地域包括ケア病棟の入院のご案内
ご挨拶
やさしさと思いやりを大切にした質の高い看護を提供します
岡山済生会外来センター病院は、地域包括ケア病棟80床を備えた病院です。岡山済生会総合病院などの急性期病院での治療を終了したあと「もう少しリハビリがしたい」「家へ帰るための準備をしたい」といった患者さんや、在宅療養中にご家族が対応に困った場合(軽い発熱や食欲不振、ご家族の介護疲れなど)の方が入院可能な病棟です。
9階には「はなみずき」病棟、10階には「さくら」病棟と愛称をつけました。岡山県総合グラウンド(運動公園)や半田山が一望できる病室もあり、とても明るい雰囲気の病棟です。
患者さんが安心して、スムーズに在宅や施設に復帰していただけるよう、医師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーなど多職種によるチーム医療を行います。そして生活の場へのかけはしとして、地域の方々、関連する施設との連携を大切にしていきたいと思います。
看護体制はPNS方式を取り入れています。意思決定支援や退院前訪問、摂食嚥下療法などの患者さんの在宅復帰に向けた、安心を支える看護サービスを発揮できるよう、そして「自分の家で暮らしたい」という思いに答えられるような看護を行っています。
2019年4月1日
岡山済生会外来センター病院 総看護師長
認定看護管理者 茅原路代
面会制限のさらなる緩和について(2023年3月14日より緩和)
岡山県の新型コロナウイルス感染症発生動向および、国の規制緩和などの推進を受け、原則禁止にしている面会制限につきまして、令和5年3月14日より、さらなる緩和を行います。
※事前の申込は不要です。
※急遽、内容の変更や面会禁止措置を構ずることがございます。あらかじめご了承ください。
ご面会条件 |
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面会日 |
月曜日~金曜日 (土・日・祝不可) |
面会時間 |
14:00 ~16:00 |
滞在時間 |
30分以内(滞在時間の厳守、飲食不可) |
面会人数 |
最大2名まで(中学生以下は不可) |
面会をされる方は以下を厳守ください |
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オンライン面会終了のお知らせ(2022年10月11日更新)
岡山済生会外来センター病院では、新型コロナウイルス感染症対策として入院中の患者さんへの面会をご遠慮いただいていた期間にオンライン面会を行っていましたが、上記のとおり面会が可能となりましたので、2022年10月18日(火)からオンライン面会を中止いたします。
※今後の感染状況に応じ、再開することになりましたら改めてお知らせします。
地域包括ケア病棟とは
岡山済生会総合病院などの急性期病院での治療を終了し、病状が安定した方が、自宅退院(または在宅系の施設入所)を目指す病棟で、退院までの支援をさせていただきます。また、在宅療養中の方でも、病状が悪化し入院治療が必要なときや、一時的に在宅介護が困難になったときなど、さまざまな入院療養に対応いたします。
急性期病院では、病状が安定すれば退院となります。しかし、もうしばらく入院を継続しつつ、我が家へ安心して帰るために当院の「地域包括ケア病棟」でお手伝いができます。
入院期間は、病状や個々の退院準備によって異なりますが、60日が限度です。
対象となる方について
- 急性期治療が終了し、病状が安定している方
- リハビリテーション、医療上必要な自己管理指導などが必要な方
- 在宅へ帰るための準備期間が必要な方(すぐに自宅に帰るのは不安な方)
※ 岡山済生会総合病院からの転院の場合は、シャトルバス、寝台車(救急車)、福祉車両などで転院のお手伝いをしています。
- 在宅療養・訪問看護などを受けていたが、体調不良があり入院が必要な方
- 地域のかかりつけ医から紹介された方
他にも、在宅ケアをされている介護者の休息目的や事情により、一時的に在宅介護が困難になった場合、当院に短期入院(レスパイト入院)することができます。
留意事項
当院では、一般的な血液検査・レントゲン検査・投薬治療はできますが、急性期病院で行うような高額な医薬品の投与や特殊な検査などは対応できません。
病状の変化により、主担当医が急性期病院での治療が必要と判断すれば、岡山済生会総合病院などに転院していただく場合があります。
入院当日は、外来センター病院1階の説明センターにある入院窓口にお越しください。
施設のご案内
7階入退院支援室・医療福祉課
病気や障害に伴って生じるさまざまな生活上の問題について、退院支援看護師や医療ソーシャルワーカーがご相談をお受けしています。各種制度・サービスの情報提供をはじめ、患者さんやご家族のその後の不安や心配事についても一緒に考えていきます。どうぞお気軽にご相談ください。
※相談内容、プライバシーは厳守いたします。
7階リハビリテーションセンター
生活リハビリとは
生活リハビリとは、リハビリテーションの専門スタッフが直接的に筋力や関節の動きの向上を目指した機能訓練を実施するのではなく、トイレや食事、入浴など日常生活で行う活動をリハビリととらえ、日常生活における動作を過不足なく支援することで身体機能や動作能力の維持や向上を目指すものです。
一般的に、「高齢者は2週間寝たきりになると足の筋肉が20%も萎縮する」といわれています。そのため、あまり体を動かさなくなると、筋肉がおとろえ、関節の動きが悪くなり、最悪の場合、寝たきりとなってしまうことがあります。しかし、運動習慣がない方々に無理に運動を提案しても長続きしません。日常生活で行う活動にできるだけ自分の力で取り組む「生活リハビリ」を行うことで、身体機能の低下を防ぎ、維持する効果が期待できます。そのため、自宅での生活復帰を目指す地域包括ケア病棟などでは、この「生活リハビリ」という考え方が重要です。
地域包括ケア病棟での取り組み
1. 目標設定
患者さんごとにスタッフみんなで目標を話し合い、退院までの段階的な目標を記載したシートを病室に掲示します。
目標設定シート
2. 病棟での日常生活動作練習
患者さんの動作能力を見きわめ、適切な介助量で生活を支援できるようにスタッフの間で情報共有を行います。適切な介助量は、身体機能の改善を促進し、生活範囲を広げていくことにもつながります。
3. 病棟レクリエーション
レクリエーションは、単調になりがちな入院生活に変化を与えるだけでなく、体・脳・こころの健康によい影響を与えるとされており、毎日30分程度実施しています。
いつまでも住み慣れた環境で自立した生活が営めるよう、日常生活そのものをリハビリととらえる「生活リハビリ」に取り組んでいきましょう。
病棟
病室料金
9・10階デイルーム・スタッフステーション
入院中の過ごし方
体力向上のため、しっかり活動しましょう!
季節行事


地域包括ケア病棟では、毎日のデイケアに工夫をしています。
医師によるミニレクチャーもその一つです。入院中にたくさんのことを学ぶことで、自宅での生活に活かしていただければと思います。
今回は、山本浩之先生による「知っておきたい心臓病のお話」でした。
入院患者さん、ご家族の方も参加していただきました。
参加者から「いい勉強で参考になりました」「機会があったらまた聞きたい」「山本先生のお話は、穏やかで聞きやすかった」など好評の声がありました。
参加していただいた皆さま、ありがとうございました。
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