岡山済生会総合病院

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診療科・部門

薬剤科

薬剤科は38名の薬剤師と4名の事務職員で構成しております。近年、新しい医薬品が開発され、患者さんに安全で安心した薬物治療を提供できるように努めております。入院・外来調剤をはじめ注射剤調剤、薬剤管理指導、医薬品情報管理、院内医薬品製剤、医薬品管理、がん化学療法のレジメン管理・抗がん剤の混合調製、TPN調製など各種業務を分担して行っています。

日々進歩していく医療の中で病院薬剤師に対する要望も大きく変化し、これまでよりもさらに安全で質の高い業務展開が求められています。そこでチーム医療を実践するうえで他の医療スタッフから信頼される薬剤師を目指しております。

薬剤科長 川上 恭弘

薬剤科

調剤業務

外来・入院の患者さんのお薬を、処方箋に基づき、安心・安全なお薬を患者さんにお渡しできるように常に考え、調剤しています。必要な患者さんには、お薬の説明書(薬の名前、形や色、効能、副作用、注意事項他を印刷した文書)をお渡ししています。

薬剤科にはユヤマ調剤支援システムが導入されており、電子カルテでオーダーされたデータをユヤマ調剤支援システムに取り込み、薬袋の印字、薬品の重複や相互作用のチェック、集計等を行っています。そして、散薬監査システム、全自動錠剤分包機などを導入し、より短時間で正確な調剤を行っています。

散薬分包機
散薬分包機
散薬分包機
錠剤分包機
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お薬渡し口業務

お薬渡し口業務

外来の患者さんに薬をお渡しし、薬に関するご説明をしています。服薬指導室では、インスリン自己注射等の指導を行っています。窓口での対応は、正確に早く・親切・丁寧をモットーに行うよう心掛けています。

薬をお渡しするという短い時間ではありますが、患者さんとの信頼関係を大切にしたいと思っています。薬に関することなら、何でも遠慮なくご相談ください。

薬剤管理指導業務

入院中の患者さんに、より安全で有効な薬物療法を受けていただけるように、病棟担当薬剤師が服薬指導等を行っています。持参薬や入院中に処方されたお薬について、相互作用のある薬や重複している薬はないか等のチェックをし、ベッドサイドにて、服用状況の確認や用法・用量、効能・効果についての説明を行っています。また、患者さんからいただいた情報や説明した内容を電子カルテに記載し、他職種と情報を共有することにより、副作用への対応や、より適切な薬の使用が行えるよう努めています。

また、指導のみならず、病棟に定数配置してある薬品の在庫の管理や、薬に関する情報提供を行っています。

注射業務

注射業務

注射箋に基づき、患者さん毎の注射薬を取り揃え、薬品名、配合変化、投与量、投与速度等のチェックを行い、病棟に供給しています。特に注意を必要とする抗がん剤は、薬歴を参考にして投与量、投与間隔のチェックを厳重に行っています。血液製剤は使用の記録を20年間保存する義務があり、コンピューターで記録の管理を行っています。院内で使用する注射薬は適正な在庫管理ができるように、SPD(物品物流管理)のスタッフを配置しています。

無菌調製業務

がん化学療法

がん化学療法

化学療法(抗がん剤治療)の注射薬は薬剤師が無菌室内で無菌的に調製しています。薬剤師が調製・監査することにより調剤過誤を防ぎ、安全で衛生的な注射薬を作製しています。

また、抗がん剤の調製は調製者への薬剤の影響が問題となりますが、安全キャビネットを使用して調製することにより、調製者の安全を確保しています。

TPN(中心静脈栄養法)

TPN(中心静脈栄養法)

入院患者さんのTPNの注射薬も無菌室内で調製しています。

製剤業務

治療を行う上で不可欠な製品になっていない新しい薬や、市販されていないが有用な薬を院内の治験審査委員会の承認を得て、院内製剤として調製しています。製剤室にはオートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)が設置され、薬剤の滅菌を行っています。

また、よく処方される軟膏の混合剤や定番処方の咳止めの水薬等は前もって調製しておきます。軟膏の混合調製は機械を使って練り上げ、製剤の時間を短縮しています。その他にも、無菌室内において点眼薬などの製剤を行っています。

オートクレープ
オートクレープ
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TDM(薬物血中濃度モニタリング)業務

抗MRSA薬(バンコマイシン、アルベカシン、テイコプラニン)について、シミュレーションソフトを使い、薬物の血中濃度がどのように変化しているのかをモニタリングし、適切な投与量、投与間隔をシミュレーションしています。抗MRSA薬は薬品の効果のある血中濃度の範囲(有効血中濃度域)と副作用が出る血中濃度の範囲(副作用発現濃度域)が接近しているものが多く、また、患者さんの病態や代謝排泄能により薬物の体内での吸収・排泄が大きく変化します。このため、有効かつ安全に抗MRSA薬を使用するには、血中濃度モニタリングが必要となります。シミュレーションして得られた結果は、主治医に報告し、検討が加えられ、個々の患者さんに合わせた最適な処方の構築に役立っています。

