岡山済生会総合病院

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診療科・部門

脳神経外科


科の方針

正確な診断に基づく適切な病態説明をして、患者さんに納得のいく治療を提供します。

診療内容と特徴

当院脳神経外科は、日本脳神経外科学会専門医研修施設の認定を受けており、脳神経外科専門医4名で診療にあたっています。スタッフ全員が日本脊髄外科学会認定の脊髄外科認定医あるいは指導医であり、脳腫瘍、脳血管障害などの頭蓋内疾患のみならず、脊椎脊髄疾患から末梢神経までの診察、治療をしています。

また、脊椎・脊髄外来しびれ・痛み外来を開設して、神経系全体から手足のしびれや痛みの原因を単一の科で、系統的に診断し治療しています。

対象疾患

脳血管障害(脳卒中)への対応

治療対象疾患と治療法、治療期間

疾患 治療法 治療期間
脳腫瘍 髄膜腫 開頭腫瘍摘出術 7~10日
頭蓋底髄膜腫 開頭腫瘍摘出術 10~20日
聴神経腫瘍 開頭腫瘍摘出術 10~14日
下垂体腺腫 経鼻法による内視鏡的摘出術 5~10日
転移性脳腫瘍 開頭腫瘍摘出術 約10日
脳血管障害 未破裂脳動脈瘤 開頭クリッピング術
血管内手術
7日~10日
5日
破裂脳動脈瘤 開頭クリッピング術
血管内手術
20~30日
15~20日
脳動静脈奇形 開頭摘出術
血管内塞栓術
14日
7~10日
脳内出血 開頭術
血腫吸引術
14日
10日
もやもや病 硬膜・側頭筋形成型バイパス術 14日
頸動脈狭窄症 頸動脈内膜剥離術(CEA) 7~10日
内頸動脈閉塞症 バイパス手術 7~10日
脊椎手術 頚椎ヘルニア 前方固定術/後方椎弓形成術 7日
頚椎症性脊髄症 前方固定術/後方椎弓形成術 10日
頚椎後縦靭帯骨化症
(OPLL)
前方固定術/後方椎弓形成術 10日
頚椎症性神経根症 前方/後方除圧術 7日
腰椎ヘルニア 後方除圧術 7日
腰部脊柱管狭窄症 後方除圧術 7日~10日
腰椎すべり症 後方除圧術
前方/後方除圧固定術
7日
14日
変性側弯症 前方後方除圧固定術 20日
胸腰椎圧迫骨折 経皮的椎体形成術(セメント治療) 1日~2日
椎体置換術 14日
手根管症候群 手根管開放術 1~2日
顔面痙攣
三叉神経痛
舌咽神経痛
MVD(微小血管減圧術) 7日
慢性硬膜下血腫 穿頭術 7日

当科での主な疾患に対する治療方法の紹介

頭蓋内疾患

脳動脈瘤に対する開頭クリッピング

術中モニタリング(MEP)、術中血管造影(ICG)、術中超音波を併用し、安全なクリッピングを行います。

2個の前交通動脈瘤
2個の前交通動脈瘤
2個の前交通動脈瘤
クリッピング

クリッピング
動脈瘤は消失し、大切な穿通枝も温存されている(矢印)動脈瘤は消失し、大切な穿通枝も温存されている(矢印)
動脈瘤は消失し、大切な穿通枝も温存されている(矢印)
脳腫瘍に対する開頭腫瘍摘出術

ナビゲーション、術中蛍光撮影(5-ALA),術中モニタリング(MEP)を併用し、安全な腫瘍摘出を行います。

ナビゲーションナビゲーション
ナビゲーション
 
術中蛍光撮影(5-ALA)術中蛍光撮影(5-ALA)
術中蛍光撮影(5-ALA)
脳血管バイパス術(STA-MCA bypass)
術前術前:
中大脳動脈が閉塞(左矢印)
中大動脈領域の造影が見られない(右矢印)
吻合術後吻合術後:
2本の淺側頭動脈(矢印)を吻合している。
中大脳動脈領域の血管が造影されている。
頸動脈内膜剥離術(CEA)
術前術前:
内頸動脈の強度狭窄(矢印)
術後術後:
内頸動脈狭窄部の消失(矢印)

