レーザー治療

今まで診療に利用していた皮膚良性色素性疾患治療器の老朽化に伴い、2020年10月から後継機を導入しました。
皮膚に含まれるメラニン色素に対し、選択的に吸収されやすい波長を有しており、また、レーザーの照射時間が非常に短く、周辺の正常組織への影響を抑えた治療ができます。

保険診療で使える疾患

  • 太田母斑(頬や目の周りの青あざ)
  • 遅発性太田母斑(女性の目の周りに出る淡いあざ、後天性真皮メラノサイトーシス)
  • 異所性蒙古斑(お尻の青あざがほかのところにできるもの)
  • 外傷後色素沈着(すりきずの中に入っていれずみの様になった砂利や色素斑)

自費診療で使える疾患

  • しみ・そばかす
  • ほくろ・いぼ
  • 扁平母斑(効果はありますが、保険診療外です)
  • 扁平母斑(効果はありますが、保険診療外です)

先代よりハンドピースが改良され、安定した出力が得られるようになりました。
自費診療の一例としては、しみの場合、1cm²あたり5,000円となります(その他診察料+お薬代がかかります)。(2021年2月現在)

そのほか当院に導入されているレーザー機器で次の疾患を治療できます。

乳児血管腫(いちご状血管腫)、毛細血管奇形(単純性血管腫、Port-wine stain)、毛細血管拡張症、酒さ(赤ら顔)、にきび、自費診療での脱毛の治療が可能です。
真皮層のコラーゲンを増加させ、皮膚の張り、引き締め効果を出す美肌、美容皮膚治療にも応用できます。

レーザー治療は、いずれもレーザー(単一波長の光)を照射することで標的となるメラニンやヘモグロビンにエネルギーが吸収され熱のエネルギーに置き換わることで、青あざや赤あざの原因を破壊し、効果を発揮します。
つまり、軽いやけどを起こすため、施術後は一時的に薄皮がめくれたり、色素沈着が生じることがあります。

レーザー治療は当ててすぐに効果が出るものではなく、照射後の遮光などの処置が必要で、治療後に肌の状態が元の状態へ戻るまでに時間を要します。
また、照射前に日焼けをした場合、目的とする組織以外にレーザーが反応するため、正しく治療効果が得られないことがあります。

当院は1989年に中国・四国地方で最初のレーザー治療期を導入し、レーザー治療を開始しました。
多くの治療実績がありますので、しみ、あざの悩み、肌の若返り、脱毛治療などお気軽にご相談ください。

関連リンク

問い合わせ先

窓口

岡山済生会総合病院 / 岡山済生会外来センター病院

電話番号

086-252-2211(大代表)

FAX

086-252-7375(代表)

メール