肝臓内科

肝臓内科

診療科の特色

肝臓内科は肝臓病センターの内科部門として、肝臓病センターの理念「急性期から慢性期および終末期の肝臓病患者さんに対して、先進的レベルの医療を提供すること、特に診療科・部署の枠を超えた横断的体制をとり、全員が協力してその診療や患者教育にあたること」に基づき、診療を行っています。

内科の一診療部門としても、各領域との垣根をできるだけ低くして連携診療するようにしています。特に肝臓内科は消化器内科の一部門であり、内視鏡センターや画像診断センター、IVRセンター、超音波センターとのセンター間連携も重視しており、患者さんを中心とした診療を常に心がけています。

肝臓内科の仕事は、何よりも外来診療が大切です。ウイルス性や自己免疫性の慢性疾患患者さんが多く、10〜30年以上も診療を続けることがあります。患者さんの人生そのものに寄り添って外来診療するよう心がけています。抗ウイルス療法は内服治療が主体となり、外来導入が可能になりました。より患者さんの負担を少なくして、先進医療を行えるよう努力しています。また、生活習慣が原因の脂肪性肝疾患やアルコール性肝障害にも、積極的に精査加療を行っています。

肝臓内科の入院診療は、肝がんや肝硬変の治療が主体となります。肝がんの患者さんは高齢化傾向にあります。最近では80歳以上の患者さんが20%以上となり、70歳以上の方が60%以上となっています。手術をしない肝がんラジオ波治療(超音波で見ながら肝がんを焼く治療)は、高齢者にも優しい低侵襲な治療です。

患者さんの肝がん治療として、手術や肝カテーテル治療(TACE)等の治療法の中で最善の治療を選択しており、いずれの治療数も全国有数のレベルです。肝硬変の治療も栄養療法や新しい利尿剤の導入など、めざましい進歩を遂げています。看護師や病棟事務、病棟薬剤師、栄養士、理学療法士、MAセンター、MSW、ME等の多業種と協力して患者さんを中心とした診療を行っています。

実績

疾患名2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度
肝臓がんラジオ波治療79件63件79件106件62件
肝臓がんカテーテル治療75件58件71件57件75件
肝臓がん338人341人337人347人364人
C型慢性肝炎586人659人631人616人593人
肝硬変240人282人269人265人282人
脂肪性肝疾患442人603人717人728人716人
2024年04

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