医療技術員

医療ソーシャルワーカー

上岡 あゆみ

2013年新卒採用

全人的医療の実現には、
生活の視点を持つソーシャルワーカーの専門性が欠かせません

CHAPTER 01

がん相談員として、
患者さんの生活を支える

私は医療福祉課と、がん相談支援センターに所属し、主に”がん相談員”として仕事をしています。生活や治療費、子育て、介護のことなど、相談内容は多岐にわたりますが、すべてに自分ひとりで対応するのではなく、多職種と連携しながら患者さんへの支援を行っています。

患者さんから「あなたに話を聞いてもらって心が軽くなった」と言ってもらえたときや、在宅治療を行う患者さんがご自宅でその方らしい生活ができているという話をお聞きしたときは、良かったな、とやりがいを感じます。

CHAPTER 02

和やかで、
なんでも相談しあえる職場

私が所属する医療福祉課は年代も経歴も異なる様々なスタッフが集まって仕事をしています。なんでも相談しあえる和やかな雰囲気です。がん相談で一緒に相談業務を行う看護師長がとても優しく穏やかな方で、困ったときには相談しあえる良い関係です。他職種のスタッフとの垣根が低く気兼ねなく話せるので、色々なところで相談ができて助かっています。

CHAPTER 03

”学びたい”の気持ちを
後押ししてもらえる環境

採用されてしばらくは先輩がついて業務を行い、独り立ちできるまでフォローをします。朝のミーティング時にはそれぞれが困っていることを皆で相談しあうようにしていて、次の日に持ち越さないように工夫をしています。

また、もっと知識を得たい、学びたいといえば病院が背中を押してくれるので、院外の研修などにも行きやすい環境ですね。私自身も病院の支援のおかげで、国立がん研究センターが認定するがん専門相談員の資格を取得することができました。

CHAPTER 04

医療ソーシャルワーカーとして
活躍できる場が多数

大学時代は上京をしてましたが、福祉の仕事をするなら生まれ育った地元の岡山で、という想いが強くありました。色々な職場を検討する中で、岡山済生会総合病院の掲げる理念にある「あらゆる人々に手を差し伸べ、寄り添う」という言葉に惹かれ、当院への就職を決めました。

当院は社会福祉法人で、医療ソーシャルワーカーが窓口となり相談を行う無料低額診療事業(経済的理由により適切な医療を受けることができない方に対して、医療費の負担を無料、または低額にすることで安心して医療を受けていただくための事業)や、なでしこプラン(ホームレス、家庭内暴力被害者、刑務所出所者、失業者、外国人などで医療・福祉サービスにアクセスできない人たちを対象に健康相談等を行い、必要な医療につなげる支援)にも力を入れているので、医療ソーシャルワーカーとして活躍できる場がたくさんあると思います。

他の一部の病院でも無料低額診療は行っていますが、健康相談まではしていないところが多いです。当院は岡山駅からの立地条件も良いため、よく岡山市からの相談や依頼も受けます。なでしこプランとしてホームレスの方への炊き出しの場に医師や看護師と共に行き、そこで行われる健康相談を通じて体調が悪そうな人に無料受診券を渡し診療につなぐこともあります。

CHAPTER 05

魅力は、多分野での学びや経験が得られること

当院は総合病院なので様々な診療科があったり、救急、緩和ケア、地域包括ケアなどもあって、ソーシャルワーカーとして多分野での学びが得られ、経験が積めるというのがいいですね。
全人的な医療を実現しようと思ったら、生活の視点を持ったソーシャルワーカーの専門性が欠かせないと思います。
これから当院への就職を考えている方には、ぜひそういったところにも携わってもらって、切磋琢磨しながら一緒に働く仲間になれたらと思います。

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