陥入爪、巻き爪

爪が曲がったり食い込んだりすると痛みの原因になります。
厳密には、爪が平らで端が食い込んでいるものを陥入爪かんにゅうそう、爪全体が巻いているものを巻き爪、と分類します。

陥入爪

陥入爪の写真

爪は平らだが、端が食い込んでいる

巻き爪

巻き爪の写真

爪全体が巻いている

原因として、深爪、靴が合っていない、歩く距離が少ない、などが挙げられます。

陥入爪、巻き爪の治療法

テーピング

爪をテープで引っぱって皮膚から離すように固定します。
自分でもできますし簡単ですが、効果は弱いです。

除圧

爪と皮膚の間にチューブや綿を入れ、当たらないようにします。
爪の形は変わらないので、再発しやすいです。

手術

代表的な手術として、フェノール法があります。

  • 麻酔の注射が必要です。
  • 入浴もできますし、安静も特に必要ありません。
  • 2~3週間で傷はふさがります。
  • 健康保険が使用できます。

ただし、数年後~数十年後に爪の変形等の後遺症を起こすことがあります。
また、陥入爪でなく巻き爪に手術を行うのはお勧めしていません。巻き爪は爪の一部ではなく全体が変形しており、手術で根本的に治すことが難しいためです。

フェノール法

①陥入爪です。食い込んでいる爪の端だけを抜きます。

②また生えないように、根本を薬品(フェノール)で処理します。

1.治療前

2.手術直後

3.手術後から2週間後

炎症が治まりました

爪矯正

爪を器具で矯正し、平たくします。
使用する器具は多数ありますが、当科では形状記憶合金ワイヤーを使用しています。

  • 爪に穴を開けてワイヤーを通し、復元力を利用して爪を少しずつ平らにします。
  • 治療が完了するまで1ヶ月~数ヶ月かかりますが、痛みは直後から良くなることがほとんどです。
  • 治療後に再発することもありますが、繰り返し行うことができます。

爪矯正の治療は自費になります。
ただ、陥入爪でも巻き爪でも対応でき、治療効果も高く、爪の変形等の後遺症を起こす危険もないため、当科では最もお勧めしています。

ワイヤー矯正(巻き爪)

①高度の巻き爪です。

巻き爪のワイヤー矯正(治療前)の写真①

②ワイヤーを入れた直後です。すでに少し平たくなっています。

巻き爪のワイヤー矯正(治療中)の写真①

③治療から1ヶ月半後です。爪がさらに平らになっています。

ワイヤー矯正(陥入爪)
陥入爪のワイヤー矯正(治療前)の写真

1.左側に炎症があり、肉が盛り上がっています(不良肉芽)

陥入爪のワイヤー矯正(治療中)の写真

2.ワイヤーを入れ、不良肉芽を削りました。

陥入爪のワイヤー矯正(治療後)の写真

3.治療から2か月後です。爪が平坦になり、不良肉芽も消えたままです。

料金表

陥入爪・巻き爪ワイヤー矯正治療価格(税込)(※1)

項目初診料再診料手技料
初診3,500円7,000円(※2)
再診ワイヤー入替1,000円7,000円(※2)
ワイヤー抜去(※3)1,000円520円(※4)
診察のみ1,000円
  1. 治療開始後、「終診」となるまでの治療に係る費用は全て自由診療
  2. 1趾につき、ワイヤー料込
  3. 脱落など不測の入替含む
  4. 趾の本数は無関係