岡山済生会総合病院

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平成28年度 新人看護職員研修

なでしこ1新人看護職員研修は7年目を迎え、安定したプログラムとなっています。研修には、主任看護師、臨床指導者、中堅看護師、そして病院の職員全員で関わります。入職された皆さんを看護師として、仲間として、大事に大切に育てていきたいと思います。

当院の看護師さんは「やさしい」とよく評価されます。看護部理念にも「思いやり」の言葉が謳われています。新人看護職員研修では、看護技術だけではなく「思いやり」の風土も伝えています。

3月と4月の新人看護師研修(教育委員会・主任会主催)

3月24・25日 看護部オリエンテーション
3月28日 主任会(技術研修1 )
3月29・30・31日 病院オリエンテーション・ワールドカフェ
4月2日 主任会(技術研修2)
4月3・4日 新人看護職員研修オリエンテーション
済生会の果たすべき役割と看護
看護倫理
標準予防策
4月15・16・17日 安全安楽なトランスファーテクニック(3グループに分かれて実施)

3月24・25日は、看護部オリエンテーションです。「組織人として」「現任教育」「看護師の接遇」「電子カルテシステム」等を伝えています。このオリエンテーションに参加することで、社会人としてのスタートの準備ができます。また、新採用職員としての同期である仲間との出会いがあります。

3月28日は、主任会主催の看護技術研修1です。「採血・注射」といった侵襲を伴う技術の研修です。各病棟の主任さんは、新人看護職員の教育担当者です。1年間主任さんが、病棟OJT、集合教育とさまざまな場面で新人看護師さんの成長を応援してくれます。入職前に、配置先の病棟主任さんに学ぶ機会は貴重です。技術だけではなく、看護師の大先輩に出会える機会にもなります。主任さんにやさしく声をかけてもらうことで、入職前の不安も少し和らぎます。

4月1日は辞令交付式です。槌田看護部長より新採用看護師一人ひとりに辞令を手渡しました。新人看護師として、緊張している様子がよくわかります。本日から、岡山済生会の看護師としてスタートです。
翌日の4月2日は、主任会主催の技術研修2でした。「車椅子・寝台車移動」「清拭・体位変換」「食事介助・経管栄養」とたくさんの技術を学びます。さすが主任さんの技術は完璧です。それだけではなく、たくさんの技術に関するエピソードを話してくれ、楽しい研修となります。

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HPトランス4月4日は、入職後初めての集合研修です。目標設定、看護師としての目標設定などを研修仲間と共有しました。看護部理念にも謳われている「思いやり」教育、集合教育の目的、プリセプターシップなどさまざまなことを伝えています。特に、プリセプターさんから新採用看護師さんに向けた手紙は、毎年大好評です。

「看護倫理」では、臨床のさまざまな場面で見過ごしがちなジレンマと倫理について学びました。研修では、日々の臨床(日常)のさまざまな場面で体験であろう、患者さんや家族の思いに寄り添うための倫理的思考について考えます。“臨床では、自分が思っていること、患者さんが考えていることが異なっていることが多いので、患者さんとしっかり話さないといけないんだなと分かった“”これから先、患者さんと接していく中で大切なことばかりでした“などの感想が聞かれました。

「安全で安楽なトランスファーテクニックを学ぶ」では、各病棟の車椅子と一緒に病院内のリハビリテーションセンターに集合します。そして新人看護師だけではなく、新採用の臨床工学士さんも参加して学びます。理学療法士さんの講義のあと実践を学ぶので、分かりやすい参加型の研修です。「患者さんの安全安楽だけではなく、看護師として長く働き続けるために、より良いトランスファーを学ぶことができました」「危険な方法も実際に体験して、患者さんの気持ちも知ることができたので、もっと安全に移送するテクニックを学びたい」などの感想が印象的でした。

5月の新人看護職員研修

5月6日 効果のある適切な酸素療法を学ぶ 酸素ボンベの取り扱い
薬の基礎知識(内服薬)
5月9日 医療用ポンプの正しい使い方
5月11日 4月の評価と5・6月の目標設定 悩み語ろう会
薬の基礎知識(注射薬)
5月17日 血流感染予防 尿路感染予防

5月6日の「酸素ボンベの取り扱い」は、酸素療法を医療ガスの視点から学びます。そのため、CE(臨床工学士;Clinical Engineers)さんが、講師です。この研修では、新人CEさんも参加します。病院の職員の専門性を活かし、新採用の方々を見守り育てている状況が、講師や参加者からもわかります。「効果のある適切な酸素療法を学ぶ」では、呼吸器病センター経験者の主任看護師が、講師です。「酸素カヌラやマスク、それぞれの使い方を、改めて理解でき、正しい使い方をして適切に酸素療法を行うことが大切だとわかった」と、この研修の目的が達成されていることが分かる感想がありました「薬の基礎知識(内服薬)」では、病院内で活躍している薬剤師さんの講義です。また、新人薬剤師さんも参加します。処方箋の見方、薬の取り扱い方、5Rのポイント、薬の配薬等を、具体例をもとに学びます。「薬について知らないことが多く、怖いことも知った。もっと勉強したいと思った」というような学習意欲も感じられる研修だったようです。
「医療用ポンプの使い方」では、輸液ポンプ1台に指導者(指導看護師、CEなど)1名がつき、新人看護師5~6名がグループとなり演習します。基本的な使用方法だけではなく、エラー時の対処の方法も学びます。「実際に触れてエラー対処などもさせていただき勉強になりました。機器も患者さんに対して安全に施行できるようになっています。それをきちんと使えるように学習できました」「実践(演習)することでより積極的に学べました」などの感想からも意味のある研修であることがよく分かります。この研修は新人CEさんもプレゼンしてくれています。4月就職の同期生ですが、より専門性の高い技術を「研修」という形でふれあうこともできました。

