診療内容
特徴と強み
診療実績
スタッフ
ごあいさつ
岡山済生会総合病院
院長
仁熊 健文

平素から岡山済生会総合病院の診療にご支援ご協力いただきましてまことにありがとうございます。今年度の「診療案内2026」を作成いたしました。当院であらたに診療を始められた先生のご紹介も含めて作成いたしましたので、是非手に取ってご覧になってください。総合病院では、救急医療と先進的ながん治療、各種専門医療を中心とした、急性期医療に注力しております。救急医療では、毎年4,500件以上の救急搬送を受け入れ、充実した設備と、ICU/HCUの高度急性期入院施設を整備し、関連する複数の診療科や多職種など病院の総力を挙げて取り組むようにしています。また、がん治療では最新のロボット支援下内視鏡手術に力を入れています。
今回の診療案内では整形外科における「最小侵襲人工股関節置換術(MIS-THA)」と、口腔外科における「最新の3Dシミュレーションを用いた顎変形症治療」の2つの特集をしています。高齢社会を迎える中で、精緻な口ボットナビゲーションインプラントにより体に噛み合わせや顔のゆがみをもたらす顎変形症に対し、3次元シミュレーションによるフルデジタルでの治療計画に基づいた、高精度手術を紹介しています。手術以外にも新たに臨床腫瘍科を立ち上げ、最新のがん化学療法はもちろんのこと、がんゲノム外来、遠伝カウンセリング外来を行い最新のがん診療を行っています。
がん終末期においても、県内で最初に設置した緩和ケア病棟でがん患者さんやご家族の抱えるさまざまなつらさや心配ごとがやわらぐように努めています。この「診療案内2026」では、これらの最新医療を含めて、各科、各部門、各センター医療、および各医療·看護チームや医療連携について最新のスタッフとその診療内容を記載しております。医療連携ならびに福祉連携におきましては、担当医の診療情報だけでなくケアにかかわるコメディカルの情報も重要であり、これらの連携にかかわる情報も診療案内に記載しておりますのでお役に立てれば幸いです。救急診療·入院診療を行う総合病院(473床)と、外来診療と地域包括ケア病床(80床)をもつ外来センター病院の2病院を一体として運用しております。
また、予防医学健診センターや複数の老人保健、福祉施設などを運営しており、切れ目のない「医療·保健·福祉」の連携によりすべての人が安心して暮らせる地域社会の実現を目指しています。是非この診療案内をご活用いただき、当院と地域の皆さまとが協働でき、地域に必要とされ信頼される病院でありつづけるよう努めますのでよろしくお願いいたします。
ごあいさつ
岡山済生会外来センター病院
院長
大澤 俊哉

