各種症例・治療紹介

毎日のスキンケアで、肌のバリア機能を守ろう!

冬になると、乾燥肌で困ることはありませんか?
今回のテーマは、「乾燥を予防するための肌のお手入れ」についてです。

肌のバリア機能の仕組みと働き

私たちの体の表面をおおっている皮膚には、外部からの異物やウイルス、細菌が侵入するのを防いだり、肌の水分を保持したり、体内から水分が蒸発するのを防ぐバリア機能という役割があります。しかし、皮膚の表面を覆う角層(かくそう)の水分量が減少するとこのバリア機能が低下し、表面は乾燥してドライスキンと呼ばれる状態になります。またバリア機能が失われることでアレルゲンや刺激物質が入り込み、かゆみや炎症を引き起こすこともがあります。そのため、肌のバリア機能を維持するためには日頃からのスキンケアが大切ですが、どのようなケアが適切なのかご紹介します。

正常な肌のイメージ図
正常時の角層

トラブル時の肌のイメージ図
バリア機能が破綻した角層

肌のバリア機能を維持するスキンケアのポイント

洗いすぎに注意

まず、肌を清潔に保つことが大切です。ゴシゴシと洗ったり、一日に何度も洗うと、かえってバリア機能が損なわれてしまいます。汚れをしっかりと落としつつ、余計な刺激が加わらないよう泡でなでるように優しく洗い、肌に残らないようにすすぎましょう。

また、熱いお湯(40度以上)での入浴は肌の保湿成分を奪い、乾燥をまねきやすいので注意しましょう。

入浴後はすぐに保湿を

バリア機能を維持するためには保湿が大切です。入浴後、肌の水分量はどんどん減少していくため、肌がしっとりとしているうち(お風呂を出て5分以内)に保湿ケアを行うことがおすすめです。

クリームやローションの使用量

チューブタイプの場合は大人の人差し指の第一関節の長さ、ローションタイプの場合は1円玉大の大きさで大人の手のひら2枚分くらいの広さを塗ることができます。また、ティッシュが皮膚につく程度が使用量の目安といわれています。

クリームは大人の手のひら2枚分くらいの広さの幹部に

クリームやローションの塗り方のポイント

まず、保湿剤を肌にちょんちょんと置くようにします。そのあと指先ではなく、手のひらを使って優しく丁寧に広い範囲を塗ります。体のしわに沿って塗ると皮膚に広がりやすくなります。

クリームは手のひらをつかって塗伸ばします

スキンケアは、洗浄・保湿・保護の3つを基本とし、皮膚の正常な機能を良好に保つことを目的としたケアです。皮膚の調子は年齢や季節、体調などによっても変化します。皮膚のトラブルを予防するためには日々のスキンケアが大切で、何より継続したケアが重要です。

※本記事は広報誌「やわらぎ」(141号:2016年初夏号)に掲載したものをWEB用に再編集したものです。

この記事を書いた人

maedaakemi

前田 あけみ(まえだ あけみ)

所属:看護部

資格:皮膚・排泄ケア特定認定看護師

関連リンク

関連記事