「薬の基礎知識(注射薬)」では注射薬の安全な投与ができる知識を学びます。注射薬の混注できないものとその対処・遮光の必要性・副作用への注意・注入速度の意味など、様々な視点の知識を習得できます。薬の危険性を学ぶだけでなく“楽しかった、もっと知りたい、学びたい”という感想も多く有意義な研修となったようです。 「血流感染予防・尿路感染予防」では、留置針やバルンカテーテル留置にかかわる感染について学びます。講義だけではなく、演習も含めた参加型の研修です。看護学校7階に新設されたシミュレーションラボでの研修のため、講義・演習が効果的に、スムーズに出来るようになりました。「感染予防を徹底した技術となるようにしたい」というような決意を感じる感想も印象的でした。

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「悩み語ろう会」・・・新人看護師として就職して1ヶ月。

2016悩み5月はストレス、疲労そして悩みが強くなっている頃です。そして、看護師として何もできない自分自身に劣等感を感じるなどのバーンアウト状態に陥り“もやもや”として過ごしやすい頃です。悩み語ろう会では、新人看護師同士で、今の気持ちをしっかり語ることで“すっきり”することができればと思っています。つらい語りばかりではなく、患者さんとのかかわりや、先輩看護師の支援などで、うれしかったこと、思いやりを感じたエピソードも語ります。そして、4月に立てた「1か月目標」を評価してみることで、達成感も感じたようです。「みんな同じ悩みを抱えていると思った。自分だけじゃなかった」「少し気持ちが楽になったからがんばれます」などの感想が多くありました。
 

6月の新人看護職員研修

6月10日 看護必要度 
転倒・転落防止対策
6月13日 輸血療法
6月18日 フィジカルアセスメント
概要(体温)・呼吸器・消化器・循環器・中枢神経
6月24日 夜勤導入研修

平成28年度診療報酬改定により、7対1病床維持のため、重症度、医療・看護必要度の基準を満たす患者割合が25%に引き上げられるのと同時に、大幅な改訂がありました。各病棟に勤務する新人看護師も、患者さんに関わる看護師として看護必要度の評価をしていく必要があります。看護必要度研修では、基礎知識及び、事例を展開しながら評価の視点を学びます。「看護記録に残すことが大切」「必要度を評価している意味が理解できた」など、臨床実践に活かすことに期待がもてる感想が多く見られました。転倒・転落防止では、理学療法士さんからADL拡大と転倒のリスクについて学びます。また、医療安全担当師長さんから、ベッド柵の種類や高さによる工夫で転倒リスクが変化することを学びます。急性期病院に入院する患者さんの多くは、高齢者であるとともに、手術や検査処置に伴う安静によりADL低下が起こりやすく、同時に転倒リスクも高くなります。転倒による骨折は、患者さんだけではなく、寄り添う家族・医療従事者も大きな負担となります。様々な転倒・転落防止対策があることを知り、実践することで防げるリスクがあることを学ぶ研修となりました。輸血療法では、輸血部門の技師さんに、輸血療法の基礎知識と、当院201606HP2で使用している輸血実施チェックリストにそった輸血の手順を学びます。「輸血は患者さんへの負担が大きいものなので、責任をもって確実に実施したい」「輸血実施までの流れがよく分かった」などの感想がありました。この研修には、新人臨床工学士、新人薬剤師、新人検査技師の参加もあります。チームで学ぶ、意義のある研修ともいえます。フィジカルアセスメントでは、急性期患者のさんは、刻々と病状が変化します。患者さんはさまざまな表現で訴え、それに伴う臨床症状があります。フィジカルアセスメントでの学びは、7月に学ぶ「急変時に対応できる基礎知識」にもリンクする研修です。講義は、概要(体温)・呼吸器・消化器・循環器・中枢神経の5領域あり、それぞれ救急看護認定看護師、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師、救急センター師長、呼吸療法士の資格を持ち活躍している看護師から学びます。新人看護師からは、「観察からアセスメントすることを学びたい」「意識レベルの評価をきちんとできるようになりたい」「呼吸音を聴くことでより理解ができた」などの学習意欲につながる感想が多くありました。
 