平素より、岡山済生会総合病院ならびに岡山済生会外来センター病院の運営に対し、格別のご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。地域の医療機関の皆さまには、日頃より患者さんのご紹介や診療連携において多大なるご支援をいただき、当院の医療提供体制を支えていただいております。ここに深く感謝申し上げます。
当院は、外来診療を中心とした病院として、地域の“かかりつけ医”の先生方からのご紹介を受け、専門的な検査·治療を提供する役割を担っています。患者さんが安心して医療を受けられるよう、迅速で丁寧な診療、わかりやすい説明、スムーズな逆紹介を心がけ、地域医療の流れの中で確かな機能を果たすことを目指しております。また、入院機能としては80床の地域包括ケア病棟を有し、急性期治療後の在宅復帰支援に加え、緊急入院やレスパイト入院にも対応しています。地域の医療機関や介護施設の皆さまにとって、必要なときに安心してご紹介いただける“受け皿”となることを大切にし、患者さんとご家族の生活を支える医療を提供してまいります。
医療を取り巻く環境が大きく変化する中にあっても、私たちが目指すのは「地域に根ざし、信頼される医療機関」であることに変わりありません。今後も、紹介·逆紹介の円滑化、情報共有の強化、救急·専門診療における連携の充実を図り、地域全体で質の高い医療を提供できるよう努めてまいります。今回作成した診療案内が、皆さまの紹介時の一助となることを願っております。
引き統き、皆さまの温かいご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
概要
各種指定
内科 消化器
診療内容
| 消化管出血 | 食道胃静脈瘤、胃十二指腸潰瘍、大腸憩室出血、虚血性腸炎など |
| 感染性疾患 | ヘリコバクターピロリ感染症、細菌性腸炎、急性胆管炎など |
| 胆膵疾患 | 総胆管結石、急性膵炎、膵嚢胞など |
| 機能性消化管疾患 | 胃食道逆流症、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群、慢性便秘症など |
| 炎症性腸疾患 | 潰瘍性大腸炎、クローン病など |
| 腫瘍性疾患 | 食道がん、胃がん、胆管がん、膵がん、大腸がん、大腸ポリープなど |
特徴と強み
当院の消化器疾患の領域では、消化器内科・消化器外科・放射線科・救急科が密に連携しています。イレウスや閉塞性黄疸など緊急の治療を要する病態も少なくありません。速やかな画像診断ののちに内科的保存的治療もしくは外科的観血的処置に結び付けます。
消化器がんの診療においては、早期診断された場合には消化器内科で内視鏡的治療や消化器外科で手術を行い、早期治療を行います。進行した状態でみつかった場合にも、放射線治療や化学療法など集学的治療を検討する体制が整っています。標準治療が無効になった場合にも緩和ケア科と協力して症状緩和に努めます。また、潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患の領域では抗体製剤をはじめとする新規治療に対応し、当院でも外来通院治療ができる体制を整えています。
診療実績
| 令和7年1月~12月までの1年間の件数及び人数 | |
|---|---|
| 消化器内科病床数 | 約80(令和8年1月1日現在の件数及び人数) |
| 消化器内科入院患者数 | 2,862 |
| 消化器内科外来患者数 | 3,042 |
| 上部消化管内視鏡件数 | 8,628 |
| 大腸内視鏡件数 | 3,842 |
| 上部消化管ESD件数 | 100 |
| 下部消化管ESD件数 | 37 |
| 小腸内視鏡件数 | 58 |
| カプセル内視鏡件数 | 39 |
| 総ERCP件数 | 510(うち胆道ドレナージ件数:235) |
| EUS-FNA件数 | 63 |
| 潰瘍性大腸炎・クローン病に対する生物学的製剤使用件数 | 420 |
| 消化器病関連治験数 | 2 |
スタッフ
内科 肝臓
診療内容
| 急性胆管炎 | 内視鏡的胆管ステント留置術 |
| 閉塞性黄疸 | 内視鏡的胆管ステント留置術 |
| 総胆管結石 | 内視鏡的胆管結石除去術 胆道鏡を用いた胆管結石破砕術 |
| 膵臓がん | EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診) ENPD(経鼻膵管ドレナージ) 下膵液細胞診による膵がん診断 |
| 胆道がん | ERCPによる胆汁細胞診 内視鏡的胆管ステント留置術 |
| 悪性胆道狭窄 | 内視鏡的胆管メタリックステント留置術 |
| 悪性十二指腸狭窄 | 内視鏡的十二指腸ステント留置術 |
| 術後腸管症例 | DBE-ERCP(ダブルバルーン内視鏡)による胆管ステント留置術 結石除去術 |
| 経乳頭処置困難黄疸例 | 超音波内視鏡下胆道ドレナージ術(EUS-BD) |
| 腹腔内膿瘍 | 超音波内視鏡下瘻孔形成術 |
| 切除不能胆膵がん | 化学療法 |
特徴と強み
胆膵疾患は良性疾患では胆管炎、胆嚢炎、急性膵炎など、悪性疾患では胆管がん、胆嚢がん、膵臓がんなど多岐にわたりますが、良悪性を問わず迅速な治療が必要となることの多い領域であります。診断、治療には胆膵内視鏡が必須な症例が多く、当院ではERCP(内視鏡的逆行性胆管造影)、EUS(超音波内視鏡)、EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診)、ダブルバルーン内視鏡下ERCP、胆道鏡などの処置ができる体制を常時整えています。
また、従来は内視鏡的アプローチが困難であった十二指腸狭窄を伴う症例に対しても、今年度からは超音波内視鏡下胆道ドレナージ術(EUS-BD)を積極的に行い、より幅広い病態に対応可能となっております。胆膵がんは最も予後不良ながん腫であり、10年生存率は膵臓がん10%未満、胆道がん20%未満と報告されています。当科では画像診断センターや超音波センターと連携し、早期に胆膵がんを診断し、手術療法を行い、長期生存が得られている症例を数多く経験しております。
手術不能の胆膵がん症例でも、化学療法を行い手術可能となった症例や、化学療法継続により長期に生存される症例も増えてきています。膵臓がんの化学療法は、GN療法(ゲムシタビン、nabパクリタキセル)やFOLFIRINOX療法(5-FU、イリノテカン、オキサリプラチン、レボホリナート)の標準療法に加えて、イリノテカンリポソーム製剤やPARP阻害剤、MSI-highの症例には、ペンブロリズマブも現在使用可能となっています。また、胆道がんの化学療法は近年大きく進歩しています。現在はゲムシタビン+シスプラチン(GC療法)に免疫チェックポイント阻害薬(デュルバルマブ、ペムブロリズマブ)を併用する治療が一次治療の標準となり、生存期間中央値の延長が示されています。さらに、特定のゲノム異常を有する症例に対する分子標的治療も重要となってきています。
FGFR2融合遺伝子陽性例にはペミガチニブ、フチバチニブ、タスルグラチニブなどのFGFR阻害薬が使用可能す。MSI-HighやTMB-High症例にはペムブロリズマブ、NTRK融合遺伝子陽性例にはエヌトレクチニブ、ラロトレクチニブが適応となります。使用できる治療薬も増え、今後胆膵がんの予後も改善していくことが期待されます。さらに、標準治療が終了となってきている固形がん患者さんに対しては、候補となる治療薬がないか、複数の遺伝子を調べるがん遺伝子パネル検査も保険収載されました。当院では2023年4月よりがんゲノム連携病院となり、がん遺伝子パネル検査ができる体制を整えていっております。
また、膵臓がんは、遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)などの遺伝性腫瘍が原因となっているものがあり、遺伝との関連が注目されるようになっています。膵臓がんの診療でも遺伝に関する知識や配慮が重要となっています。当院では、胆膵領域での診療で遺伝カウンセリングが必要となった際にも、遺伝カウンセラー、臨床遺伝専門医による遺伝診療ができる体制を整えております。
診療実績
胆膵内視鏡件数の実績データです。2023年はERCPが399件、EUS-FNAが71件。2024年はERCPが614件、EUS-FNAが73件。2025年はERCPが511件、EUS-FNAが67件となっています。
スタッフ
特徴と強み
肝臓内科では肝機能異常や肝腫瘍の精査治療のためにご紹介いただく場合が多く、外来にて血液検査や画像検査で鑑別診断を行ったり、入院にて肝疾患や肝腫瘍の確定診断のため肝生検や腫瘍生検と、肝がん治療としてラジオ波焼灼療法を行っています。
最近は、外来で化学療法を行う症例が増えています。胆のう・胆管・肝膿瘍のドレナージなどエコー下の緊急処置も、当科が担当しています。これらエコー下の検査治療は、超音波センターの臨床検査技師や臨床工学技士、担当看護師と一緒に実施しています。
また、肝がんカテーテル治療は放射線科と協力して行っています。
スタッフ
内科 腎臓
概要
検尿異常から腎炎・ネフローゼ、AKI・CKD、そして血液透析・腹膜透析まで、腎疾患のあらゆるステージに対する診療に加えて、各種アフェレーシスや急性血液浄化療法の他、糖尿病内科やリウマチ・膠原病内科とも連携し、精力的な診療を行っています。
診療内容
総合病院の8階東病棟が腎臓内科病棟で、腎生検、各種腎炎・ネフローゼ、AKI・CKDの診断・治療、保存期慢性腎不全の教育入院、血液透析・腹膜透析の準備手術(内シャント手術・腹膜透析カテーテル挿入手術)、血液透析・腹膜透析の導入、シャントトラブル治療(PTAなど)などの様々な透析合併症の治療の他、ICU・HCUでの各種急性血液浄化療法を行っています。
外来センター病院では、腎臓内科の一般外来診察は3階の内科Bブロックで行っています。特に将来透析が必要な腎不全患者さんに対する腎代替療法選択は、看護外来と連携し、患者さん・ご家族が十分にご理解・納得いただけるまで時間をかけて行っています。
特徴と強み
総合病院の腎臓内科として
腎臓病の早期発見に努める
- 腎不全に進まないよう腎臓病を治療・管理する
- 透析にならないよう腎不全を治療・管理する
- 元気な透析生活ができるよう治療・管理する
ことを使命とし、看護師・栄養士・薬剤師・MSWなどとともに、全人的医療・チーム医療を実践しています。
当院腎臓内科の強み
- 腎不全・透析医療とて、保存期腎不全医療、透析療法の選択・準備手術・導入、維持透析管理・合併症治療
- 腹膜透析(全国有数の腹膜透析の導入・維持数)の積極的な導入と適切な外来管理
- 内科医による透析関連インターベンション(内シャント・人工血管手術、内シャントPTA、腹膜透析カテーテル挿入・抜去手術)
これらの特徴を活かした診療を行っています。
腎生検も積極的に施行しており、精確な診断・治療を励行しています。
診療実績
| 腎生検件数 | 33件 |
| 新規透析導入患者数 | 血液透析33名 腹膜透析11名 |
| 総透析患者数 | 血液透析99名 腹膜透析59名 血液透析バスキュラーアクセス関連手術件数54件 血液透析バスキュラーアクセス関連IVR件数191件 腹膜透析カテーテル関連手術件数23件 |
血液透析バスキュラーアクセス関連手術件数の年推移データです。2021年は69件、2022年は75件、2023年は79件、2024年は76件、2025年は54件となっています。
腹膜透析カテーテル関連手術件数の年推移データです。2021年は39件、2022年は44件、2023年は40件、2024年は35件、2025年は23件となっています。
内科 糖尿病・内分泌
診療内容
糖尿病・内分泌内科の特徴は、質の高いチーム医療と先進糖尿病治療です。一般的な糖尿病外来の他、先進糖尿病治療に特化した「インスリンポンプ外来」、糖尿病看護認定看護師等による「糖尿病看護外来」と「フットケア外来」、腎症合併患者を包括的・系統的に療養指導する「腎症進展予防プログラム」など、様々なニーズに応じた専門性の高い診療体制を提供しています。
また、2024年10月には「肥満症外来」を開設、治療中の患者数はすでに100名を超えています。2025年4月には常勤の内分泌代謝科専門医がチームに加わり、「内分泌外来」を開始しています。
特徴と強み
糖尿病内科医師13名(糖尿病専門医5名(うち指導医3名)、内分泌代謝科専門医2名、専攻医7名)、メディカルスタッフ(看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師、保健師、SE、事務職など(うち日本糖尿病療養指導士28名))、関連各科(眼科、腎臓内科、循環器内科など)がチームを組み、糖尿病診療を行っています。特にインスリンポンプ療法や持続血糖モニタ
リングなど、先進糖尿病治療や1型糖尿病診療においては、全国トップレベルの診療体制を構築しています。
また、地域の医療機関の先生方との連携には特に力を入れており、年間370名近くの患者さんをかかりつけ医の先生方と協力しながら連携診療させていただいております。マンパワーも含めた医療資源を地域で弾力的に活用する「地域チーム医療」のコンセプトの下、地域医療の発展に貢献したいと考えています。
診療実績
1型糖尿病患者数の年推移データです。2018年は215人、2019年は239人、2020年は253人、2021年は256人、2022年は259人、2023年は262人、2024年は273人、2025年は278人となっています。
インスリンポンプ療法及びAID療法患者数の年推移データです。2018年はインスリンポンプ68人、AID38人。2019年はインスリンポンプ77人、AID57人。2020年はインスリンポンプ84人、AID62人。2021年はインスリンポンプ87人、AID56人。2022年はインスリンポンプ90人、AID60人。2023年はインスリンポンプ92人、AID64人。2024年はインスリンポンプ102人、AID79人。2025年はインスリンポンプ102人、AID85人となっています。
糖尿病連携診療患者数の年推移データです。2018年は394人、2019年は401人、2020年は359人、2021年は360人、2022年は358人、2023年は368人、2024年は371人、2025年は366人となっています。
スタッフ
内科 呼吸器
概要
広範な領域にわたる呼吸器疾患をチーム医療と全人的医療をモットーに対応しています。
肺がんにおいては、ベストと思われる適切な標準的治療を行っています。呼吸器外科・放射線科との密接な連携により、迅速な治療導入ができます。
診療内容
肺がん(細胞障害性薬剤・分子標的薬剤・免疫チェックポイント阻害剤などによる抗がん剤化学療法、放射線化学療法、放射線療法)、肺炎、肺非結核性抗酸菌症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息、間質性肺炎、びまん性肺疾患、呼吸不全(急性・慢性)
特徴と強み
呼吸器病センターを中心に診療を行っており、多職種によるチーム医療を行っています。内科、外科、放射線科、麻酔科、リハビリ科、看護科、薬剤科、臨床工学科、医療福祉課といった広範な職種との協働のもと、全人的医療を行っています。
がん診療においては、肺がんキャンサーボードを毎週行っており、外科、放射線科、薬剤科等と密接な連携をとり、症例検討を行うことで、患者さんにとっての最善の治療をチームで提供しています。検査においては、通常の気管支鏡検査に加えて、EWS(気管支充填剤)による気胸や肺癆・気管支痩に対する治療や局所麻酔下胸腔鏡を行っており、診断・治療に役立てています。
呼吸不全に対する人工呼吸器管理(気管内挿管・鼻マスク式人工呼吸)においては、麻酔科とともに積極的に関わり、早期離脱を進めています。
診療実績
呼吸器内科の入院患者数実績。2021年から2025年までのデータです。肺がん入院数と入院数総数はそれぞれ以下の通りです。2021年:肺がん267件、総数798件。2022年:肺がん230件、総数700件。2023年:肺がん234件、総数845件。2024年:肺がん243件、総数745件。2025年:肺がん200件、総数801件。
外来化学療法のべ件数実績。2021年から2025年までのデータです。各年の件数は以下の通りです。2021年:4,598件、2022年:5,324件、2023年:5,308件、2024年:5,260件、2025年:4,812件。
内科 循環器
診療内容
虚血性心疾患〈労作性狭心症、急性冠症候群〉(負荷心筋シンチなどを用いた正確な診断、心臓カテーテル検査および経皮的冠動脈ステント留置術などの治療とその後の内科的至適薬物療法の計画・導入および患者指導)、不整脈(人工ペースメーカー移植術、心房細動などの薬物療法)、心不全(診断と治療方針の決定、至適薬物療法の導入と患者指導)、静脈血栓塞栓症〈肺塞栓、深部静脈血栓症〉、高血圧症など。
特徴と強み
ガイドラインやエビデンスに基づいた医療を実践しています。
重症患者さんの場合は、ICU・HCUを活用し、医師の他に看護師、理学・作業・言語療法士、薬剤師、管理栄養士、臨床心理士、医療ソーシャルワーカー(MSW)など多職種で協働し症例カンファレンスを行い、患者さん毎のオーダーメイド治療を患者さん・ご家族に説明して相談の上で納得いただける形で行っています。
他の内科医師との協力により心不全や肺塞栓患者さんの救急受け入れや、主に平日日中に虚血性心疾患に対する心臓カテーテル検査および経皮的冠動脈ステント留置術などの治療や、不整脈の患者さんに対する緊急心臓ペーシングおよび人工ペースメーカー移植術などの実施が可能です。
心臓血管外科・開心術のない病院ですが、必要に応じて他院と協力・連携して手術適応症例や外科施設での治療が望ましい症例は適宜紹介を行います。院内の資格を持った多くの専門スタッフ(心臓リハビリテーション指導士、心不全療養指導士、インターベンションに関しての資格を持つ技師・看護師など)と協働し、患者さんを支えます。
スタッフ
内科 リウマチ・膠原病
診療内容
- 関節リウマチ
- シェーグレン症候群
- 全身性エリテマトーデス
- 抗リン脂質抗体症候群
- 多発性筋炎
- 皮膚筋炎
- 全身性強皮症
- 混合性結合組織病
- 血管炎症候群(顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、IgA血管炎、結節性多発動脈炎、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎)
- スティル病
- 再発性多発軟骨炎
- リウマチ性多発筋痛症(PS3PE症候群)
- 痛風
- 偽痛風(CPPPD関節炎)
- ベーチェット病
- 強直性脊椎炎
- 反応性関節炎
- 乾癬性関節炎
- 拳蹠膿疱症
- IgG4関連疾患(ミクリッツ病、自己免疫性膵炎など)
- 自己炎症性疾患
- 若年性特発性関節炎
- 好酸球増多症候群
- 炎症性腸疾患に伴う関節炎
特徴と強み
リウマチ・膠原病センターは、2011年に山村昌弘医師の赴任を契機として開設され、以来、教育・研究を含め、地域におけるリウマチ・膠原病診療の発展に大きく貢献してまいりました。山村医師の退任に伴い、2026年4月より上野明子がセンター長に就任いたしました。2026年6月現在は、常勤医師3名、非常勤医師3名、および看護スタッフを中心に、年間約2,000名の外来患者さんと約200名の入院患者さんの診療にあたっています。
また、全国規模ならびに国際共同の治験・臨床試験に参加し、患者さんへ最先端の治療を提供できるよう努めています。さらに、グルココルチコイドによる副作用の軽減を目的として、免疫抑制薬や生物学的製剤の安全かつ適切な使用に積極的に取り組んでいます。加えて、内科・整形外科をはじめ、薬剤師、リハビリテーションスタッフなど多職種と連携した高度なチーム医療を実践しています。指定難病患者さんの診療に加え、難病の急性増悪時における入院加療にも対応しています。
2022年 指定難病認定者数(総数258名)の内訳: 全身性エリテマトーデス 49名、 多発性筋炎/皮膚筋炎 31名、 シェーグレン症候群 29名、 顕微鏡的多発血管炎 27名、 全身性強皮症 25名、 IgG4関連疾患 15名、 特発性間質性肺炎 14名、 混合性結合組織病 11名、 多発血管炎性肉芽腫症 9名、 ベーチェット病 7名、 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 7名、 強直性脊椎炎 5名、 若年性特発性関節炎 4名、 高安動脈炎 3名、 成人スチル病 3名、 結節性多発動脈炎 3名、 巨細胞性動脈炎 2名、 自己炎症性疾患 2名、 悪性関節リウマチ 1名、 再発性多発軟骨炎 1名。
スタッフ
内科 脳神経
診療内容
脳神経内科では、脳・脊髄・末梢神経・筋疾患など幅広い領域を対象としており、頭痛・めまい・しびれ・ふらつき・歩行障害など多様な症状に対応しております。
高齢化に伴い増加している認知症、脳血管障害、パーキンソン病などの神経変性疾患に加え、てんかんや神経免疫疾患など、急性期から慢性期に至るまで幅広い疾患の診断・治療を行っております。急性期では、脳血管障害、意識障害、けいれん発作など緊急対応を要する症例に対し、迅速な評価と初期対応を行い、必要に応じて速やかに入院加療へ移行いたします。慢性期においては、症状の進行抑制と生活の質(QOL)の維持・向上を重視し、患者さんおよびご家族に寄り添った継続的な診療・支援を提供いたします。
