予測まで広く用いられる検査です。他の血管機能検査よりも末梢の血流評価に有効です。
肺機能検査 肺機能検査
息を吸ったり吐いたりする検査で、肺の大きさや、肺の伸び縮みする能力を判断します。手術前に全身状態を知るために行ったり、喘息の薬の有効性を確認するためにも行います。
睡眠時無呼吸 PSG
(終夜睡眠ポリグラフ)
病院に1泊して検査します。(検査時間は午後9時から翌朝5時頃)
脳波、筋電図、眼電図、気流、呼吸運動、心電図、SpO2などを測定します。
簡易睡眠ポリグラフ
PSGの簡易検査です。装置を貸し出しますので自宅で測定機器を装着していただき、検査します。PSGとの大きな違いは、脳波を測定しないため睡眠段階がわからない点です。
終夜睡眠SpO2
スクリーニングのための簡便な検査です。装置を貸し出しますので自宅で測定機器を装着していただき、検査します。睡眠中の低酸素血症の有無を確認します。
ホルター血圧 ホルター血圧
血圧計を装着して24時間の血圧の変化を記録します。同時に心電図記録することもあります。装着中は入浴できません。
誘発電位 ABR
(聴覚脳幹反応)
音刺激に対応して頭皮上の電極から得られる聴性電位変動。乳幼児の聴力や詐聴が疑われるときや、他覚的に聴力を確認するときに用いる検査です。
VEP・F-VEP
(視覚誘発電位)
網膜に視覚刺激を与えることで大脳皮質視覚野に生じる電位。フラッシュVEPとパターンVEPの2種類の検査があります。
S-SEP
(体性感覚誘発電位)
上肢または下肢の感覚神経に電気的または機械的な刺激を与えることによって誘発される電位。末梢神経から脳幹、大脳皮質に至る神経経路の機能障害の検索などに用いられます。当院では短潜時SEP(SSEP)を測定しています。
筋電図 誘発筋電図
(神経伝導速度検査)
運動および感覚末梢神経の検査。運動神経伝導速度(MCV)と感覚神経伝導速度(SCV)があります。末梢神経障害、特に脱随性病変があると伝導速度が低下します。

医師一覧

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