脊椎、脊髄疾患

頚椎症性脊髄症に対する椎弓形成術

正中縦割、片開き式の椎弓形成術を症例に合わせて選択して行います。

鍵穴後方椎弓形成術
頚椎後縦靭骨化症に対する除圧術

骨化症の大きさ、部位、頚椎の形状などにより前方から鍵穴手術、後方からの椎弓形成術(頸椎症性脊髄症参照)のどちらかを選択します。

頚椎の鍵穴前方手術
腰部脊柱管狭窄症に対する腰椎椎弓形成術
片側侵入両側除圧
①片側侵入両側除圧
筋肉温存型腰椎椎弓間除圧(MILD)
②筋肉温存型腰椎椎弓間除圧(MILD)
腰椎すべり症に対する腰椎固定術
腰椎すべり症に対する腰椎固定術

変性性すべり症、椎間板症、分離すべり症、など関節の不安定性が原因で腰痛や下肢症状が出現している場合は椎弓形成術(除圧術)のみでは腰椎不安定性が改善せず、腰痛や下肢痛が残存することがあります。このような場合には固定術が必要となります。

腰椎の固定術は主として①椎体間に自家骨を充てんしたケージを挿入し、この部分で上下の椎体が癒合するようにします。②さらに後方からスクリューでがっちりとケージを挟み込むようにしてすべりの矯正と安定化を図りますが下記のように種々の方法があります。

ケージの挿入とスクリューの挿入の方法について
  • ①ケージの挿入方法
    Anterior lumber interbody fusion (ALIF:アリフ):腹部の前方から挿入
    Posterior lumber interbody fusion (PLIF:プリフ):腰背部から挿入
    Trans foraminal lumbar interbody fusion (TLIF:ティーリフ):腰背部から挿入
    Extreme lateral l interbody fusion (XLIF:エックスリフ):側腹部から挿入
  • ②後方からのスクリュー挿入方法
    Pedicle screw fixation(椎弓根スクリュー)
    Cortical bone trajectory(CBT) (皮質骨スクリュー)

上記のように多くの組合せがあり、病態に合わせて選択しています。

ケージをALIFやXLIFで挿入する場合は、体位を変換して後方からスクリューを挿入する必要があるので、広範囲の固定術の場合は、ケージを入れる手術と後方からのスクリューを入れる手術を別の日に行うこともあります。

脊椎圧迫骨折に対するセメント治療

当科ではセメント治療としてPVP(経皮的椎体形成術)を行っています。

近年、骨粗鬆性圧迫骨折のみならず、転移性脊椎腫瘍による圧迫骨折や疼痛コントロール目的でもセメント療法を積極的に行っています。

PVP(経皮的椎体形成術)
■特徴
局所麻酔で可能なセメント治療です。
日帰りまたは一泊の入院です。超高齢者の方、持病のある方でも実施可能です。
高額のバルーンは使用しません。
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  麻酔 入院日数 費用 一回の手術で治療可能な椎体
PVP 局所麻酔 2~3日 保険診療 数可能

すべての圧迫骨折に対して施行できるわけではありません。
保険適用があります。

  1. 急性期の圧迫骨折
  2. 背骨が大きくつぶれて扁平化してしまっている場合
  3. 椎体が変形して神経を圧迫している場合は施行できません。
    また、手術直後より痛みは改善しますが骨粗鬆症の背骨は治ったわけではなく、他の椎体に続発
    する圧迫骨折をいかに防ぐかが今後の課題となっています。

手術件数の推移と内訳

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手術成績

頭蓋内手術内訳

2014 2015 2016
脳腫瘍手術 19 20 10
クリッピング 15 11 9
シャント手術 13 7 13
穿頭洗浄 30 38 44
開頭血腫除去 9 8 8
下垂体手術 1 0 0
バイパス 2 1 1
その他 32 25 16
合計 121 110 101

脊椎脊髄・末梢神経手術内訳

2014 2015 2016
頸椎 60 87 68
胸椎 13 14 13
腰椎 176 224 150
脊椎、脊髄腫瘍 9 11 6
末梢神経 23 21 24
合計 281 357 261

平成29年11月1日

科別
午前午後午前午後午前午後午前午後午前午後午前
脳神経外科中島黒住
14:00~
髙橋-伊勢田上利休診伊勢田
初診10:30まで
-休診
髙橋---中島---
----上利---
受付時間 (初診)8:00~11:30(ただし金曜日のみ8:00~10:30) (再診)7:30~11:45
外来診療開始 8:30~
※ただし、予約の方、救急の方はこの限りではありません。
※黄色いマーカーの部分が当月の変更箇所です。
*土曜日の担当医は急遽変更することもありますので、来院される際はお電話でのご確認の上、お越しください。
外来診療担当表(全体)はこちらから

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