特徴と強み
2026年4月より脳神経内科常勤医が着任し、2名の非常勤医師と連携しながら、外来・入院ともに安定した診療体制を構築しております。日本神経学会ガイドラインに準拠した診療を基本とし、MRI、脳血流シンチグラフィ、脳波検査、神経伝導検査など各種検査を活用し、精度の高い診断を行っています。
高齢患者さんに多い多疾患併存(糖尿病・循環器疾患・肝腎機能障害など)にも対応可能であり、当院の特徴である「ボーダーレス内科」及び4月から開設された集中治療科の体制を活かし、各専門医と密に連携した包括的な診療を提供いたします。
さらに、認知症専門医、てんかん専門医、日本神経学会専門医が在籍しており、専門性の高い診療が可能です。高度・特殊検査や先進的治療が必要な場合には、岡山大学病院脳神経内科と迅速に連携し、切れ目のない医療を提供いたします。
診療実績
| 岡山済生会外来センター病院 | 脳神経内科外来受付のべ人数:2,322名/年 |
| 岡山済生会総合病院:脳神経内科紹介 | 脳神経内科紹介:306名/年 |
| 岡山済生会総合病院 | 入院患者(脳梗塞・てんかん・痙攣・意識障害のみ)173名/年 |
地域の先生方へのメッセージ
地域の先生方からのご紹介に対しては、迅速な受け入れ(緊急例も含め柔軟に対応)と丁寧な診療報告を徹底しております。
以下のような症例についても、お気軽にご相談ください。
- 頭痛・めまい・しびれなど一見軽症だが精査が必要な症例
- 診断に難渋している神経症状
- 認知症やパーキンソン病などの専門的管理が必要な症例
- てんかん・免疫性神経疾患など専門治療を要する症例
「まず相談してみよう」と思っていただける窓口として、幅広く対応いたします。
今後も「科学的根拠に基づいた、親切で信頼される医療」の提供を目指し、地域医療連携の充実に努めてまいります。何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
その他 専門内科
概要
内科は1つの内科としてまとまっていますが、各分野の専門医が専門疾患については初診時より対応をしています。診断に苦慮する場合は、専門医同士すぐに相談できる体制がありますので、複数の視点で検討し適切な方針を決めます。複数の疾患を抱えている場合は、各分野の専門医が診療に関わります。各分野の専門医が協力し合って診療できるのが特徴です。疾患の鑑別を行い、必要に応じて専門各科へ診療・加療を依頼します。
診療内容
各専門グループで多くの内科疾患に対応していますが、対応できない時は適切な高次医療機関へ紹介させていただきます血液内科については、非常勤医師が担当します。
特徴と強み
内科のみならず他科との連携もとれており、各科横断的な治療へも垣根が低く移行でき、疾患を診るのみならず、患者さんを一人の人間として対応することを目標としています。
スタッフ
集中治療・総合診療科
診療内容
集中治療・総合診療科は、主に重篤な内科系疾患を有する患者さんの診療を行います。
生命維持のための集中的な全身管理を実施すると同時に、内科的視点から病態の原因検索およ
び治療を行います。
対象となる主な病態・疾患
内科系疾患の重症化、および複数臓器に障害が及ぶ病態を対象とします。
- 敗血症・重症感染症:感染源の特定、抗菌薬治療、およびそれに伴う臓器障害の管理。
- 急性呼吸不全:重症肺炎や急性呼吸窮迫症候群(ARDS)に対する人工呼吸管理。
- ショック・循環不全:血行動態の評価に基づく循環管理。
- 重篤な代謝・内分泌疾患、中毒:重症電解質異常、糖尿病性ケトアシドーシス、急性薬物中毒など。
- 術後管理のサポート:高度侵襲手術後や合併症を有する患者さんの周術期全身管理。
特徴と強み
専門科との協働による包括的な多臓器管理
内科各科(消化器、腎臓、循環器、呼吸器、脳神経等)や、外科系診療科(泌尿器科、整形外科等)と緊密に連携します。各科の疾患特異的な介入と、当科による包括的な多臓器管理を同時に遂行することで、全身状態の安定化を図りつつ、診断と初期治療を遅滞なく並行して進めます。
早期回復を支える集学的アプローチ
集中治療からの離脱と早期の社会復帰を目指し、適切な栄養管理、疼痛コントロール、リハビリテーション介入などを行い、早期離床および合併症の予防を図ります。
スタッフ
小児科
診療内容
入院患者さんの疾患別分類では、食物アレルギー負荷試験や呼吸器系、消化器系の一般小児疾患の方が多くおられます。
てんかん・重症心身障害をはじめとする小児神経疾患や、睡眠異常、夜尿症、心身症など精神・心理的疾患、そして感染・免疫、血液・悪性腫瘍、腎臓疾患、アレルギー疾患、低身長などについては専門的指導を行っています。
- 日本小児科学会専門医7名
- 日本アレルギー学会専門医・指導医1名
特徴と強み
岡山県内では全国トップクラスのベテランの小児専門医師が多数在籍しています。それぞれの医師が各分野での専門医を取得しており、最新の診断・治療にあたっています。骨系統疾患、低身長、内分泌疾患は岡山県内のみならず、他県からも紹介患者さんを受け入れています。治験にも参加しており、最新の治療が受けられます。
アレルギー疾患は喘息、アトピー、食物アレルギーなどすべての疾患を網羅しています。最新の呼吸機能評価や食物経口負荷試験、アレルゲン舌下免疫療法に力を入れています。
小児神経の分野では、けいれん性疾患、てんかん治療はもちろんのこと、起立性調節障害や夜尿症に力を入れており、県内外から多数の紹介患者さんを受け入れています。
小児腎臓疾患では、腎生検を含めた総合的な診断・治療・管理が可能です。
また、小児血液腫瘍疾患専門のベテラン医師も在籍しており、ほぼ全ての小児疾患に対応できうる体制が整っています。
スタッフ
外科 肝胆膵・血管
診療内容
| 肝切除 | 肝切除のすべての術式 (肝区域切除、肝葉切除、区域・亜区域切除、部分切除) |
| 膵切除 | 膵頭十二指腸切除術 膵体尾部切除術 膵全摘 膵中央切除術など |
| 胆道疾患に対する手術 | 胆道再建を伴う肝・胆管切除術 先天性胆道拡張症に対する手術 |
| その他 | 脾臓疾患に対する手術 副腎切除 十二指腸疾患に対する手術 後腹膜腫瘍に対する手術 門脈圧亢進症に対する手術 腹部大血管に対する手術など |
上記の大部分の術式において、患者さんの状態や病変の進行度を考慮して、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術、開腹手術を選択して行っています。
脈管に浸潤している症例に対しては、血管合併切除・再建を行います。肝・膵同時切除術を行うこともあります。
特徴と強み
肝臓がん、すい臓がん、胆のう・胆管がんなどの悪性腫瘍だけでなく、胆のう結石症、脾腫などの良性疾患まで、あらゆる肝胆膵疾患に対する外科治療を行っています。
当院は肝胆膵外科学会高度機能専門医修練施設Aに認定されており、年間100例以上の高難度手術を行っている中四国有数のハイボリュームセンターです。
3名の肝胆膵高度技能専門医・指導医が中心になって手術に当たっており、脈管合併切除をともなう肝切除・膵切除や、術前門脈塞栓術などを必要とする大量肝切除、肝・膵同時切除術などの拡大切除も積極的に行っています。巨大な肝腫瘍・後腹膜腫瘍に対しては、体外循環を併用した切除を行うこともあります。手術症例については、内科、外科、放射線科、病理診断科と合同の肝胆膵カンファレンスにて、適応や治療法、術後診断や病理所見などについて検討を行っています。診療科間の垣根が低くコミュニケーションが良好にとられていることも、当診療科の強みと考えています。
また内視鏡手術技術認定医(肝・膵)を2名が取得し、ロボット支援下手術プロクター(指導医)も2名が取得しています。腹腔鏡下肝切除、ロボット肝切除、腹腔鏡下膵切除、ロボット膵切除(膵頭十二指腸切除術を含む)の施行施設認定(岡山県内初認定)を受けており、安全で質の高い肝胆膵領域の低侵襲手術を提供しています。
腹腔鏡下胆のう摘出術については、急性胆のう炎に対する緊急手術を含めると年間200例程度施行しており、その開腹手術への移行率も1%程度と安定した成績を維持しています。
診療実績
2016~2025年の年間手術件数(平均)
| 2016~2025年の手術件数(平均) | |
|---|---|
| 肝切除 | 90 |
| 膵切除 | 53 |
| 胆のう摘出術 | 200 |
低侵襲肝・膵手術症例数(累積)の推移: 腹腔鏡下肝切除術は2016年142例から2025年425例へと大きく増加。 腹腔鏡下膵切除術は2016年50例から2025年98例に推移。 ロボット膵切除術は2020年3例から2025年58例に増加。 ロボット肝切除術は2022年0例から2025年56例に増加しています。
スタッフ
外科 呼吸器
診療内容
肺、縦隔、胸壁などの「胸に生じた病気」に対して治療を行っております。
主な対象疾患は以下の通りです。
- 原発性肺がん
- 転移性肺腫瘍
- 良性肺腫瘍
- 縦隔腫瘍
- 胸壁腫瘍
- 気胸
- 膿胸
- 多汗症
- 炎症性肺疾患
- 感染性肺疾患
- 胸部外傷
特徴と強み
呼吸器外科は1名の常勤医師と2名の非常勤医師で構成されております(2026年2月現在)。治療方針は呼吸器外科、呼吸器内科、腫瘍内科、放射線科などによるカンファレンスにて決定されます。治療の中心は外科治療です。
当院の呼吸器外科手術は年間130~150例であり、手術はロボット(da Vinci)や胸腔鏡により行われることがほとんどです。そのうち60~70%が悪性腫瘍(原発性肺がん、転移性肺腫瘍)の手術ですが、高齢化社会を背景に高齢者の気胸の手術例が増加しております。また膿胸で入院となる高齢者も増加しております。膿胸に対しては手術も選択肢となりますが、手術を回避できることも少なくありません。われわれは、手術が必要な患者さんには質の高い安全な手術を提供できるように全力を尽くします。
一方では、外科治療を必要としない患者さんには一人ひとりに合った医療を提供することが大切と考えております。2000年にWHO(世界保健機関)が健康寿命を提唱して以来、寿命を伸ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を伸ばすかに関心が高まっています。患者さんにとってプラスになる医療、患者さんが納得される医療を提供できるよう心掛けております。
余談
2016年4月より当院に勤務しております奥谷大介と申します。子供の頃から現在までサッカーを続けています。さて大切な試合の前のサッカー選手のインタビューで「いい準備をする」というフレーズを皆様も耳にしたことがあると思います。私も手術に対して常に「いい準備をする」ことを心掛けています。
以下の3個が私の”いい準備”のルーチンです。
- 体調管理:前日の業務などにより難しいこともありますが、バランスの取れた食事や睡眠時間の確保に努めています。前日の禁酒はmustです。
- 手術のイメージトレーニング:前日までに、想定しうる状況を可能な限り想定し手順や手技を確認します。
- モチベーションの確認:手術前に患者さんや家族に面会して手術室に入っています。
外科医である限り、サッカーで学んだ泥臭く努力する姿勢を持ちながらこれからも”いい準備”を続けていく所存です。
外科 上部消化管
診療内容
胃がん・食道がん・GISTなどあらゆる上部消化管疾患に対する手術を開腹手術・鏡視下手術・ロボット支援下手術・LECS(腹腔鏡・内視鏡合同手術)などの手技を用いて行っています。
胃がん
- 胃全摘術
- 幽門側胃切除術
- 幽門保存胃切除術
- 胃局所切除術
- 膵頭十二指腸切除術
- 左上腹部内臓全摘術
- 肝部分切除
食道がん
- 胸腔鏡下食道亜全摘術(一期的、二期的)
- 腹腔鏡下胃管再建
特徴と強み
高齢者胃がんの手術
当院ではこの10年間、80歳以上の患者さんの手術を毎年約20名行っています。症例を重ねることで、いかに安全かつ術後のQOLを維持するか、そのノウハウを会得し、それを次の患者さんの治療に役立てています。
胃がん腹腔鏡手術の適応拡大
2022年、進行胃がんに対しても腹腔鏡下胃切除術の長期的な成績が担保されるエビデンスが明らかになりましたので、進行胃がんに対しても適応を拡大しています。
ロボット支援下胃・食道切除術の導入
多関節機能、手振れ防止機能や立体視効果による緻密な手術が可能となり、膵液漏などの手術合併症が少ないda Vinciによるロボット支援下胃切除術を2023年4月より、食道切除術を2024年より開始しました。より良い手術成績を目指しています。
診療実績
胃がん 数は症例数、()内は鏡視下手術例数、⦅⦆内はロボット支援下手術例数
| 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 幽門側胃切除 | 45(15) | 41(11) | 45(27) | 40(18)《18》 | 42(33)《22》 | 37(31)《13》 |
| 胃全摘 | 14 | 25(3) | 9(2) | 11(1)《1》 | 13(5)《3》 | 20(9)《2》 |
| 噴門側胃切除 | 2(1) | 1 | 5(3)《2》 | 4(3)《2》 | 7(6)《4》 | |
| 胃局所切除 | 7(6) | 3(3) | 6(5) | 5(4) | 2(1) | 8(6) |
| 分節切除 | 1(1) | 1(1) | ||||
| 幽門保存胃切除 | 2(2) | 1(1) | 1(1) | |||
| そのほか | 3 | 6(4) | 3(3) | 2(1) | 19(11) | 17(4) |
| 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 幽門側胃切除 | 45 (15) | 41 (11) | 45 (27) | 40 (18) 《18》 | 42 (33) 《22》 | 37 (31) 《13》 |
| 胃全摘 | 14 | 25 (3) | 9 (2) | 11 (1) 《1》 | 13 (5) 《3》 | 20 (9) 《2》 |
| 噴門側胃切除 | 2 (1) | 1 | 5 (3) 《2》 | 4 (3) 《2》 | 7 (6) 《4》 | |
| 胃局所切除 | 7 (6) | 3 (3) | 6 (5) | 5 (4) | 2 (1) | 8 (6) |
| 分節切除 | 1 (1) | 1 (1) | ||||
| 幽門保存胃切除 | 2 (2) | 1 (1) | 1 (1) | |||
| そのほか | 3 | 6 (4) | 3 (3) | 2 (1) | 19 (11) | 17 (4) |
食道がん 数は症例数、()内は鏡視下手術例数、⦅⦆内はロボット支援下手術例数
| 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 食道がん | 13 | 10 | 17 | 10 | 12 | 13(10)《10》 |
| 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 食道がん | 13 | 10 | 17 | 10 | 12 | 13 (10) 《10》 |
スタッフ
外科 下部消化管
診療内容
結腸がんの手術
- 回盲部切除術
- 右側結腸切除術
- 横行結腸切除術
- S状結腸切除術
直腸がんの手術
- 直腸高位前方切除術
- 直腸低位前方切除術
- 直腸超低位前方切除術・経肛門吻合術などの肛門温存手術
- 直腸切断術
- 骨盤内蔵全摘術
他
- 大腸ポリポーシスに対する大腸全摘・J型回腸嚢肛門管吻合術
- 肛門近傍の小さな腫瘍に対する経肛門的局所切除術
特徴と強み
大腸がん治療のハイボリュームセンターとして多くの大腸がん手術を行っております。ロボット手術や腹腔鏡手術などの低侵襲治療に力を入れて行っており、高度進行症例などには放射線治療や化学療法も組み合わせた集学的な治療を行います。再発がんや高度な技術を要する再発リスクの高い進行がんに対しては開腹手術を行っております。
最も大切なことは病気の治癒ですが、術後障害の少ない手術を心がけています。臓器機能温存や術後の腸閉塞、縫合不全などの合併症ゼロを目指して独自の工夫を凝らし、日々改良を続けています。
特に肛門温存手術においては肛門リハビリなども積極的に行っており、術後QOL向上のためにチームでサポートしております。術後の健やかな生活を楽しんでいただきたいと願っています。
診療実績
| 原発性大腸がんの手術 | |||
|---|---|---|---|
| 結腸がん手術 | 92例 | うち腹腔鏡手術 | 59例 |
| うちロボット手術 | 7例 | ||
| 直腸がん手術 | 54例 | うち腹腔鏡手術 | 42例 |
| うちロボット手術 | 31例 | ||
| 希少がん手術 | |
|---|---|
| 小腸がん手術 | 18例 |
| 消化管GISTの手術 | 35例 |
| 消化管NETの手術 | 8例 |
原発性大腸がんの手術数実績。2020年から2025年までの積層型データです。各年の内訳(開腹、腹腔鏡、ロボット)は以下の通りです。2020年:開腹92件、腹腔鏡77件、ロボット22件。2021年:開腹91件、腹腔鏡73件、ロボット31件。2022年:開腹59件、腹腔鏡92件、ロボット31件。2023年:開腹30件、腹腔鏡113件、ロボット40件。2024年:開腹56件、腹腔鏡90件、ロボット50件。2025年:開腹45件、腹腔鏡64件、ロボット39件。
臨床腫瘍科
診療内容
消化器がん、原発不明がん、各種固形がんに対する診断、集学的治療、社会的ケアを含めた包括的ながん医療を行う診療科として2026年度より開設します。
特徴と強み
- 消化器がんの治療の多くは手術が中心ですが、手術の前後に薬物療法が行われるなど集学的治療が標準治療になってきました。高度化する薬物療法に専門的に対応し、最適な治療戦略を提供します。何科に紹介すればよいかわからない症例についても、各臓器別の診療科、放射線科、緩和ケア科、リハビリテーション科、がん相談支援センターと密に連携して対応します。
- 診断、治療の方法には複数の選択肢が存在することが多く、悩む機会が多くなります。多職種(看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカー等)によるチーム医療体制のもと、患者さんと十分に情報共有を行いながら治療を進めます。
- ゲノム医療センターではがん遺伝子パネル検査を積極的に実施しており、個別化医療の提供に努めています。
- かかりつけ医の先生方と連携し、切れ目のない医療を提供します。
- 日本臨床腫瘍学会認定研修施設、日本がん治療認定医機構認定修練施設として、がん薬物療法専門医、がん治療認定医の育成にも尽力してまいります。
整形外科
診療内容
| 上肢の外科・手外科 | 上肢および手外科疾患・外傷全般、肘関節・手関節・手指関節の各種関節障害、肘部管症候群や手根管症候群などの絞扼性神経障害、上肢の外傷(骨折、屈筋腱・伸筋腱損傷、神経・血管損傷など) |
| 股関節外科 | 変形性股関節症、大腿骨頭壊死、大腿骨近位部骨折をはじめとする股関節疾患・外傷全般、人工関節置換手術(ROSA®を用いたロボット支援手術) |
| 膝関節外科 | 人工関節置換手術(ROSA®を用いたロボット支援手術)、半月板温存および関節温存手術、変形性膝関節症(早期~末期)、前・後十字靱帯など膝靱帯損傷、半月板損傷:内側半月板後根断裂など、膝関節骨軟骨損傷:離断性骨軟骨炎など、下肢スポーツ外傷・障害:肉離れ、疲労骨折など |
| 骨盤・整形外傷 | AO(骨折治療研究の国際機関)の治療原則に基づく骨折治療、脆弱性骨盤骨折、股関節から足部までの整形外傷全般、人工関節周囲骨折、二次性骨折予防 |
| 脊椎脊髄外科 | 頚椎症、腰椎椎間板ヘルニアなど脊椎疾患全般 |
| 骨粗鬆症 | 骨粗鬆症およびサルコペニアの診断、薬物治療、骨粗鬆症リエゾン |
特徴と強み
診療ガイドラインをはじめとするエビデンスに裏づけられた治療方針を原則とし、迅速で正確な診断、安全で質の高い最新治療を提供しています。現在、10名の日本整形外科学会専門医(含日本専門医機構専門医)が在籍しており、主要な4つの専門分野である上肢の外科・手外科(今谷、楢﨑、沖田)、膝・スポーツ(釜付)、股・膝関節外科(金子)、骨盤・整形外傷(土井)を中心に診療を行っています。また日本手外科学会専門医(今谷、楢﨑、沖田、前二者は指導医)および脊椎脊髄外科指導医(玉田)による専門外来・手術、骨粗鬆症専門医(前田)による外来診療も行っており、整形外科の全分野において充実した診療体制が整っています。
当科では質の高い医療およびリハビリテーションを提供するため、医師を中心に多職種のコメディカルが一丸となって日々の診療にあたっています。さらに外来センタ-病院の地域包括ケア病棟には専属の整形外科専門医(樫村)、整形外科医師(宇野)が在籍しており、急性期から在宅にいたる整形診療およびリハビリテーションの途切れのない理想的な連携体制がとられています。“治す”医療と“支える”医療の両立を図り、患者の皆さんのより良い機能回復と早期社会復帰を目指しています。
診療実績
部位別の診療実績グラフ: 手・上肢 936件、 膝 384件、 その他の下肢 336件、 股関節 130件、 脊椎 5件。 合計 1,791件。

