岡山済生会総合病院

お問い合わせは 086-252-2211(大代表)
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診療科・部門

脊椎・脊髄外来

神経系全体から手足のしびれや痛みの原因を単一の科で系統的に取り扱い、次のような症状でお悩みの患者さんを専門的に診察し、治療しています。

頚髄症状

手足のシビレや痛み、手指のぎこちなさ(ボタン掛けができない、箸が上手く使えない等)、歩行困難(つまずきやすい)、排尿障害(頻尿、尿失禁)

腰椎症状

お尻や足のシビレや痛み、歩行困難(休み休みでないと歩けない)、残尿感、排尿障害

難治性腰痛

各種の保存治療に抵抗性の腰痛を対象とします。胸・腰椎圧迫骨折、腰椎すべり症、側弯症、椎間板性疼痛

当科の脊椎・脊髄手術の特徴

皮膚切開が少なく美容的に優れており、手術による筋肉損傷を最小限に抑えています。微細な脳を、顕微鏡を使って毎日手術している脳神経外科医が、得意とする安全で低侵襲(患者さんの負担が少なく、早期に退院できる)な手術を行います。当院では手術法だけでなく、全身麻酔・手術体位から独創的かつ低侵襲な方法を採用しており、超高齢者の患者さんでも術後早期の回復を可能にしています。術後は、当日または翌日から歩行開始し、7~10日間で退院です。

第2に当院では、特徴である手術治療だけでなく、できるだけ手術を回避する目的で、頚部・腰部神経根症(一側の肩・上肢またはおしり・下肢のしびれ痛み、頚部痛)に対して選択的神経根ブロックという保存的治療(手術以外の治療)を実施しています。本治療で多くの患者さんが手術をしないで、よくなられています。特に選択的頚部神経根ブロックは最新の治療法であり、頚椎から出る神経根の1本1本を直接同定し注射治療します。注射直後からしびれ痛みの改善が得られます。本治療には、施行医師の深い解剖学的理解と最新のレントゲン透視装置(C-arm 、CTガイド)が必須のため、まだ日本では一般的に普及していません。

第3の特徴として当科の脳外科医師は、年に1~2回の海外脊椎研修を受け、常に最新の欧米式手術治療を学び、日本人に合うスタイルで日常診療・手術に還元努力しています。現代は患者さんの医療に対するニーズが非常に高いものとなり、医師側もそれに対応して安全かつ高度の先進医療を提供すべき状況となってます。

頚椎手術

頚椎椎間板ヘルニア、頚部神経根症(一側上肢のしびれ痛み、頚部痛、肩・肩甲骨の痛み)に対しては、手術を回避するためまずは選択的頚部神経根ブロック治療(所要時間:15分)を実施しています。前方固定術、鍵穴除圧術(keyhole)、後方手術を症例に応じて選択します。頻度の高い頚椎症性脊髄症に対しては、後方椎弓形成術を実施することが多く、最新のわずか3cmの皮膚切開(一般的には15~20cm位)にて、第2~7頚椎までの椎弓形成術(K-method)をします。

山陽・瀬戸内近県では、K-method手術を行うことが可能な唯一の施設です。低侵襲な手術のため大きな傷が残らず、手術後の痛みもほとんどありません。手術当日または翌日から歩行開始します。

腰椎手術

下肢・おしりの痛みに対しては、選択的神経根ブロック(所要時間:10分)で除痛し、かつ責任神経根を同定します。腰痛の原因に成り得る腰椎椎間板・関節に対しては、椎間板ブロック・関節ブロックを実施します。以上の保存的治療が無効の患者さんに手術を考慮します。

腰部椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症が頻度の高い疾患です。金属スクリューを使用せずに、2~3cmの皮膚切開で片側だけの剥離展開で、顕微鏡下に反対側の圧迫要因を脊柱管内側から除圧します(片側進入両側除圧術)。術後の疼痛が少なく、高齢者でも翌日から歩行開始できるのが特徴です。腰椎すべり症、変性側弯症で固定術(金属スクリュー、スペーサを使用する手術)が必要な症例では、欧米では主流(日本では95%以上が後方手術)の腹部を切開進入する腰椎前方固定術ALIFと、従来の後方固定術(TLIF,PLIF)を症例に応じて選択して実施しています。腰椎前方固定術では、術後の腹痛はほとんどないのが特徴です。術翌日から歩行開始します。

昨今の脊椎外科では低侵襲脊椎手術(MIS)が急増しています。我々は、最新の14~30mmのチューブを使い、そのチューブ内で顕微鏡下に手術します。顕微鏡手術は、内視鏡手術に比べて3次元的視野が得られ、術者の適切な視認性・操作性を保証します。欧米、日本ともに顕微鏡手術が主流です。

胸・腰椎圧迫骨折

局所麻酔下で背中に針を刺し、骨折椎体にセメントを充填します(経皮的椎体形成術)。耐え難い腰痛・背中の痛みが直後より消失するのが特徴です。必要に応じて手術的に椎体置換術も実施しています。

受診のご案内

※ 頚椎、胸椎、腰椎の病気でお悩みの方は、「脊髄・脊椎外来」を受診されてはいかがですか?

【お願い】できるだけ紹介状をご持参ください

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