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夜勤導入研修は、平成27年度より開始したシミュレーション研修です。各病棟の教育担当者である主任さんたちが企画しています。もちろんモデル患者は主任さんです。「夜勤の部屋周りで、どのような点に注意して観察すればよいのかが理解できた」「シミュレーションがリアルで、分かりやすかった。その後のグループワークで、気付きが深まった」「安全安楽、優先順位など必要なことを学んだ」「観察だけではなく、環境整備の大切さを知った」などの感想からも、より充実したシミュレーション研修となったことがわかります。

7月の新人看護職員研修

7月2日 KYT研修 
7月5日 悩み語ろう会
7月6日 胃瘻造設・交換・管理
胃瘻の是非 倫理的視点から
7月9日 急変時に対応できる基礎知識

 就職して3か月がたちました。この頃は真夏日が続く時期でもあり、体調不良になりやすいものです。新人看護師としても、まだまだ知識も追いつかず、業務にも慣れなくて、辛い時期にもなります。そのため毎年7月の初めに「悩み語ろう会」をしています。辛い思いは「語る」ことで、新人看護師みんなで共有します。もちろん、うれしかったこと、思いやりを感じたことも話します。「みんなで話すことで、心が軽くなります」「少しすっきりしました。話せてよかった」看護師としての成長は、知識、技術だけではありません。悩むことも成長の一つです。新人看護職員研修では、新人看護師の成長を支援し、そして見守っています。
「胃瘻造設・交換・管理」「胃瘻の是非 倫理的視点から」では、胃瘻の管理、皮膚トラブルを皮膚・排泄ケア認定看護師から学び、その後内科医師より、テーマ提供していただき「胃瘻造設」に関する是非を倫理的側面から考えます。胃瘻造設のインフォームド・コンセントに立ち会う看護師として考える、家族として、自分自身のこととして・・・など様々な立場でディベートします。「立場が変わることで意見が違うことに気づいた」「QOLへの支援がしたい」「食べることができることの幸せを感じた」などのうれしい感想がありました。
急変時に対応できる基礎知識」では、基礎的な講義のあと演習を行います。本年度新設された研修ラボセンターでの演習は、80人研修参加者がいても充分な広さです。「今まで、急変時の対応がわからず苦手意識がありましたが、この研修を受けて理解することができました。急変はいつ起こるか分からないため、今後も勉強していきたい」知識も経験もまだ浅い新人看護師たちですが、研修後の感想からは、シミュレーションで学ぶ成果の実感や学習意欲を得たようです。

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8月の新人看護職員研修

8月8日 薬物療法を活かした糖尿病看護 
8月24日 シリンジポンプの正しい使い方
8月26日 退院支援
がん化学療法の基礎知識

20160808HP「薬物療法を活かした糖尿病看護」糖尿病は、血糖コントロールが治療の最大の目的です。そのためインスリンの自己注射を選択されることもあります。侵襲のある“針を刺す”ことは、インスリン注射だけではなく、血糖測定にも必要です。指導をする看護師は、手技や知識を持つだけではなく、痛みを伴うことをしないといけない患者さんの気持ちに寄り添うことが求められます。「もっとねぎらいの言葉かけや、痛みが軽減できる工夫をしたい」「毎日インスリンをする苦痛を理解して関わる大切さを学んだ」というような新人看護師の感想からも、意義ある研修となったことがわかります。


8月HP「シリンジポンプの正しい使い方」
急性期の医療の現場では、多くのME機器をとり扱います。その中でも、シリンジポンプは、近年急速に一般病棟に普及してきています。そのため、昨年度から新人看護職員研修にも取り入れています。「シリンジポンプで取り扱う薬剤は患者さんにとって危険なものでもあるので、Wチェックを怠らず、医療事故防いでいきたいです」「閉塞アラーム時に圧がかかっていることを知り、きちんとルート管理しなければならないことを感じた」など、感想も具体的でした。

 

9月の新人看護職員研修

9月23日 6か月の振り返りと評価 
「悩み語ろう会」・・・新人看護師として就職して6か月。

2016 9月HP就職して6か月になりました。できることも増えています。しかし、成長期にいる新人看護師たちの悩みはつきません。この頃は、患者さんとのふれあいにも余裕が無い時期です。新人看護師達が悩みや、今の思いを語る時間はとても大切です。新人看護職員研修では、「悩み語ろう会」として、悩みも、良かったことも、うれしかったことも、そして“思いやり”のエピソードもみんなで語り、共有します。

 

  

 

3月の新人看護職員研修

3月15日 新人看護職員研修修了式

新人看護職員研修修了式には、本年度の新人看護師71名が参加しましました。H28修了式HP2
新人看護師は、1年間の学びを13病棟、ICUHCUOP室の部署毎に発表します。新人看護師として研修で学んだことをまとめていく過程で、それぞれが成長を実感していたようでした。

H28修了式HP3学びの発表後は看護部長さんから、一人ひとりに修了証を手渡されました。そして新人看護師は、1年間つけていた“なでしこ(新人)バッジ”をはずしました。4月からは、2年目の看護師です。看護部では、今後も経年研修、ラダー別研修等で学びを支援していきたいと思います。

 

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