複合型肘関節不安定症に対する手術風景
年間実績推移のグラフデータ要約:2021年は605件、2022年は636件、2023年は728件、2024年は912件、2025年は936件と、年々増加傾向にあります。

人工関節手術支援ロボットROSA®を用いた人工膝関節置換術

スタッフ
形成外科
診療内容
高齢社会を迎え、生活の質を高めるためにも五感が機能することは非常に重要です。
当科では視覚の改善のための眼瞼下垂症手術が近年増加しています。
一般形成外科の診療を基礎として、今までどおりの外傷、難治性潰瘍、熱傷などの治療と並行し、再建外科の技術を用いた移植術なども行っていきます。
特徴と強み
湿潤療法、陰圧療法など創傷治療における最新の治療を用いた傷の保存的治療や、瘢痕形成術や植皮術、微小血管吻合による組織移植術を用いた体表の組織欠損、外傷の治療を行っています。
当科が扱う疾患は多岐にわたり、
- 乳房の変形や左右差がないか
- ”しこり”がないか
- ”ひきつれ”や”えくぼ”のようなくぼみがないか
- ”ただれ”がないか
- 乳首からの出血や異常な分泌物がないか
などがあります。体表の異常や外傷は外観だけでなく機能も損なわれます。「傷を治す」とは外観だけでなく、機能的にも再建することを指します。
また、糖尿性壊疽や重症虚血肢など、他科の疾患や、患者背景に起因するものについても、複数の診療科で連携し、地域の医療資源を活用しながら良質な医療を提供します。
当院の特徴としてレーザー治療があります。3台(Vbeam、ALEX TriVantage、GentleMaxPro)のレーザーを所有しております。血管腫、あざ等の治療だけでなく、美容目的(脱毛、シミ、しわ、タトゥー除去等)にも対応できます。最近は血管腫・血管奇形の治療にも力を入れております。
岡山大学病院とも連携し、効果療法、レーザー、免疫抑制剤、漢方薬、切除等を組み合わせて治療しています。
スタッフ
脳神経外科
診療内容
脳腫瘍(良性・悪性)
髄膜腫、下垂体腺腫、聴神経鞘腫、神経膠腫など
- 悪性脳腫瘍摘出術
- 良性脳腫瘍摘出術
脳血管障害
未破裂脳動脈瘤、くも膜下出血(脳動脈瘤破裂)、脳内出血、脳梗塞、頸部内頸動脈狭窄症など
- 脳動脈瘤クリッピング術
- 頸動脈血栓内膜剥離術
神経・血管圧迫症候群
三叉神経痛、片側顔面けいれんなど
- 神経血管減荷術
頭部外傷
急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、脳挫傷、慢性硬膜下血腫など
- 開頭血腫除去術
- 穿頭洗浄術
水頭症
特発性水頭症など
- 脳室―腹腔シャント術
- 腰椎―腹腔シャント術
頸椎変性疾患
頸椎椎間板ヘルニア、頸椎症性脊髄症、頸椎神経根症、頸椎後縦靭帯骨化症など
- 頸椎後方手術(椎弓形成術)
- 頸椎前方手術(前方除圧術、前方除圧固定術)
胸椎変性疾患
胸椎後縦靭帯骨化症、黄色靭帯骨化症、胸椎圧迫骨折など
腰椎変性疾患
腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎分離症、腰椎圧迫骨折、腰椎後側弯症など
- 腰椎椎弓形成術(片側侵入両側除圧、MILD法)
- 腰椎固定術
- 胸腰椎矯正固定術
- バルーン椎体形成術
脊髄・脊髄腫瘍
キアリ奇形
脊髄血管障害など
特徴と強み
当科では、脳卒中、脳腫瘍など脳疾患ばかりではなく、脊髄・脊椎疾患にも対応しております。正確に疾患を診断し、誠実に病態説明をし、患者さんに納得のいく治療を提供することを心掛けています。特に手術においては、ほとんどの疾患に顕微鏡を用い、繊細で合併症が少なく、かつ低侵襲な(患者さんにとって負担の少ない)治療を行っています。
当院の脳神経外科は日本脳神経外科学会専門医研修施設の認定を受けており、脳神経外科専門医3名で診療にあたっています。脳腫瘍、脳血管障害などの頭蓋内疾患のみならず、脊髄脊椎疾患の診察と治療を行っています。
痛み、しびれに関しては、まず頸および腰神経根ブロックなど各種の保存的加療を行い、効果が少ない場合に外科的加療を考慮します。
骨粗鬆症性椎体圧骨折に対するバルーン椎体形成術(BKP)や、頸椎人工椎間板置換術、腰椎側弯症・後弯症に対する前外側固定術(OLIF、XLIF)など、低侵襲手術も可能です。
スタッフ
皮膚科
診療内容
- 湿疹・皮膚炎・蕁麻疹
- 薬疹
- 角化症
- 水疱症・膿疱症
- 付属器皮膚疾患(脱毛症、ざ瘡、爪疾患)
- 感染症(細菌・真菌・ウイルスなど)
- 皮膚外科(皮膚良性悪性腫瘍摘出術、皮弁作成術、植皮術、陥入爪手術)
- 紫外線療法
- 皮膚科的検査:皮膚生検、パッチテスト、皮内テスト・プリックテスト、ダーマスコピー、表在超音波検査
特徴と強み
湿疹・皮膚炎から、感染症、腫瘍など皮膚に表れる全ての変化に対応しています。
近年、炎症性皮膚疾患に対する治療の進歩はめざましく、症状に応じていろいろな治療法が選択できるようになりました。
当院は日本皮膚科学会が定める生物学的製剤使用承認施設に認定されており、地域の中核病院としてその治療法を積極的に取り入れています。
特に、アトピー性皮膚炎においては、この数年、注射薬や内服薬、外用剤に至るまで、新規の薬剤が続々と発売されています。重症度に合わせてこれらの治療薬を組み合わせることで、速やかな寛解維持を得られるようになりました。治療の選択肢が増えた分、患者さんへの説明や指導に十分な時間をとりたいと考え、当院では「アトピー性皮膚炎外来」を開設しております。患者さんお一人お一人にじっくりと向き合い、その方にあった治療を行っていきたいと考えています。
また、アトピー性皮膚炎に限らず、これまで難治であった結節性痒疹や重症の円形脱毛症、乾癬、掌蹠膿疱症などでも新たな治療薬が続々と承認され、効果を発揮しています。これらの疾患については一般外来において治療しております。対象の患者さんがいらっしゃいましたらぜひご紹介ください。
「皮膚腫瘍」の治療も引き続き数多く行っております。手術件数は年間300例程度です。良性腫瘍および悪性腫瘍の摘出のみならず、必要に応じて皮弁や植皮術などでの再建も行っています。高齢化社会に伴い、超高齢者への手術対応も増えてきています。
当科では年齢で治療を決めるのではなく、患者さんそれぞれに即して治療方針を決め、より安全に手術を行うことを心がけています。それ以外の皮膚疾患でも、皮膚疾患すべてに対して、スタッフ全員で協力しながら治療にあたっています。
何か皮膚疾患でお困りのことがあればご紹介いただきますようお願いいたします。尚、皮膚疾患にて入院が必要な患者さんについても速やかに対応するように努めていますので、そのような患者さんがいらっしゃいましたら地域連携室にご相談ください。
スタッフ
泌尿器科
診療内容
尿路悪性腫瘍
- 前立腺がん(手術、内分泌療法、化学療法)
- 膀胱がん(TURBT、化学療法)
- 腎盂・尿管がん(手術)
- 腎がん(手術)
- 精巣がん(手術)
排尿障害
- 前立腺肥大症
- 精巣がん(手術)
- 過活動膀胱(薬物療法)
特徴と強み
常勤医師2名と、非常勤医師4名を岡山大学から派遣いただいており、大学と連携しながら治療を行っています。
2020年1月から、前立腺がんに対してロボット支援下前立腺全摘除術(RARP)を開始していますが、2020年24件、20021年16件、2022年20件、2023年25件、2024年24件、2025年28件とその後は順調に症例数が伸びています。輸血症例はなく、術後尿失禁についてもほとんどの方がパット1日1枚以下の失禁量となり、順調に経過しております。
前立腺がんを検出するための前立腺生検は、当科では経会陰式(会陰部皮膚から穿刺)で行っています。腰椎麻酔のため短期入院(通常2泊3日)が必要となりますが、前立腺生検の重篤な合併症の1つである前立腺炎は過去5年間で1例も発生していません。PSA高値の患者さんがおられましたら、ぜひ紹介いただければと思います。
診療実績
| 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前立腺生検 | 101 | 65 | 153 | 154 | 146 |
| RARP | 16 | 20 | 25 | 24 | 28 |
| TUEBT | 55 | 77 | 98 | 93 | 85 |
スタッフ
産婦人科
診療内容
婦人科
- 悪性腫瘍の治療(子宮頸部上皮内病変、子宮体がん、卵巣がん)
- 良性子宮・付属器腫瘍の手術(開腹、腹腔鏡下、ロボット支援下、子宮鏡下手術)
- 子宮脱手術
- 月経困難症・更年期障害などの薬物治療
- 異所性妊娠・卵巣茎捻転など緊急手術
特徴と強み
当科はガイドラインに基づいた安全で信頼性の高い治療を心がけています。
当科には婦人科内視鏡技術認定医が在籍しており、低侵襲で専門性の高い治療を提供することができま
す。2024年12月からロボット支援下子宮全摘術も導入しました。良性疾患の手術は、可能な限り腹腔鏡やロボット支援による低侵襲手術を行っており、合併症の少ない手術を心がけています。手術以外も、診断から緩和ケアまで、エビデンスに基づいた患者さん一人ひとりに適した治療を提供しています。
産科は2026年3月をもって分娩休止となりました。
異所性妊娠や卵巣茎捻転などの緊急手術はできる限り対応しています。
当科は、幅広く婦人科疾患に対応しています。患者さんのご紹介をよろしくお願いいたします。
診療実績
| 手術 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総数 | 303 | 279 | 268 | 291 | 237 | ||
| 良性 | 開腹手術 | 13 | 4 | 10 | 13 | 34 | |
| 腹腔鏡手術 | 106(41) | 109(54) | 110(50) | 115(45) | 136(57) | ||
| 円錐切除 | 34 | 27 | 15 | 31 | 22 | ||
| 子宮鏡下手術 | 15 | 20 | 18 | 22 | 12 | ||
| 悪性 | 子宮体がん手術(腹腔鏡) | 16(8) | 21(11) | 13(11) | 19(13) | 19(9) | |
| 卵巣がん(境界悪性含む) | 24 | 22 | 19 | 15 | 23 | ||
| ロボット | 1 | 22 | |||||
スタッフ
眼科
診療内容
緑内障(手術、レーザー治療、点眼治療)網膜硝子体疾患(網膜剥離、糖尿病網膜症、網膜前膜などに対する硝子体手術、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症、糖尿病黄斑浮腫などに対する抗VEGF薬硝子体注射)/白内障(入院での手術、日帰り手術いずれにも対応、多焦点眼内レンズの移植を実施)/斜視・弱視/網膜剥離などの急を要する疾患には緊急手術を行っています。
特徴と強み
緑内障、網膜硝子体疾患、白内障などを中心に診療を行っています。新しい診断治療機器も積極的に導入し、医師、看護師、視能訓練士、メディカルアシスタント、薬剤師、事務職員らが「チーム眼科」として診療にあたっています。また、総合病院の眼科である強みを生かし、さまざまな背景を持つ患者さんにも他科の協力のもと、安全・安心な手術が提供できるよう配慮しています。さらに、若手医師の育成ならびに臨床研究にも注力しています。
緑内障については、緑内障手術のゴールドスタンダードであるトラベクレクトミーを多数行うとともに、種々の低侵襲手術も積極的に行っています。また、難治性緑内障に対しては、チューブシャント手術やマイクロパルスレーザーによる毛様体光凝固術を行って対応しています。
網膜硝子体疾患では、全例、極小切開硝子体手術を行い、より早期の社会復帰を目指しています。近年増加傾向にある加齢黄斑変性には主に抗VEGF薬硝子体注射を行って、高齢者の視力保持に努めています。白内障手術は患者さんの要望に応えられるよう、入院、日帰りともに対応しており、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術も導入しています。
診療実績
| 2025年手術実績(レーザー手術を除く) | |
|---|---|
| 緑内障 | 379 |
| 網膜硝子体 | 165 |
| 白内障手術(他手術と同時施行を含む) | 1,005 |
| その他 | 23 |
| 計 | 1,572 |
スタッフ
耳鼻咽喉科
診療内容
耳
突発性難聴を含む急性感音難聴、急性・慢性中耳炎、滲出性中耳炎、好酸球性中耳炎、耳管狭窄症・開放症、めまい症、顔面神経麻痺など
鼻
急性・慢性副鼻腔炎(好酸球性副鼻腔炎を含む)、アレルギー性鼻炎など
咽喉頭
頭頸部良性腫瘍、頭頸部がん、唾石、急性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、嗄声など
特徴と強み
耳鼻咽喉科診療一般(耳・鼻副鼻腔・口腔・咽頭・喉頭・頭頸部・めまいの疾患)に対応しています。耳鼻咽喉科は、聴覚・嗅覚・味覚・平衡感覚などを扱う感覚器の専門家であると同時に、摂食嚥下・音声言語・呼吸などの機能と、それに必要な口腔・咽頭・喉頭・鼻腔の専門的診察を行う科といえます。当科はスタッフ全員が日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医であり、質の高い医療を提供しています。
外来センター病院(伊福町)では、耳鼻咽喉科一般領域の診察に対応しています。迅速な診断、丁寧な説明を心掛け、患者さんのニーズに沿った治療方針を作成するよう努めています。外来センター病院では、「めまい・難聴」を得意疾患のひとつとしています。検査では、2017年に前庭誘発筋電位検査を岡山県で初めて導入しました。治療では、2019年にめまいに対する中耳加圧療法を岡山県で初めて導入しています。2021年より、内リンパ水腫の画像検査(MRIによる)を始めました。また、突発性難聴に対する救済治療(高気圧酸素療法)も行っています。
総合病院(国体町)では耳鼻咽喉科入院、また他科入院患者さんの院内紹介に対応しています。現在、内視鏡下副鼻腔手術を中心に入院、手術を行っています。全ての緊急疾患や手術に対応することは困難であるため、疾患によっては患者さんとの相談で治療可能な連携医療機関を紹介しています。
診療実績
| 手術(上位5疾患) | ||
|---|---|---|