DI(薬剤情報)業務

医師、看護師等からの薬に関する問い合わせに情報を提供しています。薬事ニュースを発行し、新しく購入した薬の情報や副作用情報等をお知らせしています。また、病院内の副作用報告の収集を行っています。

薬事ニュースとは別に、薬の基本的な情報(用法…食前、食直前の違い)、注射薬で配合変化に注意する薬剤など、業務に欠かせないことやよく質問がある事項についてまとめたファーマ新聞を定期的に発行しています。

DI室
DI室
ファーマ新聞
ファーマ新聞

チーム医療

チーム医療の中で薬剤師としての責任を果たすため、担当の薬剤師が以下のことを行っています。

患者さん向け教室への参加・・・肝臓病教室、糖尿病教室、腎臓病教室、がんサロンカンファレンスへの参加・・・肝臓、糖尿、緩和ケア、HIV、NST、ICT

各種認定薬剤師

当院の薬剤師は、最新の医療を安全に提供するため、日々研鑽に励んでおります。
当院の薬剤師が取得している主な資格をご紹介いたします。

資格名 取得人数
日本医療薬学会認定(指導)薬剤師 1名
がん薬物療法認定薬剤師 2名
日本静脈経腸栄養学会栄養サポートチーム(NST)専門療養士 2名
日本糖尿病療養指導士 5名
日本サプリメントアドバイザー 1名
ケアマネージャー 1名
認定実務実習指導薬剤師 3名
日本病院薬剤師会認定指導薬剤師 2名
日本病院薬剤師会生涯研修履修認定 11名

学会・研究会・講演会実績(平成26年度)

臨床研究ならびに日常業務の問題点を検討した結果を学会、研究会、講演会などで積極的に発表・報告しています。

病院薬剤師糖尿病実践セミナー 2014. 「地域医療連携と糖尿病チーム医療」
病院薬剤師糖尿病実践セミナー 2014.6 「当院での糖尿病チーム医療における薬剤師の関わり」
第19回日本緩和医療学会学術大会 2014.6 「ルビプロストンによりオピオイド誘発性腸機能障害(OBD)が改善された膀胱直腸障害がある精髄腫瘍の一例」
Science & Technologyセミナー 2014.7 「EMA当局の視点~日本当局との違いをふまえたEMA査察対応事例~」
技術情報協会セミナー 2014.7 「EMA査察の経験と対策~医療機関の立場から~」
第24回日本医療薬学会年会   「持参薬におけるeGFR30mL/min/1.73m2未満の患者における腎排泄型薬剤の実態調査」
第24回日本医療薬学会年会 2014.10 「ティエスワン配合OD錠の服用感及び服用方法に関する実態調査」
第8回日本緩和医療薬学会 2014.10 「当院におけるトラマドール塩酸塩カプセルからオキシコドン徐放錠への切り替えにおける換算比の調査と適切性の検討」
第24回日本緩和医療薬学会年会 2014.10 「頭頚部がんにおけるセツキシマブ投与患者の皮膚障害への薬剤師の介入」
小児外来セミナー 2014.10 「GH治療における薬剤師の役割」
EFPIA Japan臨床部会Follow-up Trainers Training 2014.10 「ALCOAの重要性~EMA査察の経験から~」
糖尿病療養指導のための勉強会 2014.11 「糖尿病患者支援における薬剤師の関わり」
公立学校共済組合中国中央病院 第2回臨床研究・治験責任医師勉強会 2014.11 「規制当局による国際共同治験実施医療機関への査察の動向と対策」
第8回中国地区臨床研究・治験活性化連絡協議会 2015.1 「EMA査察を経験して」
第41回岡山県病院薬剤師会がん薬物療法研究会 2015.1 「当院における大腸癌化学療法への薬剤師の関わり」
呼吸の今と未来を考える講演会 2015.1 「吸入指導における薬剤師の役割」
第21回臨床試験(治験)コーディネーター実務者研修会 2015.2 「EMA査察について~実施医療機関の立場から~」
第30回日本静脈経腸栄養学会 2015.2 「急性出血性直腸潰瘍の治癒過程に栄養剤が奏功した2例」
第13回中四国糖尿病研修セミナー 2015.3 「糖尿病教室入院患者におけるライフステージを考慮した薬剤師としての関わり」

薬剤師を目指す学生さんへ

薬学教育の6年制化に伴い、長期実務実習が義務付けられました。当院は薬学教育協議会により認証された実務実習受入施設であり、近隣大学や病院・薬局実務実習調整機構から薬学生を受けて入れています。

薬剤師の仕事はただ薬を作ることだけではなく、患者さんに接していろいろな情報を伝えることも求められます(薬の飲み方、効能、副作用など)。予想外の質問をされて、少し焦るような時でも適切に対処しないといけません。そのためには、さまざまな知識を必要とされ、毎日が勉強の連続で大変です。けれど、いろいろな新しい発見があって充実しています。患者さんに教えられることもたくさんあって、あっという間に一日一日が過ぎていきます。

学生生活では経験できなかった広い世代の人と接することで、少しずつ人としても成長していけると思います。

職を希望される学生さんへの見学実習も行っています。希望される方は、薬剤科までご連絡ください。

TEL:086-252-2211(代) 薬剤科まで

※平日13:00から17:00までの間におかけください

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