| 2024年 | 口腔・咽頭手術 | 77件(うち悪性2件) |
| 鼻副鼻腔手術 | 66件 | |
| 喉頭手術(LMS) | 9件 | |
| 耳科手術 | 7件 | |
| 頸部手術 | 5件(うち悪性1件) | |
スタッフ
歯科口腔外科
診療内容
口腔・顎・顔面に関わる幅広い疾患に対応
顎変形症
咬合・顔の歪み(矯正歯科治療のみでは困難な症例)
親知らず・埋伏歯
一般歯科で対応困難な抜歯
顎関節症
開口障害、開閉口時の痛みや音
口腔粘膜疾患
白板症、扁平苔癬、難治性口内炎、口腔カンジダ症など
嚢胞・腫瘍
顎骨や口腔粘膜に発症する病変
外傷
顎骨骨折、歯の破折、口腔内軟組織損傷
炎症
歯や歯周組織に起因する感染症
特徴と強み
当科では、口腔・顎・顔面に関わる各種疾患に対応しております。特に顎変形症の治療に力を入れており、最新の3Dシミュレーションソフトを導入し、フルデジタルでの治療計画を行っております。ICUを有する総合病院である当院では、多職種と連携し、安全を第一とした診療体制を整えております。
また、親知らずの抜歯や、かかりつけ歯科医院での対応が困難な、全身疾患に配慮を要する抜歯処置にも対応しております。当科は昨年10月に開設した新しい診療科ですが、紹介患者数は増加しており、本年3月には地域歯科診療支援病院歯科の施設基準を満たしました。地域のかかりつけ歯科医院との役割を明確にするため、う蝕治療や義歯作製などの一般歯科治療、インプラント、矯正治療は行っておりません。処置後は、かかりつけの先生方へ患者さんをお返しいたします。
悪性疾患については、岡山大学病院口腔外科口腔顎顔面外科部門と連携し、診査・診断を行っております。また、医科の先生方からのご紹介も受け付けております。歯科的なことでお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
診療実績
| 全身麻酔下手術(2025年12月~2026年3月まで) | 件数 |
|---|---|
| 上顎骨形成術+下顎骨形成術 | 7 |
| 下顎骨形成術 | 3 |
| オトガイ形成術 | 2 |
| 下顎角形成術 | 1 |
| プレート除去術 | 4 |
| 顎骨嚢胞摘出術 | 2 |
| 埋伏歯抜歯術 | 1 |
スタッフ
外科 乳腺内分泌外科
診療内容
- 乳がん(原発・再発の診断・治療)
- 良性乳腺疾患
- 甲状腺がん(原発・再発の診断・治療)
- 良性甲状腺腫瘍(診断・治療)
- バセドウ病(手術)
- 甲状腺嚢胞(エタノール注入)、副甲状腺機能亢進症(手術)
当院で対応困難な場合は他医療機関に速やかにご紹介します。
特徴と強み
乳腺内分泌外科は、2011年に発足し、2026年6月現在2名の常勤医師と2名の非常勤医師、1名の乳がん看護認定看護師で構成されています。
当科は乳腺及び甲状腺領域疾患に関し診療を行い、手術を中心に担当しています。甲状腺の機能性疾患に関しては、内分泌内科と連携し診療を行っています。甲状腺がん・良性甲状腺腫瘍・バセドウ病・副甲状腺機能亢進症等の手術に対応しています。その他、院外の乳がん検診も一部担当しております。
女性のがんの中で乳がんは罹患率一位であり、当院では通常の乳がん手術(全摘・温存)に加え形成外科との合同手術による乳房再建手術も患者さんの希望により行っております。当院の常勤医師はすべて乳腺専門医・指導医です。
また、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の診療にも婦人科と連携し対応いたします。
当院は、乳癌学会認定施設・日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会認定施設・岡山県乳がん検診精査機関に認定されており、幅広い患者さんのニーズに対応できると自負しております。
診療実績
乳がん手術症例の推移実績。2021年から2025年までのデータです。各年の症例数は以下の通りです。2021年:108件、2022年:124件、2023年:124件、2024年:135件、2025年:104件。
甲状腺領域手術症例の推移実績。2021年から2025年までのデータです。各年の症例数は以下の通りです。2021年:28件、2022年:24件、2023年:28件、2024年:22件、2025年:34件。
スタッフ
小児科
診療内容
入院患者さんの疾患別分類では、食物アレルギー負荷試験や呼吸器系、消化器系の一般小児疾患の方が多くおられます。
てんかん・重症心身障害をはじめとする小児神経疾患や、睡眠異常、夜尿症、心身症など精神・心理的疾患、そして感染・免疫、血液・悪性腫瘍、腎臓疾患、アレルギー疾患、低身長などについては専門的指導を行っています。
- 日本小児科学会専門医7名
- 日本アレルギー学会専門医・指導医1名
(2026年6月現在)
特徴と強み
岡山県内では全国トップクラスのベテランの小児専門医師が多数在籍しています。それぞれの医師が各分野での専門医を取得しており、最新の診断・治療にあたっています。
骨系統疾患、低身長、内分泌疾患は岡山県内のみならず、他県からも紹介患者さんを受け入れています。治験にも参加しており、最新の治療が受けられます。アレルギー疾患は喘息、アトピー、食物アレルギーなどすべての疾患を網羅しています。最新の呼吸機能評価や食物経口負荷試験、アレルゲン舌下免疫療法に力を入れています。
小児神経の分野では、けいれん性疾患、てんかん治療はもちろんのこと、起立性調節障害や夜尿症に力を入れており、県内外から多数の紹介患者さんを受け入れています。
小児腎臓疾患では、腎生検を含めた総合的な診断・治療・管理が可能です。
また、小児血液腫瘍疾患専門のベテラン医師も在籍しており、ほぼ全ての小児疾患に対応できうる体制が整っています。
スタッフ
心療科・神経科
特徴と強み
医師2名、公認心理師2名が所属しています。精神療法、薬物療法に加え、必要に応じて血液検査、画像検査、心理検査、カウンセリングなどを行っています。
身体疾患に伴う精神症状や、認知症の診断、認知症の行動心理症状、高齢者の抑うつなどに対応しています。がんに伴う精神症状やご家族、ご遺族の悩みにも応じています(サイコオンコロジー)。2024年1月より精神科リエゾンチームを立ち上げました。医師、認定看護師、公認心理師、精神保健福祉士、薬剤師、管理栄養士、リハビリ療法士などからなる多職種チームで、入院患者さんの精神症状やせん妄等に対応しています。
診療実績
外来センター病院の2025年における疾患別割合の円グラフです。せん妄・認知症が33%、適応障害・神経症が33%と大きな割合を占めており、次いで睡眠障害が10%、気分障害が8%、自閉スペクトラムが6%、統合失調症が4%、アルコールが3%、知的障害が2%、ADHDが1%となっています。
総合病院の2025年における疾患別割合の円グラフです。せん妄・認知症が全体の66%と過半数以上を占めており、次いで適応障害・神経症が12%、アルコールが6%、気分障害が4%、睡眠障害が4%、統合失調症が3%、自閉スペクトラムが2%、知的障害が1%、その他が2%となっています。
外来センター病院の2023年から2025年にかけての実績グラフです。
- 2023年:新患院外紹介 62、新患院内紹介 140、再診 3,882
- 2024年:新患院外紹介 95、新患院内紹介 143、再診 2,443
- 2025年:新患院外紹介 102、新患院内紹介 132、再診 2,592
総合病院の2023年から2025年にかけての実績推移です。新患数は2023年が464件、2024年が717件、2025年が754件と増加傾向にあります。再診数は2023年が2,563件、2024年が3,311件、2025年が3,080件となっています。
スタッフ
麻酔科
診療内容
手術室内の麻酔(すべての全身麻酔および一部の脊髄くも膜下麻酔など)、IVR室など手術室外での全身麻酔や患者管理(鎮静や呼吸循環管理)、集中治療室での重症患者の管理(主科の支援、および救急科とともにICU当直を担当)、外来(疼痛外来と術前サポート外来)
特徴と強み
当科の麻酔については、硬膜外麻酔などの区域麻酔併用の全身麻酔が多いのが特徴です。当院は外科を中心に大きな手術症例が多いのですが、胸腹部手術後の強い痛みに対しては、硬膜外麻酔は優れた質の良い鎮痛効果がありますので、症例を注意深く選び、麻酔科医の豊富な経験と熟練した技術で、硬膜外麻酔を積極的に行っています。実際、「手術後の痛みを一番心配していたが、全然痛くなかった」と、多くの患者さんに喜んでいただいております。
一方で、ロボット支援下手術や腹腔鏡手術などの低侵襲手術も増加しており、また、抗血栓薬内服などで硬膜外麻酔が適応でない患者さんもおられますが、エコー下神経ブロックや経静脈自己管理鎮痛法を用いて十分な術後鎮痛管理を行っています。良好な鎮痛は、有効なリハビリテーションなど患者さんの術後の回復にもつながりますので、当科は患者さんの良好な回復の一翼を担っていると自負しております。
患者さん・手術によっては、術前サポート外来でより細やかな診察や検査を行って評価をさせていただくことで、より安心・安全な周術期管理(手術前から手術後までを含めた管理)が行えるように努めています。
集中治療やペインクリニックまで網羅しており、ひとりの患者さんの呼吸循環管理から疼痛管理までを高いレベルで行えていると自負しています。
診療実績
麻酔科管理手術件数(麻酔法別)の推移: 2021年(全身麻酔: 1,715、全身麻酔+硬膜外麻酔: 671、全身麻酔+ブロック: 17、脊麻(+硬麻): 328、その他: 21)、 2022年(全身麻酔: 1,680、全身麻酔+硬膜外麻酔: 626、全身麻酔+ブロック: 195、脊麻(+硬麻): 269、その他: 15)、 2023年(全身麻酔: 1,488、全身麻酔+硬膜外麻酔: 471、全身麻酔+ブロック: 590、脊麻(+硬麻): 329、その他: 20)、 2024年(全身麻酔: 1,312、全身麻酔+硬膜外麻酔: 486、全身麻酔+ブロック: 1,070、脊麻(+硬麻): 372、その他: 21)、 2025年(全身麻酔: 1,149、全身麻酔+硬膜外麻酔: 534、全身麻酔+ブロック: 1,201、脊麻(+硬麻): 336、その他: 13)
スタッフ
麻酔科 ペインクリニック
診療内容
腰椎疾患、帯状疱疹関連痛、頸椎疾患、肩腱板損傷・肩関節周囲炎、その他の痛みに対して、硬膜外ブロック、星状神経節ブロック、頸神経ブロック、仙腸関節ブロック、肩甲上神経ブロックなど、必要に応じて超音波ガイド下に行っています。薬物療法は神経障害性疼痛や慢性痛ガイドラインを参考にしています。
痛み以外では、顔面神経麻痺の症状回復の補助に星状神経節ブロックを行っています。
特徴と強み
日本ペインクリニック学会の治療指針を参考に、神経ブロックを安全に行うため、2008年に高周波性能を有する携帯型超音波装置を導入しました。2012年4月にペインクリニック専門施設の認定を受けました。近年、高齢者の増加に伴い、抗凝固薬や血小板凝集抑制薬を内服中や透析中などの重症患者さんが増え、超音波ガイド下神経ブロックの適応が広がっています。
また、肩腱板損傷・肩関節周囲炎などのリハビリの補助として神経ブロックを行っています。今後とも地域の医療機関との連携を深め、痛みのコントロールの手助けになるよう日々努力しています。
診療実績
年次別の各疾患の患者数内訳データです。
- 2021年:帯状疱疹関連痛 58、腰椎疾患 78、頸椎疾患 32、肩腱板損傷・肩関節周囲炎 13、顔面神経麻痺 0
- 2022年:帯状疱疹関連痛 67、腰椎疾患 63、頸椎疾患 39、肩腱板損傷・肩関節周囲炎 12、顔面神経麻痺 1
- 2023年:帯状疱疹関連痛 66、腰椎疾患 55、頸椎疾患 30、肩腱板損傷・肩関節周囲炎 17、顔面神経麻痺 4
- 2024年:帯状疱疹関連痛 68、腰椎疾患 52、頸椎疾患 34、肩腱板損傷・肩関節周囲炎 13、顔面神経麻痺 6
- 2025年:帯状疱疹関連痛 70、腰椎疾患 44、頸椎疾患 26、肩腱板損傷・肩関節周囲炎 14、顔面神経麻痺 6
スタッフ
緩和ケア科
診療内容
身体的な苦痛だけでなく、心理的、社会的、スピリチュアルな面の苦痛を多面的にとらえ、全人的苦痛として対処します。
特徴と強み
「そのままのあなたを大切にしたい」をモットーとして、1998年7月に25床の院内病棟型の緩和ケア病棟を開設し、がん患者および家族の苦痛の緩和とQOLの向上を図ってきました。2003年10月に緩和ケアチームを発足し、一般病棟の患者に対する緩和ケアの普及と啓発を進めることにより、多職種による質の高い緩和ケアの提供を目指しています。
緩和ケア病棟、緩和ケアチームとも、発足時より多職種により構成され、専従の医師、看護師、ケアワーカーに加え、兼任の薬剤師、管理栄養士、作業療法士、公認心理師、医療ソーシャルワーカー(MSW)などによるそれぞれの専門性を生かしたケアを提供しています。また、地域社会の風が病棟内を通るようにボランティア活動を導入し、スタッフとともに病棟内の季節の飾りつけやイベントを開催しています。
スタッフの教育をはじめとして、連携する地域の医療・介護関係者への教育・研修を定期的に開催しています。「在宅緩和ケア研修会」は医師、訪問看護師、ケアマネジャーを対象として年2回開催しています。
遺族ケアとして、遺族同士で心情を分かち合うための「分かち合いの会」を年9回開催し、緩和ケア病棟家族会を年1回開催しています。
診療実績
全がんを対象
スタッフ
救急科
診療内容
紹介状のない救急隊搬送、自家搬入の患者さん、院内他科紹介状のある救急搬送患者さんについては、その初期診療を応援することがあります。
特徴と強み
紹介状のない救急隊搬送、自家搬入の患者さん、院内他科紹介状のある救急搬送患者さんについては、その初期診療を応援することがあります。
診療実績
救急患者数の推移:2020年 17,394人、2021年 17,067人、2022年 18,816人、2023年 15,073人、2024年 14,438人。2022年をピークに減少傾向にあります。
救急車収容台数の推移:2020年 4,017台、2021年 4,018台、2022年 4,801台、2023年 4,214台、2024年 4,539台。2022年に大幅な増加が見られます。
スタッフ
放射線科
診療内容
2021年11月に高性能CT装置256列を導入し、順調に稼働しています。
総合病院(国体町)にはCT2台、MRI、SPECT-CT装置が稼働しています。外来センター病院(伊福町)はCT3台、MRI2台が稼働していますので、合計CTは5台、MRIは3台で運用しています。読影室は総合病院にあり、外来センター病院とは専用回線で連携し、レポート作成は検査終了後すみやかに行っています。
また、済生会吉備病院や岡山療護センター、岡山県北部の鏡野町国民健康保険病院とも連携し、CT、MRI検査の遠隔画像診断を行っています。
放射線科診療の3つの柱の他の2分野、画像下治療(インターベンショナルラジオロジー)や、放射線治療につきましては、それぞれIVRセンター、放射線治療センターの頁をご覧ください。
特徴と強み
日本医学放射線学会の修練機関に認定され、診断専門医5名、治療専門医2名で各領域の専門家で構成されています。
近隣の先生がたからの放射線科紹介の画像検査はすべて総合病院(国体町)で行います。検査前に放射線科で問診ののち、撮影を行います。撮影した画像と診断レポートは紹介元の医療機関に返却いたしますので、説明をお願いします。当院とインターネットで連携(なでしこネット)していただきますと、検査後2~3時間後には画像やレポートは先生がたのコンピュータで見ることが可能となります。紹介用の予約枠は余裕を持って稼働しており、予約待ち日数ゼロで、当日至急のご依頼にも対応いたしております。
MRIでは全身MRIに取り組んでおり、全身のがん病変の検出、広がり、治療効果判定などが検査時間約30分で非侵襲的に撮像可能です。
診療実績
| 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | |
|---|---|---|---|---|
| 放射線科紹介 | 1,371 | 1,131 | 1,125 | 1,257 |
| 遠隔画像診断 | 4,945 | 1,899 | 1,521 | 1,558 |
スタッフ
内視鏡センター
診療内容
診断内視鏡:上部消化管内視鏡、大腸内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡、小腸カプセル内視鏡、大腸カプセル内視鏡、気管支内視鏡、超音波内視鏡ならびに超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNA)など。治療内視鏡:食道静脈瘤硬化療法·結紮術(EISL)、食道がん·胃がん·大腸がんに対する早期がん粘膜下層剥離術(ESD)、大腸ポリペクトミー(入院、日帰り双方に対応)、内視鏡的総胆管結石除去術、内視鏡的胆管ドレナージ術、消化管止血術、消化管拡張術、消化管·胆管ステント留置術など。
特徴と強み
当院は、内視鏡診療の分野で県内トップクラスの実績を誇り、件数と質の両面で優れたサービスを維持しています。その目覚ましい成果は、患者さんと、地域医療機関の先生がたからの信頼に支えられています。
当センターは、600平米を超えるフロアに、5列のブースと、2列の専用透視室を備えており、全国的にも屈指の設備を誇っています。当センターでは、ご紹介を受けてから内視鏡検査を実施するまでの待ち時間を最小化するよう努めています。この迅速な対応は、特に上部消化管内視鏡検査において顕著です。地域医療連携室を通じて直接ご連絡いただけば、患者さんは内視鏡予約外来にお越しいただくことなく、直に検査だけを受けに来ていただくことが可能です。地域医療連携はもちろんのこと、岡山済生会予防医学健診センターとも連携し、患者さんの精査·治療におけるスムーズな流れを実現しています。地域医療機関の先生がたとの情報共有や迅速なコミュニケーションを通じて、患者さんが必要な治療をタイムリーに受けることができるよう努めています。消化管出血や閉塞性黄疸などの救急疾患にも、24時間365日体制で対応しています。これにより、緊急性の高い疾患にも迅速かつ適切な治療を提供することができ、地域医療の重要な一端を担っています。必要に応じて、外科手術やIVRにも速やかに移行できる体制を整え、患者さんの状態に応じた最適な医療を提供しています。
当センターでは、患者さんが安心して検査を受けられる環境作りにも配慮しています。最新の内視鏡技術·内視鏡機器を駆使し、高精度な診断および治療を提供するとともに、患者さんの心理的·身体的負担を軽減する取り組みを進めています。専任の看護師だけでなく、専任の臨床工学士がセンターに常駐して、安心で安全な内視鏡診療を支えています。日本消化器内視鏡学会認定内視鏡技師は4名在籍しています(2026年6月現在)。透視室を含め7列ある各検査室はすべて個室化されており、プライバシーは守られます。感染対策はもちろんのこと、いつも清潔な検査環境を心がけています。
診療実績
内視鏡検査の総件数および各項目の年度推移(2021年度〜2025年度)。 2021年度:内視鏡総件数 13,072件(胃・食道 8,662件、大腸 3,739件、気管支鏡 242件、ERCP 376件、小腸 53件) 2022年度:内視鏡総件数 12,734件(胃・食道 8,336件、大腸 3,687件、気管支鏡 244件、ERCP 413件、小腸 54件) 2023年度:内視鏡総件数 12,513件(胃・食道 8,264件、大腸 3,557件、気管支鏡 245件、ERCP 383件、小腸 64件) 2024年度:内視鏡総件数 12,461件(胃・食道 8,048件、大腸 3,563件、気管支鏡 217件、ERCP 577件、小腸 56件) 2025年度:内視鏡総件数 13,150件(胃・食道 8,540件、大腸 3,855件、気管支鏡 202件、ERCP 477件、小腸 76件)
健診センターにおける内視鏡検査件数の年度推移(2021年度〜2025年度)。 2021年度:健診上部内視鏡検査 2,901件、1泊ドック 121件 2022年度:健診上部内視鏡検査 2,822件、1泊ドック 123件 2023年度:健診上部内視鏡検査 3,023件、1泊ドック 105件 2024年度:健診上部内視鏡検査 2,991件、1泊ドック 95件 2025年度:健診上部内視鏡検査 3,162件、1泊ドック 106件
紹介件数の年度推移(2021年度〜2025年度)。 2021年度:GIF 431件、総合計 473件 2022年度:GIF 424件、総合計 469件 2023年度:GIF 443件、総合計 490件 2024年度:GIF 409件、総合計 441件 2025年度:GIF 411件、総合計 423件
スタッフ
腎臓病センター
概要
透析医療に貢献し、増え続ける腎不全患者さんのニーズに対応するため、総合病院と外来センター病院とで役割分担をしつつ、血液透析・腹膜透析の腎不全医療をはじめ、各種アフェレシスも含めた総合血液浄化センターとして、積極的に役割を果たしています。
診療内容
総合病院では、血液透析·腹膜透析の準備手術(内シャント手術·腹膜透析カテーテル挿入手術)、血液透析·腹膜透析の導入、シャントトラブル治療(PTAなど)、入院が必要な合併症の治療を行うとともに、炎症性腸疾患などに対するアフェレシスや肝硬変症に対する腹水濃縮再静注、さらに敗血症や多臓器不全などに対してICU·HCUでの急性血液浄化療法も行っています。
外来センター病院では、将来透析が必要な腎不全患者さんに対する腎代替療法選択、外来血液透析·腹膜透析の維持・管理、フットケアに加えて、地域包括ケア病棟の入院患者さんの血液透析·腹膜透析も行っています。
特徴と強み
入院·外来患者さんそれぞれに最適な診療環境を提供するため、総合病院の8階東フロアには、血液透析ベッド12床、アフェレシスベッド1床を有した血液浄化療法室があり、血液透析は全台オンラインHDFに対応しています。
また旅行透析にも応諾可能です。ICU·HCUでは、24時間365日、緊急の血液透析の他、あらゆる急性血液浄化療法が施行可能です。
外来センター病院の8階には血液透析ベッド43床(将来は50床に増床予定)と腹膜透析診察室2室、フットケア指導室を備えており、増加し続ける透析患者さんに対応するとともに、フットケア指導や透析中のリハピリテーションにも力を入れています。また血液透析バスキュラーアクセス関連手術、腹膜透析カテーテル関連手術、血液透析バスキュラーアクセス関連IVR(シャントPTA)など、豊富な手術·インターベンションの実績を有しています。
診療実績
| 新規透析導入患者数 | 血液透析33名・腹膜透析11名 |
| 総透析患者数 | 血液透析99名・腹膜透析59名 |
| ICU・HCUでの血液浄化療法施行回数 | 96回 |
| 各種アフェレシス施行回数 | 47回 |
| 腹水濃縮再静注施行回数 | 7回 |
総透析患者数の推移データ(SEO用要約):2021年から2025年までの血液透析患者数と腹膜透析患者数の内訳です。2021年:血液透析102名・腹膜透析97名(合計199名)、2022年:血液透析98名・腹膜透析81名(合計179名)、2023年:血液透析103名・腹膜透析79名(合計182名)、2024年:血液透析103名・腹膜透析56名(合計159名)、2025年:血液透析99名・腹膜透析59名(合計158名)。
新規透析導入患者数の推移データ(SEO用要約):2021年から2025年までの新規導入における血液透析患者数と腹膜透析患者数の内訳です。2021年:血液透析34名・腹膜透析23名(合計57名)、2022年:血液透析34名・腹膜透析14名(合計48名)、2023年:血液透析56名・腹膜透析23名(合計79名)、2024年:血液透析53名・腹膜透析17名(合計70名)、2025年:血液透析33名・腹膜透析11名(合計44名)。
血液透析バスキュラーアクセス関連IVR件数の推移データ(SEO用要約):2021年から2025年までの年間治療件数です。2021年:147件、2022年:180件、2023年:178件、2024年:204件、2025年:191件となっています。
スタッフ
糖尿病センター
診療内容
当院糖尿病センターは、「チーム医療と医療連携を推進し、患者さん・かかりつけ医から選ばれる糖尿病センターを目指します」をビジョンとして掲げて活動しています。血糖コントロールのための入院は1週間を基本とし、質の高い教育入院システムを構築しています。
糖尿病教育および療養支援には特に力を入れており、糖尿病教室は月曜日から金曜日まで毎日、隔週で開催しています。教室では、通常の講義型の教室だけでなく、参加型・体験型の教室をできるだけ取り入れています。患者会活動にも積極的に取り組み、定期的に講演会や食事会、歩こう会(運動療法の会)を開催しています。
特徴と強み
当院糖尿病センターの強みは、糖尿病内科医師、メディカルスタッフ(看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師、保健師、SE、事務職など)、関連各科(眼科、腎臓内科、循環器内科など)によるチーム医療です。メディカルスタッフのうち28名が日本糖尿病療養指導士の資格を有しています。インスリンポンプ療法や先進糖尿病治療においてもチームとして様々な取り組みを行っており、「インスリンポンプ外来」など専門性の高い診療を提供しています。
診療実績
日本糖尿病療養指導士資格取得者数の推移(2018年〜2025年): 2018年:合計20名(管理栄養士7、看護師7、薬剤師5、臨床検査技師1)、 2019年:合計22名(管理栄養士9、看護師7、薬剤師5、臨床検査技師1)、 2020年:合計18名(管理栄養士7、看護師7、薬剤師3、臨床検査技師1)、 2021年:合計26名(管理栄養士9、看護師9、薬剤師5、臨床検査技師1、理学療法士2)、 2022年:合計27名(管理栄養士10、看護師7、薬剤師4、臨床検査技師2、理学療法士4)、 2023年:合計27名(管理栄養士10、看護師7、薬剤師4、臨床検査技師2、理学療法士4)、 2024年:合計27名(管理栄養士11、看護師6、薬剤師3、臨床検査技師3、理学療法士4)、 2025年:合計27名(管理栄養士11、看護師6、薬剤師3、臨床検査技師3、理学療法士4)。
糖尿病教育入院における紹介率の推移(2018年〜2025年): 2018年:63.4%、 2019年:61.7%、 2020年:70.0%、 2021年:70.2%、 2022年:73.5%、 2023年:72.4%、 2024年:70.9%、 2025年:69.5%。
糖尿病教育入院教室スケジュール
| 開始時間 | 内容 | 担当 | |
|---|---|---|---|
| A | 14:00 | 糖尿病ってどんな病気? | 医師 |
| B | 15:00 | 会話で学ぶ糖尿病とのつきあい方 | 看護師 薬剤師 |
| C | 14:00 | こんな時はどう過ごす? -体調が悪い日・災害が起こった時- | 看護師 薬剤師 |
| D | 15:00 | 運動すると身体はどう変わる? -効果的に運動を行うためのFITTの原則- ※汗拭きタオルが必要です ※動きやすい服装・靴でご参加ください | 理学 療法士 臨床 検査技師 |
| E | 14:00 | 今日から実践! 口と足のケア -糖尿病と口・足は深~い関係- | 看護師 |
| F | 15:00 | 糖尿病の検査を理解しよう! | 臨床 検査技師 |
| G | 14:00 | あなたの正しい手加減、さじ加減 工夫次第で血糖改善 ※食品交換表が必要です | 管理栄養士 |
| H | 14:00 | 気になることを先生に聞いてみよう!! | 医師 |
スタッフ
肝臓病センター
特徴と強み
肝臓病センターでは、「急性期から慢性期及び終末期の肝臓病患者に対して、先進的レベルの医療を提供すること、特に診療科、部署の枠を超えた横断的体制をとり、全員が協力してその診療や患者教育にあたること」を掲げています。
毎週行われる肝臓カンファレンスで、専門家の個々の立場から肝臓病患者について検査や治療などの病状経過を提示してお互いに議論し合い、適切な治療を行っております。肝臓病センターの病棟カンファレンスでは、毎週多くの部署や職種のメンバーが集まって情報を共有し、より良い病棟運営に努めています。これらのカンファレンスの特徴は、医師だけでなく、検査や治療に携わっている画像診断科、中央検査科、リハビリテーションセンター、薬剤部、栄養管理科、看護部、MA室など多くの部署・職種の人が集まって検討していることだと思います。

患者啓発活動
肝臓内科を中心に4か月に1回「肝臓病教室」を開催して、患者さんや患者さんのご家族への教育を行っています。特に「肝臓病料理教室」(1999年から開催、27回まででいったん休止)は、2016年からリニューアルして毎年12月に開催しています(2025年は11月に開催)。2025年は「免疫力がアップする食事」をテーマにレシピを説明し、参加者みんなで調理し試食しました。


スタッフ
呼吸器病センター
特徴と強み
呼吸器病センターは、呼吸器内科、呼吸器外科領域を別領域の疾患として扱うのではなく、疾患を多面性的に治療できるチームです。
肺がん治療は目まぐるしい進歩で、手術前·術後にも化学療法を行うことが標準治療になりつつあることから、治療が複雑化し、外科医のみで完結することは困難です。化学療法を専門とする内科医師が術前に携わることで、生命予後も延長し、再発防止もできるようになってきています。
もちろん、進行がんに対する最新治療も導入し、当院では他院に引けをとらない診療を行っています。
当院外科が行っている先駆的な治療のひとつが、膿胸に対する線維素溶解療法です。耐術能が低下した高齢者に対して、胸腔ドレーンから血栓溶解剤を投与することで非侵襲的な治療を実現し、実績をあげています。この治療が標準治療になっていくよう学術的にも発信をしています。今年4月からは呼吸器内科医師が1名増員となりました。間質性肺疾患、膠原病関連肺疾患、感染症を得意領域とし、今まで以上に手厚い診療を行うことができるようになりました。COPD領域の呼吸不全には、呼吸不全認定看護師が病棟に配置されていることで、酸素療法の機器対応、指導、退院前後の酸素量用における管理·患者さんへの指導をタスクシフトして医師が行う以上に細かく管理が行えるようになりました。これだけでは語り切れないこともありますが、患者さんの不安や悩みを全力で呼吸器病センターは応援します。
スタッフ
放射線治療センター
診療内容
乳がん、肺がんの症例が多く、乳がんでは術後残存乳房への照射が多く、肺がんでは放射線化学療法の根治目的治療もありますが、半数近くが、骨転移や脳転移への対症療法目的になっています。
当院の特徴として甲状腺眼症とケロイド術後照射が挙がり、前者へはステロイドパルス療法と2Gy*10回の外照射を併用し、後者では術後に3~4回の電子線照射を行っています。なお、コロナ対策として、外来患者さんは基本的には午前中の照射、入院患者さんは午後の照射としています。また、2025年から開始したIMRT(強度変調放射線治療)の前立腺がん症例も午後の照射としています。
特徴と強み
この20年間ほどはほぼ同じスタッフで治療しており、症例数も無理のない範囲で収まっており、安全で安心できる治療を、治療開始までをお待たせすることなく、また毎日の照射も予約制でほぼ待ち時間なしで施行できています。
現在、当科での入院受け入れが困難であり、入院が必要な患者さんの紹介は各科へお願いしています。
外来で放射線治療が可能な患者さんは、地域医療連携室へご連絡いただけましたら、スムーズにスケジュールが決まります。最後に繰り返しになりますが、当センターの目標はお待たせすることなく、安全に放射線治療を提供することです。よろしくお願いします。
診療実績
最近の原発巣別の症例数は、乳房、肺、大腸、食道、肝の順になります。
| 疾患名 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 肺 | 47 | 54 | 70 | 61 | 37 |
| 乳房 | 73 | 88 | 67 | 94 | 90 |
| 肝 | 11 | 12 | 13 | 14 | 5 |
| 大腸 | 15 | 14 | 12 | 11 | 20 |
| 食道 | 13 | 19 | 7 | 20 | 10 |
スタッフ
がん化学療法センター
概要
当院は、地域がん診療連携拠点病院です。毎月、化学療法運営部会・化学療法レジメン管理部会を行い、最新の標準的治療を安全に行う努力をしています。臓器別にキャンサーボードを行い、治療方針をチーム医療で決定しています。
特徴と強み
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医・指導医、日本がん治療認定機構がん治療認定医、日本看護協会がん化学療法認定看護師、日本病院薬剤師会がん化学療法認定薬剤師が複数人在籍しており、がん化学療法の専門家を揃えています。
毎月、化学療法運営部会を行っています。化学療法に関する諸問題の検討を多職種によるチームで検討し、特に患者さんの安全・利便性の点で向上を目指しています。
毎月、化学療法レジメン管理部会を行っています。最新の標準治療を安全に行うために抗がん剤のレジメン管理・登録を行っています。過量投与などヒューマンエラーが起きないように電子カルテ上でレジメンを登録しており、安全に治療ができます。
診療内容
症例数の多い順に、大腸がん、膵・胆嚢がん、乳がん、肺がん、胃がん、子宮・卵巣がん、その他となっています。
診療実績
外来化学療法のべ件数の推移:2021年は4,598件、2022年は5,324件、2023年は5,308件、2024年は5,260件、2025年は4,812件です。
スタッフ
IVRセンター
診療内容
腫瘍性病変や出血性病変に対する血管塞栓術、下肢動脈や冠動脈(心臓を養う動脈)の狭窄や透析シャント血管の狭窄などを治療する血管拡張術、胃静脈瘤などに対する硬化療法、ラジオ波などを用いた腫瘍性病変の治療、膿瘍の治療のためのドレナージ術、腫瘍を診断するための生検術など、広い範囲の臓器·疾患を対象にしています。
特徴と強み
放射線診断で使用する画像診断装置を利用して行う低侵襲治療や特殊検査を総称してIVR(Interventional Radiology:インターベンショナルラジオロジー)と呼びます。最近では「画像下治療」とも呼ばれます。血管塞栓術、血管拡張術、静脈瘤などの硬化療法、ラジオ波を用いた腫瘍性病変の治療、ドレナージ術、生検術など広い範囲の臓器·疾患を対象にしています。近年IVRは診療に欠かせない手技となっており、各科·部門を超えたチーム医療が最も重視される分野の一つとなっています。各診療部門の医師はもちろんのこと、診療放射線技師、看護師、臨床工学技士の迅速な対応·協力が必要です。
2015年4月にIVRセンターが開設され、基本方針である「患者中心のIR、患者を中心としたチーム医療」を掲げ、患者さんのための医療を皆で再確認し、患者さんに気持ちよくIVRを受けていただけるように全員で対応しています。医療技術·検査技術の向上に努力し、低侵襲で効果の高い医療を提供できるようにスタッフー同が常に心がけ、患者さんの思いを取り入れて、安全·安心な診療を提供します。
診療実績
治療別件数の推移(2023年〜2025年):TACEは69件、60件、56件。シャントPTAは172件、200件、188件。CTガイドは96件、86件、120件。TAEは14件、19件、26件。CAG/PCIは82件、69件、60件です。
スタッフ
超音波センター
診療内容
腹部超音波検査、心臓超音波検査、血管超音波検査、甲状腺超音波検査、乳腺超音波検査、関節超音波検査、皮下腫瘤超音波検査、造影超音波検査 など
特徴と強み
当院では2015年に超音波センターが発足し、超音波検査技師を中心に、各科医師、臨床工学技士など多職種が連携して超音波センターでの診療を行っています。超音波検査技師は、超音波検査士資格として、消化器10名、表在臓器8名、泌尿器2名、心臓6名、血管5名、健診6名とさまざまな領域の資格を有する者が多く在籍しています。医師は、超音波専門医、指導医が常勤2名在籍しています。スタッフー同、さらなる検査レベルの向上を目指して、超音波センターの次世代の検査技師が専門資格をとれるよう継続して指導を行っております。
診療に関しては、腹部、循環器、血管(頸動脈·下肢動静脈·シャント)、甲状腺、乳腺、関節、皮下腫瘤など様々な部位に関する超音波検査を行っております。近年は各検査において安全性、質の担保が求められるようになっていますが、超音波検査も同様であります。2021年度に岡山済生会総合病院中央検査科はISO15189の認定を受けました。超音波センターでも超音波検査の質、安全性を担保した検査の標準化を確認し、日々の超音波診療を行っています。当院は岡山県のがん拠点病院であり、多くのがん患者さんを地域の先生方よりご紹介いただき、診療を行っております。がん診療において、超音波検査は、早期発見および質的診断において大変重要なモダリティーのひとつであります。特に消化管を含む腹部領域や乳腺領域では、超音波検査は有用であり、当院では多くの検査を行い、非常に高い検出力で早期発見に寄与しています。難治がんの代表である臓がんの診療においても、腹部超音波検査はまず行われるべき検査のひとつとして推奨されています。肝がん診療においては、超音波ガイド下での経皮的ラジオ波焼灼療法を、医師、看護師、検査技師、臨床工学技士がチームとなり、日々安全確実な治療を行っています。
また、循環器領域においても、超音波検査は重要です。高齢化社会のために、心機能の低下した患者さんが多く受診してくださっていますが、心臓超音波検査で正確な評価を行い、診療をしています。超音波検査はその他にも様々な疾患の患者さんを診療していく上で非常に重要です。専門施設での診療が必要な患者さんがおられましたら、超音波検査の十分な診療体制を整えた当院へのご紹介を検討いただけましたら幸いに存じます。どうぞよろしくお願いします。
診療実績
超音波検査件数の推移(2023年〜2025年):腹部は9,720件、9,210件、8,612件。表在は3,850件、3,840件、3,943件。心臓は3,090件、3,210件、3,008件。血管は1,650件、1,780件、1,499件です。
スタッフ
ゲノム医療センター
診療内容
がんゲノム医療は、患者さんのがん細胞に起きている遺伝子の変化を調べて、患者さん一人ひとりの特徴に合わせた治療などを行う医療です。日本では、2019年6月より、がん遺伝子パネル検査が保険適用され、保険診療下でがんゲノム医療が受けられるようになりました。がん遺伝子パネル検査は、がんの組織などについて複数の遺伝子を同時に調べて、遺伝子の変化が見つかった場合に、その遺伝子の変化に対して効果が期待できる薬剤や治験·臨床試験をデータベースなどで調べます。その遺伝子の変化に治療の効果があると考えられる薬剤の候補が見つかった場合、その薬剤の使用を検討します。
岡山済生会総合病院ゲノム医療センターは、がんゲノム外来部門と遺伝カウンセリング外来部門の2つから構成されます。当院は2023年4月に岡山大学病院の関連施設として、がんゲノム医療連携病院に指定されました。
特徴と強み
がんゲノム医療は医師だけでは行うことはできません。当院では看護部、薬剤部、中央検査科、診療情報管理室、がん相談支援センター、遺伝カウンセラーなどの多職種で取り組んでいます。がんゲノム外来ではがん遺伝子パネル検査を行います。がん遺伝子パネル検査では、患者さんのがん組織や血液からDNAなどを取り出し、「がん関連遺伝子」に変化があるかどうか次世代シークエンサー(NGS)を用いて解析します。検査の対象となる遺伝子のセットのことを「パネル」とよびます。
当院では現在保険適用された5種類の「パネル」検査に提出ができる体制をとっています。遺伝カウンセリング外来では遺伝に関わる悩みや不安を持たれている方に対して科学的根拠に基づく正確な医学的情報を分かりやすくお伝えします。がんの約1割が遺伝因子によるものであることが知られています。がんに罹りやすいという遺伝的な特徴を調べること(遺伝学的検査)にも対応します。
診療実績
遺伝カウンセリング・検査実績の推移(2023年度〜2025年度):遺伝カウンセリング加算は22件、22件、25件。遺伝性腫瘍カウンセリング加算は13件、24件、24件。がん遺伝子パネル検査は18件、23件、24件。遺伝カウンセリング外来は9件、15件、7件です。
スタッフ
リハビリテーションセンター
特徴と強み
岡山済生会総合病院
理学療法士27名、作業療法士7名、言語聴覚士3名が在籍し、充実した急性期リハビリテーションを提供しています。疾患別リハビリテーション分野では、脳血管·心大血管·呼吸器·運動器のすべてで施設基準|を取得しています。また、がんのリハビリテーション実施施設と日本リハビリテーション医学会の研修施設にも認定されています。ICUやHCUには理学療法士が常駐し、超早期からのリハビリテーションに取り組んでいます。また、各病棟にはセラピストがチーム別に配置され、患者さんの病態とニーズにあわせた専門性の高いリハビリテーションを実施しています。
岡山済生会外来センター病院
PT/OT/ST合わせて19名のセラピストが在籍し、地域包括ケア病棟(80床)の入院患者さんの自宅復帰に向けたリハビリを行っています。通常の個別リハビリに加え、病棟看護師と連携した生活リハビリ·院内でのレクリエーションを行って離床時間の拡大に取り組んでいます。入院時からカンファレンスに参加して患者さん·ご家族のニーズを確認したり、退院前訪問に伺うなど、スムーズに自宅退院できるようサポートしています。入院だけでなく整形外来のリハビリも行っており、高い専門性を必要とする「手の外科」、外傷後や人工関節の術後の患者さんにも継続したリハビリを提供しています。
実績
| 岡山済生会総合病院2025年 | |
|---|---|
| リハビリテーション実施患者数 | 5,789人 |
| 岡山済生会外来センター病院2025年 | ||
|---|---|---|
| 在宅復帰率 | はなみずき病棟 | 88.4% |
| さくら病棟 | 90.2% | |
外来リハ新規患者数:421人
スタッフ
医療チーム
ー
緩和ケアチーム
がんなどの生命をおびやかす疾患をもつ患者さん·ご家族の抱えるさまざまなつらさや心配ごとが少しでもやわらぐように、お手伝いする専門家の集まりです。
単に身体症状のコントロールだけでなく、心のケアも同時に行い、患者と家族のQOL(生活の質)を積極的に全体的に高めることを目的に活動しています。

呼吸サポートチーム(RST)
呼吸サポートチームは発足してから10年を迎えました。
当初は人工呼吸器患者さんの呼吸管理が中心の活動でしたが、高齢化で人工呼吸管理を希望される患者さんの数が減ったことで、酸素療法、酸素機器の安全管理、胸腔ドレナージ管理、呼吸不全に関しての栄養サポートまで活動を広げています。「息苦しさをなくそう」をモットーにチーム全体で皆さまの回復をサポートします。
栄養サポートチーム(NST)
毎週木曜日10時から多職種カンファレンスを行い、その後全病棟を回診しています。昨年から外科医師と歯科口腔外科医師がメンパーに加わりました。入院中の患者さんの栄養相談に対しNST介入をさせていただいております。患者さんの栄養状態の改善に努めてまいります。
感染制御チーム(ICT)
患者さんと病院内のすべての人を医療関連感染から守るために活動するチームです。多職種が専門的な知識を出し合って感染防止に努めています。感染症発生時は早期にICTが把握できるシステムを構築しており、感染が拡大しないように現場での指導も行っています。他施設とも連携して、地域の感染対策向上も目標としています。

褥瘡対策チーム
皮膚科医師、創傷管理関連特定行為研修修了者を合む皮膚排泄ケア認定看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、薬剤師で構成し、褥瘡対策に関する情報共有、褥瘡回診を実施し、褥瘡予防、褥瘡早期改善を目指し取り組んでいます。また、訪問看護ステーションとの同行訪問、施設訪問など院外活動を実施し地域連携に努めています。
精神科リエゾンチーム
2024年1月より活動を開始しました。精神科医2名·精神保健福祉士·臨床心理士/公認心理師2名·認知症認定看護師2名·作業療法士·薬剤師·管理栄養士からなる多職種で構成されています。高齢患者さんのせん妄や認知症の行動心理症状に加えて、65歳未満の方の精神症状や心理的·社会的な問題にも対応してまいります。

治療と仕事の両立支援チーム
当チームは、患者さんの治療と仕事の両立支援の重要性を感じていたスタッフが集い、2023年度に承認された新しいチームです。目的は、長期療養が必要な患者さんの就労支援を行うことです。毎月1回のカンファレンスで意見交換を多職種で行い、岡山産業保健総合支援センターからも助言をいただいています。

抗菌薬適性使用チーム(AST)
薬剤耐性の防止を目標に、院内での抗菌薬の使用状況を把握し、抗菌薬が適正に使用されているかを監視しています。広域抗菌薬の使用量の確認や、培養結果に基づく抗菌薬のデェスカレーションや中止の検討を、ASTから主治医に促すようにしています。院内外から抗菌薬の適正使用に関する相談も受けています。

済生会子ども救援隊(CPT)
当院では「済生会こども救援隊」として、不適切な養育等が疑われるお子さまの早期発見を目指し、小児科医師、救急科医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、事務スタッフがー丸となって専任チームを構成しています。福祉、警察、教育機関などとの緊密な連携を通じて、早期発見に加え、継続的な支援を提供し、子どもたちのココロと安心を守る体制を整えています。
排尿自立支援チーム
泌尿器科医、看護師、理学療法士、作業療法士の多職種で構成されています。尿路感染の予防、早期離床、転倒リスク低減などを目的として、尿道カテーテルを使用する思者さんに入院早期より介入し、自立排尿ができる状態を目指しています。

身体拘束最小化チーム
医療安全担当師長·医師·看護師·薬剤師·作業療法士で構成されるチームです。患者の尊厳と安全を守るため、身体拘束最小化への院内指針を策定し、各病棟のカンファレンスに参加して、病株スタッフと共に、身体行動制限を伴わない最適なケアを検討しています。

透析予防診療チーム
令和6年の診療報酬改定により慢性腎臓病透析予防指導管理料が算定可能になったのを機に、医師·看護師·管理栄養士による透析予防診療チームを立ち上げ、医師の診察·治療だけでなく、看護師からの生活·療養指導、管理栄養士からの食事·栄養指導など、慢性腎臓病に対する総合的なアプローチを行い、その進展抑制を図っています。

AYA世代支援チーム
AYA世代のがん患者は、就学、就職、就労、妊娠、出産など多くのライフイベントの課題を抱える世代で、本チームは多職種で連携し支援が円滑にできるよう調整役としての役割があります。2025年は当院のAYA世代がん患者の受診集計と状況把握、妊孕性温存療法相談の院内フローチャート作成と院内周知を行いました。院内職員へAYA世代支援チームの存在をアピールし、がん相談支援センターとも連携を取りながら相談窓口の一つとして活動しています。
院内迅速対応システムチーム(RRS)
迅速対応システム(Rapid Response System)は容体急変に至る前の変化を察知し、防ぎうる死亡から思者を守ることを目的とし、その前兆を早期にとらえシステムで対応することです。平時は状態変化を点数化するツールの導入や院内啓発活動を行い、システム起動時には事例対応を行っています。
エキスパートナース
皮膚·排泄ケア特定認定看護師/皮膚·排泄ケア認定看護師
割傷·ストーマ·失禁ケアを専門としています。通院困難な方で、深い褥瘡やストーマ管理が困難な方などの在宅訪問(認定看調師同行訪同)も行っております。また、特定行為研修を修了している特定認定看護師は在宅での褥適の壊死組織除去も対応いたします。まずはお気軽にご相談いただけたらと思います。

乳がん看護認定看護師
乳がん看議認定看護師として、乳がん患者さんやそのご家族への支援をさせていただいています。外来受診時や在宅療養での困りごとなどに対応いたします。またがん相談支援センターに所属しており、乳がんにかかわらずがんに開するご相談にも対応いたしますので、お気軽にお声をおかけください。

透析看護認定看護師/腎不全看護特定認定看護師
慢性腎臓病(CKD)における透析予防指導や、腎代替療法(透析や移植)が必要となった際の意思決定支援、透析導入時から人生の最終段階の時期までCKDの方の全ステージヘ介入しています。大脇(写真左)は外来にて腎麗病看購外来、原田(写真右)は肾臟病専門离棟で主に活動中です。在宅·外来·入院を雑続して舞ぎ、患者さん、ご家族に寄り添いながら、QOLの維持と進行予防、透析を受けながらでもその人らしく生活することを支えています。

感染管理特定認定看護師/感染管理認定看護師
患者さんや全スタッフの医療開連感染を防ぐことを目的に活動しています。マニュアルの作成、院内ラウンドや研修を行う他、感染状況を常に把握して感染拡大を防ぐ役割も担っています。感染対策向上加算1を取得している南院として、他施設や保健所との連携を通じて、地域の感染防止にも貫献したいと思っています。

糖尿病看護認定看護師
糖尿病は慢性疾患であり、生涯付き合っていかなければなりません。病気を持ちながら生活する人に寄り添い、白己注射や血糖測定、インスリンボンプなどの手技習得や安心して過ごせるよう生活の工夫を一緒に兒つけられるよう入院だけでなく看護外来で支援しています

緩和ケア認定看護師
がん患者さんの苦痛症状へ対応し、安心して療養できるようサボートします。緩和ケアに開する相談は、额和ケア病棟の直通電話で対応しています。また、额和ケア病棟は最期に過ごす場所というイメージをもたれることもありますが、苦痛症状の続和が図れて体調が落ち着いていれば一時退院を目指します。地城との連携を大切にしています。

手術看護特定認定看護師/術中麻酔管理領域特定看護師
麻酔科医師と協働し手術中の全身麻酔管理を行っています。急性期病院の責務としてスムーズな手術受け入れに微力ながら貢献しています。また、これまで約200件のPICC押入を実施しています。外来での日帰り症例も対応可能です。確実な末梢静脈ルート確保や中心静脉栄養が必要な際に、お役に立てることがあればご相談ください。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
主な活動は、脳卒中患者の回復と再発予防に特化した知盛昔及のための勉強会、地域への市民購座などです。
2023年8月より排尿自立支援チームで排尿ラウンドを行っています。高齢者や排尿に支障のある方に対して、自分の力で排尿ができるよう援助しQOL(生活の質)の向上や介厦負担の軽減、排きケアの質の向上を目的としたチーム活動をしています。脳卒中は再発を繰り返しやすく症状も重真になりやすく、市民購座、院内勉強会、新人への院内教育の一環で教育を行っています。今後も活動の場を広げていきたいと考えています。

呼吸器疾患看護特定認定看護師
COPD、問質性肺炎など慢性呼吸器疾思患者に対し、安定期から急性増悪期、終末期にかけて、状態に合わせた酸素療法や呼吸管理の援助をしています。在宅酸素導入の際には、患者に説明を行い、必要時は退院前後訪問を実施し、地域への情報提供やサービスの導入も提案し、恵者のQOLを向上できるように関わっています。

がん薬物療法看護特定認定看護師/がん化学療法看護認定看護師
近年のがん菜物癒法は、使用菜剤の秘類も治療に伴う有害事象も多岐にわたります。安全·安楽な治疲継続のため、確実な投与管理や有害事象のマネジメントはもちろんのこと、沿療を受ける患者さんやご家族が、その人らしいからだ·こころ·暮らしを維持できるよう、各専門職と一丸となって、患者さんに寄り添い支援しています。

がん看護専門看護師
外来センター病院にて「がん看護外来」「乳腺看護外来」を担当しています。がん患者の身体的·精神的·社会的·スビリチュアルなど様々な苦痛を理解し、複雑に絡み合った問題の本質を明確化し、患者やその家族に対してQOLの视点に立った看護を提供しています。リンパ浮腫セラビストの資格もあり、看護外来で全身性浮腫·リンバ浮種の方のケアも担当しています。

摂食·嚥下障害看護認定看護師
現在外来センター病院で勤務しております。摂食機能家法を行い、藤下機能低下がある患者さんへ嚥下訓練を行ったり、個々の患者さんに適切な食形態が提供できるよう評伍し調整を行っています。また、病棟看議師が摂食機能療法を行えるように1年を通して講義·実技を行い、院内認定看護師を育成しています。

クリティカルケア特定認定看護師/救急看護認定看護師
私たちは急性期看護を専門とした認定看顾師です。呼吸サボートチームの活動や院内BLS·ICLSの指導、気づく力を養うためのシミュレーション研修などを行っています。また、RRS(Rapid Response System)にも携わり、院内ラウンドや急変対応の振り返りを行って急変予防に努めています。

認知症看護特定認定看護師/認知症看護認定看護師
日々認知症ラウンドを行い、認知症を有する患者のもてる力を発揮できるよう関わるとともに、必要に応じて認知症マフを用いるなどして対応しています。また、精神科リエソンチームにも属しており、認知症やせん妄への対策のみならす、精神症状や心理的な問題にも対応し、不眠·不穏時の菜剤に関しての助言も行っています。

がん相談支援センター
診療内容
当院は2002年に地域がん診療連携病院(のちの地域がん診療連携拠点病院)の指定を受け、質の高い医療の提供を目指しています。2009年から「がん相談支援センター」を設置し、院内外の忠者さん·ご家族をはじめ、医療·福祉·介護関係者からの相談も受けています。
特徴と強み
岡山済生会総合病院(国体町)に「がん相談支援センター」、岡山済生会外来センター病院(伊福町)に「がん相談支援センターサテライト」を設置しています。
相談可能時間は、総合病院では9:00~16:00、外来センター病院では9:30~12:30(いずれの病院も土日祝を除く)で、専門の研修を受けた看護師と医療ソーシャルワーカー(MSW)が相談を受けております。相談は電話でも面談でも対応しております。面談希望の場合はできれば予約をお取りください。就労支援は、産業保健総合支援センター·ハローワークと提携を結び、連携をとりながら行っています。
個別相談以外にも、患者さん·ご家族を対象にがんサロンとしてサロンさいせい·サロン伊福町カフェを開催し、ミニレクチャーや交流会をしています。現在は、集合とオンラインでの参加(ハイブリッド開催)で行っています。また、遺族の方を対象に悲嘆ケアのためのサロン家族会(遺族会)をしています。
相談内容
がんによるつらい気持ちに対する心理的サポート、担当医との円滑なコミュニケーションの支援、療養生活や治療に伴う不安に対する支援や提案、医療費·生活費·社会福祉制度に関する相談や制度の紹介、緩和ケア·在宅医療·就労·妊孕性温存·ゲノム医療等に関する相談や情報提供をしています。担当医に代わって診断や治療方針を判断することはありません。相談は無料。秘密は厳守します。
相談実績
2025年度の相談件数 1,857件
相談者の主な疾患:大腸がん、肺がん、膵がん、乳がん、胃がん、肝・胆のうがん(多い順)
がん相談の主な内容:「医療費・生活費・社会保障制度」「不安・精神的苦痛」「在宅医療」(多
い順)
サロンさいせい 2026年度予定表
| 日付 | ミニレクチャー |
|---|---|
| 4/17 | 今すぐじゃなくても、知っておきたい在宅療養のお話 |
| 5/15 | ゲノム医療ってなぁに? ―がんと遺伝子の関係について― |
| 6/19 | ~口内炎だけじゃない!~ お口の副作用とその対策について |
| 7/17 | ウイッグ探しのポイントをプロに聞いてみよう |
| 8/21 | 『交流会』 肯定的な思考 そのちょっとしたコツ |
| 9/18 | ”無理をしない”でも大切な食事の話 |
| 10/16 | 一緒に体操、楽しくリフレッシュ |
| 11/20 | 化学療法中の疲れ・だるさと上手につきあうコツ |
| 12/18 | 知っておきたい医療費の話 |
| 1/15 | 苦痛な症状を和らげる緩和ケア |
| 2/20 | 伊福町カフェ |
| 3/19 | お薬について |

地域包括ケア病棟
診療内容
当院の地域包括ケア病棟(9階はなみずき40床、10階さくら40床)は、急性期治療を終えた患者さんが安心して自宅での生活へ移行できるよう、「治し·支える」医療の提供を目的としています。主に、肺炎や心不全などの内科疾患の回復期、骨折や手術後のリハビリテーションなどの患者さんを対象としています。
また、在宅療養中に体調を崩された方の受け入れや、レスパイト入院にも対応し、地域で暮らす方々の生活を医療面から支えています。診療においては、医師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士など多職種が密接に連携し、患者さん一人ひとりの状態や生活背景に応じた個別性の高いケアを実践しています。入院早期から退院支援を開始し、在宅復帰に向けた環境調整や家族支援、介護サービスとの連携も重視しています。
さらに、身体機能の回復だけでなく、患者さんの「その人らしい生活」を見据えた支援を行うことを大切にしています。日常生活動作(ADL)の向上を目指したリハビリテーションや、服薬管理·栄養管理の支援を通じて、退院後も安心して生活を続けられるようサポートします。地域医療機関や介護事業所との連携を図りながら、切れ目のない医療·介護サービスの提供に努めています。
特徴と強み
当院の地域包括ケア病棟の最大の特徴は、理念である「寄り添う済生の心」を具体的な実践として体現している点にあります。単に疾患を治療するだけでなく、患者さんの生活背景や価値観に寄り添い、「その人らしく生きる」ことを支える医療を提供しています。急性期と在宅の中間的な役割を担う中で、医療と生活の両面を統合的に支援できる体制を整えています。
また、多職種が対等な立場で意見を出し合うチーム医療が根付いており、迅速かつ柔軟な対応が可能です。定期的なカンファレンスを通じて情報共有を徹底し、患者さんの状態変化やニーズに応じた最適なケアを提供しています。特に退院支援においては、早期からの介入により、在宅復帰率の向上と再入院の予防に貢献しています。さらに、地域とのつながりを大切にしている点も強みの一つです。かかりつけ医や訪問看護ステーション、ケアマネジャーとの連携を密にし、退院後も安心して療養生活を継続できる環境づくりを支援しています。在宅復帰が困難な場合でも、患者さんやご家族の意向を尊重しながら、適切な施設や療養先への橋渡しを行います。加えて、レスパイト入院や緊急時の受け入れなど、地域住民のニーズに応じた柔軟な運用も行っています。
地域包括ケア病棟に関わる医師が外来センター病院で診療を行っており、地域包括ケア病棟への入院時診察も行っています。「いざというときに頼れる病棟」を目指して、運用を行っています。こうした取り組みを通じて、地域全体を支える医療拠点としての役割を果たしていきます。
対処可能な処置
| 対応可能な処置など | 項目 |
|---|---|
| 栄養 | 経鼻/胃ろう/腸ろう |
| 点滴 | 末梢点滴/中心静脈栄養、PICC/CVポート |
| 呼吸管理 | 気管切開、酸素・在宅酸素、人工呼吸器【CPAP(要相談)】 |
| 排泄 | ストマ(人工肛門)、ウロストマ(人口膀胱)、尿道留置カテーテル【導尿(自己導尿)可】 |
| その他 | 透析【人工透析・腹膜透析】、輸血、抗がん剤内服、麻薬(内服・貼用)、感染症【隔離期間は個室のため要相談】、終末期 |
スタッフ
訪問看護ステーション
診療内容
在宅で安心して生活が続けられるように、かかりつけ医師の指示のもとに看護師が訪問して療養上の世話及び看護サービスを提供します。また、2017年4月からは北区一宮にサテライトを設置し、足守、御津金川方面へ、また2020年11月からは中区雄町にサテライト東岡山を設置しサービスエリアを拡大しています。
特徴と強み
機能強化型ステーションとして365日の訪問計画と24時間対応で、在宅療養を支援しています。終末期(がん·非がん)、難病、障害や精神疾患などに対応。理学療法士や作業療法士による訪問リハビリは、地域包括ケア病棟との兼務で行っています。2025年度の訪問件数は延べ13,445件、利用者数延べ2,318人、実働日数は364日、自宅での看取り件数も増えています。介護保険と医療保険の利用者比は8:2です。当院をはじめ、他の総合病院、訪問診療医やかかりつけの先生方と連携し、医療依存度の高い利用者の受け入れを行っています。また、地域包括ケア病棟や緩和ケア病棟との連携で継続した支援や、施設へ入所中の利用者の訪問も行っています。利用者の希望に合わせたケアの提供、その人らしい最期が迎えられるようなサポートを目指しています。
患者サポートセンター
特徴と強み
患者サポートセンターでは、地域医療連携室を窓口として、かかりつけ医の先生方からのご紹介·ご相談に対し、迅速な外来予約や救急受診調整を行っています。
また、入院前から退院後まで切れ目のない支援を提供するため、専門看護師による入院前説明·相談、病床管理看護師による適切な病床調整、医療ソーシャルワーカー(MSW)と多職種が連携して円滑な退院調整を行っています。
さらに、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、歯科衛生士などが必要に応じて関わり、患者さん一人ひとりに応じた支援体制を整えています。
済生会の大きな強みは、「医療」と「福祉」が一体となった支援体制です。岡山済生会総合病院、岡山済生会外来センター病院、吉備病院をはじめとする医療施設と、ライフケアセンター等の福祉施設が連携し、その中核として患者サポートセンターが地域の皆さまを支えています。今後も患者さんとのかかわり、そして地域の先生方との連携を大切にし、安心してご活用いただける体制づくりに努めてまいります。
部署紹介
病床管理室
岡山済生会総合病院(国体町)および岡山済生会外来センター病院(伊福町)の病床管理を一元的に行っています。病床管理システム「MEDI-SINUS」を活用し、入退院情報、DPC期間、病床稼働率、重症度·医療·看護必要度などのリアルタイム情報をもとに、適切な病床調整を行っています。また、地域医療連携室と密接に連携し、救急入院や予定入院、他施設からのリハビリ目的入院、レスパイト入院(岡山済生会外来センター病院)などに柔軟に対応しています。「断らない」「お待たせしない」をモットーに、円滑な受け入れ体制の構築に努めています。
術前サポート室
当院では、予定入院患者さんを対象に入院前面談を実施し、安心·安全に入院生活を送っていただけるよう支援しています。特に、食道がん、肺がん、肝臓がん、膵がんなど侵襲の大きい手術を受ける患者さんに対しては、「術前サポート外来」を開設し、多職種による包括的な術前評価と支援を行っています。リハピリテーション科医の指示のもと、理学療法士による体力評価·呼吸訓練、薬剤師による薬剤評価、麻酔科医による全身状態評価、歯科口腔外科医·歯科衛生士による口腔管理、管理栄養士による栄養評価·食事指導、臨床検査技師による輸血·血液製剤説明などを実施しています。また、看護師による手術説明や、必要時にはMSWや退院支援看護師による退院後の療養生活に関する相談も行っています。
術前以外の患者さんについても、患者サポートセンターでの面談を行い、必要に応じて多職種連携を図り、支援を行っています。
医療福祉課
医療福祉課では、病気に伴う生活上のさまざまな問題についてMSWが相談支援を行っています。
主な相談内容
- 医療費など経済的な問題
- 退院後の生活や療養先についての相談
- 転院·施設入所に関する相談
- 介護保険、高額療養費制度、身体障害者手帳など社会保障制度やその手統きについての相談
無料低額診療事業のご案内
- 経済的なことを理由に受診ができない、受診を控えているなどの方々に対して当院の基準に基づき診療費の減額や免除」をする「無料低額診療事業」を実施しています。
毎月第3木曜日10時~12時、医療費についての相談会(無料健康相談会)を行っています。
場所
場所:岡山済生会総合病院1階患者サポートセンター内
岡山済生会外来センター病院7階入退院支援室内(事前予約制)
※当院を受診されていない方からのご相談にも対応しています。
スタッフ
地域医療連携室
当院では、地域の診療所・病院との連携を大切にし、急性期医療、高度・専門医療、地域包括ケアの充実を図っています。急性期の治療が終了した場合は、患者さんの状態に応じて紹介元のかかりつけ医へ円滑な逆紹介を行い、地域完結型医療の実現を目指しています。
特徴と強み
地域医療連携室は1993年に開設されました。開設以来、地域の先生方からのご紹介·ご相談に対して、迅速かつ丁寧に対応することを心がけています。外来予約や救急受診調整、転院調整などを円滑に行い、地域医療機関との「顔の見える連携」を大切にしています。当院へのご要望やご相談がございましたら、どうぞお気軽に地域医療連携室までお問い合わせください。
業務内容
- 紹介患者さんの診療予約·検査予約受付ならびに救急·受診依頼への対応
- 地域包括ケア病棟への入院依頼受付
- 紹介元医療機関への診療情報提供書管理
- 地域医療機関の機能把握および情報収集
- かかりつけ医マップ·検索システムの管理·運営
- 地域医療機関への当院の医療機能情報の発信
- (CORE情報·広報チラシ·診療案内等)
- 医療機関、医師会など関係機関への訪問、情報交換
- 地域医療·介護·福祉施設への研修会等または懇親会の企画·運営
- 地域連携パスの事務局
- 開放病床に関する対応
- セカンドオピニオン受付窓口
- 「なでしこネット」事務局
- その他、地域医療連携に関すること




